風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』西日本・東日本地域巡回公演ツアー7週目

2016-11-17 11:10:42 | 全国巡回公演

今秋の『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』のツアーもあと一週間となりました。
先週の岩手県での公演を終え、いったん東京へ。翌日には愛知県安城市へ。

11月7日(月) (愛知県) 安城高校 安城市民会館
11月8日(火) (大阪府)市岡東中学校 同校体育館
11月10日(木) (高知県)安芸中学校・高校 同校体育館

安芸高校
安城高校での上演は初めてとなります。





驚いたのは今回の芸術鑑賞会のご担当の先生が 、劇団と不思議なご縁があったこと。
中学生のとき、そして高校生の頃と『ヘレン・ケラー』を観劇し、今回教師として教え子たちと一緒に観ることになりました。
劇団は今、創立30年です。大切なレパートリーとして上演を重ねてきた年月があるからこそ、今回のような出会いも生まれてきたのでしょう。そしてその思いが伝わるかのように、生徒さんたちのカーテンコールでの拍手はとてもあたたかく素敵なものでした。ありがとうございました。



公演後には演劇部と有志の生徒さんがバックステージを見学してアニー役の柴崎と座談会へ。開演前の校長先生のお話に「みなさんが人間を感じ、考える時間となってほしい」とありましたが、生徒さんたちもそのことをしっかり感じとった座談会だったようです。ご担当の先生はお子さんが生まれたばかりとのこと。次回観るときには、父親としてまた新しい発見が生まれてくるのではないかと楽しみにして下さいました。

市岡東中学校
愛知から大阪市へ。市岡東中学校も風は初めてとなります。



演劇鑑賞はやっていたそうですが、今回のような大掛かりの舞台は初めてとのことで、先生方も楽しみに待っていて下さいました。体育館に入場した時の中学生の驚きの声から、これから共にする時間への期待が感じられます。







こじんまりとした空間の中で、とても身近に触れ合えた二時間を過ごした上演でした。生徒会役員のみんなは舞台裏も見学して、自分たちの発表会に向け良い刺激になってくれたら嬉しいです。



安芸中学校・高校
今秋二回めとなる高知県へ。



安芸中学校・高校は2007年の『星の王子さま』以来の上演で、前回来た旅メンバーも懐かしく思い出していました。
保護者の方、同窓生や地域の方々もたくさん来ていただき、終演後に呼びかけていただいたバックステージ見学は100人近いみなさんが舞台上に。







私たちも驚きましたが、校長先生はじめ先生方がその様子を見て、「こういう経験が大切ですよね。」と笑顔で眺めながら喜んで下さったのが嬉しかったです。
後片付けは運動部の生徒さんはじめ、たくさんの方にお手伝いいただき、二階の体育館にもかかわらずあっという間に舞台装置はトラックに積み込まれました。ほんとにありがとうございました!


あと、三年前に『ヘレン・ケラー』を上演し、今年6月に『ジャンヌ・ダルク』の公演でお世話になった愛媛県の丹原高校。美術部員のみなさんが劇団員の似顔絵を描いてくださり、思い出深い交流の時間を過ごした高校です。
つい先日公演後のご挨拶に伺ったところ、写真の麺をお土産にたくさんいただきました。



お米から作った麺でコメコ麺です。丹原で人気売り出し中らしいです。美味しそうです。
ほんとうにありがとうございます。おいしくいただきます。

アナグノス役:緒方一則