風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』 西日本ツアー 第4週目

2016-06-22 22:13:16 | 全国巡回公演

6月6日京都府 立命館高校の講堂で、座談会を行った生徒さんたちと。

「ジャンヌダルク」のツアー四週目は

立命館高等学校
高島高等学校
福井大学教育学部附属中学校
米子北高等学校


での4校の公演です。

6月5日、日曜日
今日は、立命館高等学校の公演のために舞台を前日仕込みします。
立命館高校までの道を、風の11トントラックが通れないので、2トン車と3トン車に積み替えをして、学校に舞台道具を搬入します。
ちなみに、「ジャンヌ」の旅メンバーに、大型車運転免許を持ってるの劇団員が5人います!!
立命館高校の敷地には、立派なサッカー場があり、今日も生徒たちが、夏のような日差しが差す中で汗を流していました。僕たちは、そのサッカー場の横で、生徒たちの練習の声を聞きながら、道具の搬入をしました。

6日、月曜日
立命館高校の本番です。
生徒たちは、慣れ親しんだ講堂が劇場に変わっているのに驚きながらも、リラックスして芝居に入ってきました。
終演後は、放送部員の生徒さんに加え、希望してきた生徒たち約30人が、バックステージワークショップに参加しました。
その後、舞台の撤去、運びだしを放送部員の生徒が手伝ってくれました。生徒たちは、「ジャンヌ」の芝居に衝撃を受けたそうです。



終演後に行われたバックステージ・ワークショップの様子。

6月7日、火曜日
滋賀県高島市民会館での高島高校の公演です。
高島高校は、風の公演を行うのが始めてで、僕たちも高島市に行くのは始めてです。
700人の生徒が、ときには笑いながら、ジャンヌの姿に真剣な眼差しをおくり、2時間のあいだすごい集中力で観劇してくれました。




終演後、約20人の生徒がバックステージワークショップと座談会に参加しました。
ジャンヌダルクのバックステージでは、斜めに競り上がった坂道(ジャンヌが戦闘服を着て、剣と旗を振る場所)に生徒が上れるのですが、とりわけそこでは、生徒たちは盛り上がっているようです!今日も、高島の生徒たちも坂道の先端で興奮していました。


6月8日水曜日は、
福井県、福井大学教育学部附属中学での公演です。
この学校では、伝統的に生徒が演劇を行う行事に取り組んでいるそうです。
そのような背景もあったのか、ジャンヌの芝居を観劇する姿勢もリラックスしつつ、様々な反応を舞台にかえしてくれました。「ジャンヌダルク」の芝居を観て、これから演劇を造る生徒たちの中にも、芝居に対する炎が燃え上がってきたようでした。


文化祭で演劇に取り組む3年生の生徒さんたち。照明の仕込み図などの説明を受けています。

終演後にも体育館に組んだ舞台の撤去と座談会も、演劇に対する生徒たちの興味が感じられる時間になりました。



公演後撤去を手伝ってくれた生徒さんたち。



6月9日、木曜日
米子市で、鳥取県文化振興財団主宰による、米子北高等学校の公演です。
鳥取県文化振興財団とは、風は長らく交流があり、芝居はもちろん、ワークショップなどもよく行っています。

今回の公演で「ジャンヌダルク」の米子での公演も三年目になり、ツアーメンバーも振興財団の方々とすっかり顔見知りになりました。
米子北高校の生徒たちの観劇は、様々な表情が伝わってきました。力を抜いて眺めるように観てる生徒もいれば、身を乗り出してみる生徒、人形を怖がったり、色んな場面で笑っている生徒もいました。




終演後には、役者がみんな、劇場の出口で観客である生徒の送り出しをしました。
ほとんどの生徒が、びっくりしたり、挨拶してくれたり、王子シャルルのものまねで感想を伝えてくれた生徒もいて、生徒の観劇後の表情を見る素敵な時間でした。

アンセラン/ピエール・コーション役:栗山友彦