風のBLOG

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2018年春・西日本ツアー「ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち」第3週目

2018-06-02 17:53:08 | 全国巡回公演

春の巡回公演もあっという間に3週目となりました。

 

 

5月23日(水)防府西高校 (山口県) 同校体育館
5月24日(木)西城陽高校 (京都府) 文化パルク城陽
5月25日(金)坂出第一高校 (香川県) 坂出市民ホール

 

防府西高校


まずは山口県の防府西高校での体育館公演でした。
この日からアニー・サリバン役が渋谷愛となった初日です。
防府市は私が高校卒業まで暮らした故郷。その地で元気で活気ある若者たちと出会えました。創立40周年行事ということで、振り返ってみると私の同級生が第一回生の高校です。
開演前入場整列した後、司会の先生が「見えずらい人は前の側面側に移動してもいいですよ。」の声に一斉に動き出した姿は圧巻でした。演劇鑑賞を楽しみに待っていてくれた意識の高さを感じます。


芝居をリラックスして、なおかつ熱気を持って観ている眼差しが感じられる時間でした。
終演後もたくさんのバックステージツアーへの参加者と演劇部の座談会で盛り上がっていました。

 

 

 


女子バレー部、男女バスケ部、卓球部や有志の生徒さんたち、本当にたくさんのお手伝いありがとうございました!多くのお見送りを受けて京都へと移動しました。

 

西城陽高校

(西城陽高校の公演の模様は写真に撮れませんでした!申し訳ありません。)


西城陽高校は私たちにとって初めて上演させていただく学校です。
毎年二年生が舞台発表を秋に実施しているとのこと。そのため舞台上の役者はもちろん、美術・音響・照明・演出などさまざまに意識の高い鑑賞の姿を感じました。
この日は終演後、二年生全体での公開座談会を旅公演班みんなと実施しました。
総合芸術と呼ばれる演劇についての質疑応答では、生徒さんの質問をもとに演出の浅野佳成から役者について・転換での舞台の進行について・個性とは何かについてなど話していきました。音響さんと照明さんが息を合わせて場面を創るところなど、つい先ほど観た本番のワンシーンを再現して、みんなで力を合わせることの大切さを少しでも感じてもらえたのではないかと思います。秋の発表に向けて、発見とヒントをすこしでも感じてくれたならと願っています。

 

坂出第一高校



京都府から瀬戸大橋を渡り香川県坂出市へ。
坂出第一高校は今回で風は3度目の公演になります。『ヘレン・ケラー』は7年ぶりの上演となり、今回は創立111周年記念行事の一環としての鑑賞でした。


理事長先生・校長先生の講話の後、盛り上がりの中で開演。長い歴史を経て、今ここにあるということ、そのなかで多くの先達が築き上げた学校への想いを感じます。

 


終始舞台上で起こることを見逃すまいとする眼差しを感じながら元気な姿で鑑賞を楽しんでいました。

 


バックステージツアーは大盛況で興味津々に劇団員と語り合っていました!

写真部の女子生徒さん、ラグビー部の男子生徒さん最後までお手伝いいただきありがとうございます。


来週は万葉の里、畝傍から始まります。旅班一同元気な公演を続けていきます!

 

文:緒方一則(アナグノス校長役)