風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』 秋の九州ツアー 第3週目

2023-10-18 08:16:26 | 全国巡回公演

秋の旅公演ももうすぐ一か月となります。

残暑からの気候の移り変わりで、体育館の公演もやっと過ごしやすいこの頃です。

10月12日(木) 【大分県】大分大学教育学部附属中学校 同校体育館

大分大学教育学部附属中学校

大分大学教育学部附属中学校は、今年度、やっと全学年一緒に観劇できることとなりました。その喜びは先生方と生徒の皆さんの熱気から伝わってきます。バックステージ見学には、みなさん興味深く参加して楽しんでいました。
開演とともに、集中した空気とリラックスする時間のメリハリが印象的なみなさんでした。

先生方も生徒たちの姿を見ながら、笑顔になって楽しんでいただけたのが、なにより嬉しく思います。

後片付けには、男子・女子バスケ部のみなさんはじめ、たくさんの有志の方々に来ていただきました。本当にありがとうございます。今年はまだ出来ないとのことですが、学校恒例の全生徒の演劇発表会が開催されることを願っております。来年の再会が楽しみです。

朝夕が冷え込む日々となりました。旅メンバーそれぞれに身体に気をつけて、来週からの公演を楽しみにしています。

文:緒方一則(アナグノス校長役)


2023年『Touch ~孤独から愛へ』秋 東日本・西日本ツアー 4週目

2023-10-18 07:41:58 | 全国巡回公演

『Touch~孤独から愛へ』の旅、四週目を迎えます。

金木犀のかおりをいたるところで感じ、秋を感じながら、今週は、兵庫県、広島県、岡山県の公演でした。

 

10月11日 淡路三原高校

   12日 日彰館高校 三次青陵高校 合同公演

   13日 津山商業高校

 

10月11日 淡路三原高校

淡路三原高校では、1998年に『星の王子さま』を上演し、二回目の公演です。

カーテンコールの打ち合わせのために一足早く体育館にきた生徒会長。舞台へと変わっている体育館をみて、「俺も出たい!」と期待が高まっているようでした。

開演前、担当の先生から「劇団風の皆さんの公演です。名前の通り全国にいろんな風をふかせている劇団です。今日、この晴れた日にここにどんな風をふかせてくれるのか楽しみにしています。いつも通りのみなさんでリラックスして楽しんでください。」とあいさつしていただき、大きな歓声と拍手に包まれながら開演しました。

カーテンコールでは、生徒会長が「アメリカが舞台で孤児たちが出会い、疑似家族を創っていくというなかなかふれることのない設定でしたが、迫力のある演技に圧倒されました。」と話してくれました。

終演後、担当の先生から舞台見学と撤収作業のお手伝いの呼びかけがあり、多くの生徒さんが舞台上に来てくれました。

先生も一緒に舞台の前で記念撮影。

撤収作業のときには生徒さんから、淡路人形浄瑠璃を郷土部という部活でやっていると教えてくれ、「舞台の設置をしていて通じるところがあるけど、こんなに大掛かりで驚いた。」と話してくれました。

最後に役者とともにポーズを決めて記念撮影。

 

10月12日 日彰館高校 三次青陵高校 合同公演

広島県教育委員会の県立高校の学校間の連携事業により、今回の公演が実施されました。

日彰館高校はこれまで6回、『ハムレット』・『星の王子さま』・『ヘレン・ケラー』と『Touch』を上演しています。そして、三次青陵高校は風初の公演です。

会場となる三次市民ホールきりりの前には続々と両校の生徒さんが集まってきています。

ホール内に入ると、「きれい! 家の中みたい。」とセットに驚く声やどんな話なのか友達同士話している姿がありました。

日彰館高校の一年生が司会進行を務めてくれました。

日彰館高校の校長先生から、「今年の合同事業では、演劇を鑑賞してもらいます。演劇は現実を切り取って表現すると思われがちですが、ある部分を強調し、非現実の中で人間の本質が描かれます。この演目でどのような人間の本質が描かれるか楽しみにしています。普段私は、球場に行ったり、ライブに行ったりします。テレビやネットでは味わえない、その場にいるからこそ感じられること、その場に居て、生きているということを感じてください。」とあいさつしていただき開演しました。

 

カーテンコールでは、代表の生徒さんが「私は、フィリップが成長し、ハロルドが世界について教えてあげているシーンが印象にのこりました。ほかにも、ハロルドがなくなってから、ハロルドの大切さに気付いたトリートのシーンに感動しました。」と感想を述べてくれ、素敵な花束をいただきました。

その後、日彰館高校、三次青陵高校両校の生徒さんの質疑応答が行われました。

それぞれ、舞台の感想とともに、質問が出演者に投げかけられていました。

質疑応答でハロルドに元気づけてもらう生徒さん。

高校時代にやっていたこと考えていたことについてや舞台にかかわる仕事についての質問もありました。

終演後、先生方から、「質疑応答で出演者の高校生時代の話をきき、とても身近に感じられたと思います。とてもいい時間でした。」と話していただきました。

 

10月13日 津山商業高校

この学校では、1995年に『Touch』を上演し、二回目の公演です。

開場する前に、様子が気になったと体育館に来てくれた男子生徒さん。体育館が『Touch』の劇場にかわっていることの驚いきながら、急遽舞台見学が始まりました。

劇団員の説明を聞きながら、隅々まで見学してくれていました。

担当の先生から「せっかくの機会なので真剣に見てほしいですが、リラックスしながら楽しんでください。」とあいさつの言葉をいただき、生徒さんの拍手の中で開演しました。

開演中は、リラックスしながらも食い入るように舞台に向かってくれていました。

カーテンコールでは、代表の生徒さんが「今日は上演してくださりありがとうございました。演劇をみる機会が少なくなっている中で、今回みることができ演劇の面白さや素晴らしさを知ることが出来ました。」と感想を述べてくれました。

終演後は、当日の呼びかけで撤収作業のお手伝いに多くの生徒さんが来てくれました。

舞台がなくなる前に、見学もしてくれました。

生徒さんのにぎやかな声に元気をもらいながら、どんどんと作業が進んでいきました。

舞台機材の運び出しが終わり、最後まで残ってくれた生徒さんとの記念撮影。

バスが学校を出る時まで、見送ってくれました。

みなさんに元気をもらいながら、次の週は東日本に向かいます。

文:音響 上田舞子