『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の公演も7月に突入し、5週目を迎えました。
6月28日(月) 【青森県】 弘前高校 弘前市民会館
7月 2日(金) 【埼玉県】 飯能市立名栗小学校 同校体育館
弘前高校
弘前高校は、昨年公演予定していましたが、コロナの影響により、今年に延期となった公演でした。
先生方の熱い想いと生徒さん方の待ちに待った想いに支えられ、実現できた公演の時間となりました。
公演は、三密を避けるために、午前と午後の公演と二回に分けての公演となりました。
午前開演では、開場時間より一足早く、弘前市民会館の入口に元気な声を響かせながら、続々と生徒さんが集合していました。
会場時には、先生方によるひとりひとりの生徒さんの検温や消毒などのコロナ対策を徹底されていらっしゃいました。
午前の公演では、1,2年生の生徒さんが鑑賞しました。公演が始まると、静かで、まっすぐな眼差しで舞台に向き合っている様子が印象的でした。
午前の公演が終わったあと、「本当に久しぶりの行事でした。生徒にとっても、私たちにとっても良い時間になりました。午後の公演も楽しみにしてます。」と、先生方が話してくれました。
午後の公演は、3年生の生徒さんが鑑賞しました。時おり、笑い声や息づかいが聞こえ、リラックスした雰囲気での公演となりました。
飯能市立名栗小学校
今回の飯能市立名栗小学校は、文化庁の事業、『文化芸術による子ども育成事業 子どものための文化芸術鑑賞・体験支援事業』の公演です。
この文化庁の事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、“あらゆる文化芸術体験の機会がうばわれてしまった状況下において、子どもたちが質の高い舞台芸術に触れる機会を創出すること”を目的とした事業です。
飯能市立名栗小学校は、3年前に文化庁の事業での『星の王子さま』を公演した学校でもあり、皆さんに再会でき、私たちも本当に嬉しいです!
今回の公演は、先生方のたっての希望もあり、『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』バリアフリー演劇の公演となりました。
公演当日は、全校生徒28人全員が揃いました!
開演前の舞台説明、そして、「私たちも、どんなひとたちも一緒にいることが出来ることを願って」という、なぜ、今回バリアフリー演劇を皆と創りたかったのかという先生の話を生き生きとした表情で聞き入る生徒さんたち。
公演が始まると、自由に見たい場所に向かい、様々な反応で全身で鑑賞をしていました。
公演が終わると、、、なんと!生徒さんたちが舞台に上がり、感謝の想いを込めて、サプライズで手話で「虹」という歌を歌ってくれました。毎朝、たくさん練習したそうです!
皆さん、とっても素敵な姿でした!本当にありがとうございました!!
このような状況のなか、公演を決断して下さった先生方に心より感謝申し上げます。
今週は2校での公演でしたが、とても勢いを感じる公演の時間となりました。
文:倉八ほなみ