風のBLOG

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2023年『Touch ~孤独から愛へ』秋  東日本・西日本ツアー    3週目

2023-10-10 22:30:47 | 全国巡回公演

 

月も変わって10月に入った3週目は、東日本での公演となりました。

10月3日(火)    福島県文化振興財団【福島県】パルセいいざか
10月6日(金)    柏の葉高校【千葉県】 柏市文化会館


福島県文化振興財団


今回の公演は、バリアフリー上演で行われました。

参加してくださったのは、大笹生支援学校、だて支援学校、郡山支援学校、須賀川支援学校、たむら支援学校、視覚支援学校、聴覚支援学校福島校です。なかにはバスで1時間以上もかけて来てくれた学校もありました!

加えて当事者団体をはじめ一般の方々で、500人を超える客席となりました。

今回、トリートを演じた佐野準が地元福島市の出身ということもあって、会場は大きく盛り上がっています。


開場と同時に視覚支援学校の生徒さんを中心に、舞台見学か行われました。スタッフから説明を受けながら舞台装置に触ったり、出演者と話しながら衣裳に触れたりして、舞台見学を楽しんでいました。


引率された先生の「こんな風に舞台に上がって触ったりすると、舞台が身近になって芝居が身体に浸透してきますね」という声が印象的でした。


本番中では、ずっと笑いながら見ている生徒さん、台詞を繰り返して言ってくれる生徒さん、前のめりになって見いっている生徒さん。
障害のある人も、ない人も一緒になって楽しんでいる、という空間でした。


終演後も、開演前に舞台見学できなかった学校が代わる代わる舞台に上がってきて、1時間以上も舞台見学が代わる代わる行われる、賑やかな交流の場となりました。

 

柏の葉高校
この学校は、風の公演が3回目で、『Touch』は2回目の公演となります。


開場前の早い時間から多くの生徒さんが会館の前に集まっていて、開場を少し早めたほどでした。


1000人近い人数です。コロナ禍以来、感染予防対策のために学年単位などで人数を抑えての公演が多かったので、1000人近い客席は久しぶりです。


司会の先生の合図で拍手となり、それが本ベルとなって、芝居が始まります。

舞台を見つめる様子に、芝居を鏡のようにして、自分のこと、友だちのこと、家族のこと、先生のこと、社会について、歴史について考えている姿を感じました。


終演後は、ほとんどの生徒さんが舞台に上がってきて、舞台見学を楽しみました。舞台装置や小道具に触れて、驚きや発見のたびに歓声が上がります。


さらに演劇部の生徒さんたちとの座談会も行われました。多くの先生方も参加して、沢山の感想を語ってくれました。

ハロルド役    柳瀬太一