10月16日(月) 【福岡県】敬愛中学校・高校 本願寺 鎮西別院
10月17日(火) 【福岡県】福岡教育大学附属久留米中学校 同校体育館
敬愛中学校・高校
今回は風5回目の公演となりました。肝っ玉おっ母、ヘレンケラー、touchを2回と上演した学校です。
今回も校内にある本願寺鎮西別院での公演でした。私たちもこの場所に来て前回の公演の様子を思い出したりなど再会の喜びを感じました。
前日、機材の搬入を行うなかで担当の先生が「演じる人が準備をするからこんなチームワークが出来るんですね。」と作業を見ながら話してくれて、改めて人と作ることで見えるもの、豊かさや可能性を語り合うそんな時間になりました。
本番は中学生、高校生全員が観劇しました、リラックスしながら見ているのがよくわかり、それぞれのヘレンケラーの物語が残っていくような時間でした。
終演後、生徒さんの挨拶では、「本でヘレンのことは少し知っていたけれど、本では得られない貴重な経験になりました、ヘレンとアニーの関係がとても面白かった。」と語ってくれました。
終演後は舞台の見学から座談会と撤去作業のお手伝いに別れて、交流の時間を過ごしました。この時間のなかでさまざまな表情が生まれ、作業のなかのふとした会話のなかで笑いが起こったりなど、本番では見れない互いの姿が経験となり、改めての発見とひとりひとりの未来に繋がっていくのではないかと感じます。
福岡教育大学附属久留米中学校
久留米中学校は2020年にtouchを予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で、行事を行うことができず3年越しにこの日を迎えることができました。
開演前は生徒の司会の生徒さんから校長先生の挨拶があり、「みなさん、デジタルの表現はたくさん見ていると思います、今日は目の前に起こる生の表現を楽しんで経験してください。」校長先生の期待を込めた言葉で開演となりました。
本番は、その言葉に呼応されるように、じっと舞台を見つめる姿が印象的でした。時には笑いが生まれ、そこから見ているみんなが繋がっていくような客席となりました。
終演後は11月に開催される文化祭での演劇発表に向けて、全員での座談会を行いました。全学年、クラスごとに発表があり、とても力をいれているのがわかります。
キャスト、監督、道具、照明、映像、音響、衣装と役割が決まっていて稽古もはじまっているとのことでした。みなさん、みんなでひとつのものをつくる喜びと難しさを感じながら、本番への期待と今の悩みを抱えながら創っているのを質疑応答でとても感じました。
みなさんにとって発表が良い思い出と経験となることを願っています。
公演の場を通して、改めて人が集まることの喜びや力を感じます。
まだまだ巡回公演は続きますが、その喜びと可能性を考え、受け取りながら続けていきたいと思います。