頬をさす澄んだ冷たい空気から、冬の訪れを感じる季節となりました。
『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』、今回で第12週目となった公演は、トップの写真のように、どの学校でも、朝の早い時間から、お手伝いにたくさんの生徒さんが集まって下さり、その元気な姿や真剣な姿に支えられた公演となりました。
本当にありがとうございました。
写真は鹿屋工業高校の生徒さんです。
第12週目
12月7日 杵築高校(大分) 同校体育館
8日 佐伯鶴岡高校・佐伯豊南高校(大分) 同校体育館
9日 佐世保工業高等専門学校(長崎) 同校体育館
10日 鹿屋工業高校(鹿児島) 同校体育館
11日 真颯館高校(福岡) ウェルとばた
写真は鹿屋工業高校の生徒さんです。
第12週目
12月7日 杵築高校(大分) 同校体育館
8日 佐伯鶴岡高校・佐伯豊南高校(大分) 同校体育館
9日 佐世保工業高等専門学校(長崎) 同校体育館
10日 鹿屋工業高校(鹿児島) 同校体育館
11日 真颯館高校(福岡) ウェルとばた
杵築高校
『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』第12週目最初の公演は、大分県の杵築高校です。
今回、風の公演は始めてということでしたが、朝の早い時間から、お手伝いのために、たくさんの男の子たちが集まってくれていました!
普段見慣れた体育館が劇場となっている様子に歓声を上げながら入場する生徒の皆さん。
開演前の、早く始まらないかな、という客席からの温かい熱が、舞台の袖にいる私達にもひしひしと伝わってきました。
本番が始まると、一気に舞台へ真っ直ぐに向き合う客席。その視線や呼吸が、体育館という劇場をとても濃密な空気で包んでいくようでした。
1幕が終わり、途中休憩のアナウンスが流れると、重く静かな空気から一変し、今自分が見たこと、感じたことやこれからどうなるのか、と思い思いに友達と話をしている生き生きとした声が聞こえてきました。
終演後には、2年生の男子生徒さんが集まってくれました。
その中には、朝のお手伝いにも来て下っさた生徒さんもおり、「今から片付けるのか、不思議な感覚だな」と言葉にする生徒さんの姿はとても印象的でした。
慣れない作業、始めて触れる一つ一つのものに真剣に、でも、時には友達と笑いあったり協力したりと、本番とはまた違った彼らの表情。
私達も彼らに支えられ、皆で公演を創ることが出来ました。
今回、風の公演は始めてということでしたが、朝の早い時間から、お手伝いのために、たくさんの男の子たちが集まってくれていました!
普段見慣れた体育館が劇場となっている様子に歓声を上げながら入場する生徒の皆さん。
開演前の、早く始まらないかな、という客席からの温かい熱が、舞台の袖にいる私達にもひしひしと伝わってきました。
本番が始まると、一気に舞台へ真っ直ぐに向き合う客席。その視線や呼吸が、体育館という劇場をとても濃密な空気で包んでいくようでした。
1幕が終わり、途中休憩のアナウンスが流れると、重く静かな空気から一変し、今自分が見たこと、感じたことやこれからどうなるのか、と思い思いに友達と話をしている生き生きとした声が聞こえてきました。
終演後には、2年生の男子生徒さんが集まってくれました。
その中には、朝のお手伝いにも来て下っさた生徒さんもおり、「今から片付けるのか、不思議な感覚だな」と言葉にする生徒さんの姿はとても印象的でした。
慣れない作業、始めて触れる一つ一つのものに真剣に、でも、時には友達と笑いあったり協力したりと、本番とはまた違った彼らの表情。
私達も彼らに支えられ、皆で公演を創ることが出来ました。
佐伯鶴岡高校・佐伯豊南高校
今週2回目の公演は、佐伯鶴岡高校、佐伯豊南高校です。
この2校は来年度には統合し、佐伯豊南高校となるそうです。
佐伯鶴岡高校とは、今回で10回目となる風の公演。
佐伯鶴岡高校にとっては、最後の公演となり、先生方、生徒さん方にとっても、様々な想いの中での公演となったようです。
学校に到着すると、たくさんの男子生徒、女子生徒の皆さんがお手伝いのために集まってくれていました。
とても明るい声を上げながら入場する生徒の皆さん。
本番が始まると、“何が起きているのだろうか”と、とても静かに舞台を見つめていましたが、物語が進むにつれて、彼ら自身もリラックスし、舞台上で起こる出来事の瞬間瞬間に思い思いの反応を起こしていました。
終演後には、明るい表情でたくさんの生徒さんが撤去のお手伝いに、そして、座談会には3人の生徒さんが集まってくれていました。
自身も中学時代に演劇を経験したことがあると話す女の子達。
“一つのことをやり切った”こと、そして、これから自分がやり切っていきたい事や想いを、悩みながらも波紋のように語り合う彼らの姿。
この1日の公演が、彼らの中での大きな刺激となってくれたようです。
佐世保工業高校
今週3回目の公演は、佐世保工業高等専門学校です。
佐世保工業高等専門学校では、2010年の『ハムレット』の公演以来、風2回目の公演です。
学生会の皆さんが朝の搬入のお手伝いに集まってくれました。
さすが、工業の学生の皆さん!
チームプレイも抜群にとても手際よくお手伝いをしてくれました。
900人という生徒数のため、体育館いっぱいに詰まった客席。
劇場となった体育館での本番は、客席から、静かに凛とした空気が流れていました。
終演後は、学生会長さんからの「アニーの情熱や努力、何事にも諦めないこと、そして、ヘレンの負けず嫌いなところが上手く噛み合っていくところが良かったです。」と挨拶の言葉を頂きました。
また、座談会にも早くから集まってくれ、公演を通して感じたことを、笑顔で語ってくれたりと、とても盛り上がったようでした。
今回の公演が、舞台や自身のことだけでなく、皆で何かをする中で、仲間達の意外な側面の発見や出会いの場ともなったようです。
部活に来た女子バスケ部の皆さんです。
なんと、終演後、ハムレットでお世話になった当時の芸術鑑賞行事の担当の先生から、学校の近くの美味しい佐世保バーガーの差し入れを頂きました。
皆さんの想いのこもった佐世保バーガーは絶品でした!
本当にありがとうございました。
今週3回目の公演は、佐世保工業高等専門学校です。
佐世保工業高等専門学校では、2010年の『ハムレット』の公演以来、風2回目の公演です。
学生会の皆さんが朝の搬入のお手伝いに集まってくれました。
さすが、工業の学生の皆さん!
チームプレイも抜群にとても手際よくお手伝いをしてくれました。
900人という生徒数のため、体育館いっぱいに詰まった客席。
劇場となった体育館での本番は、客席から、静かに凛とした空気が流れていました。
終演後は、学生会長さんからの「アニーの情熱や努力、何事にも諦めないこと、そして、ヘレンの負けず嫌いなところが上手く噛み合っていくところが良かったです。」と挨拶の言葉を頂きました。
また、座談会にも早くから集まってくれ、公演を通して感じたことを、笑顔で語ってくれたりと、とても盛り上がったようでした。
今回の公演が、舞台や自身のことだけでなく、皆で何かをする中で、仲間達の意外な側面の発見や出会いの場ともなったようです。
部活に来た女子バスケ部の皆さんです。
なんと、終演後、ハムレットでお世話になった当時の芸術鑑賞行事の担当の先生から、学校の近くの美味しい佐世保バーガーの差し入れを頂きました。
皆さんの想いのこもった佐世保バーガーは絶品でした!
本当にありがとうございました。
鹿屋工業高校
今週3回目の公演は、2007年の『ハムレット』以来4回目の鹿屋工業高校です。
朝の搬入のお手伝いには、とても元気な野球部の皆さんが集まってくれていました。
元気な掛け声で積極的に動く野球部の皆さん。
生徒数のほとんどが男の子で、女の子は10人ちょっとしかいないそうです。
本番が始まると、時には静かに、そして、時には舞台に語りかけてみたりと、自身の感性を揺らしながら舞台に向き合っているいる姿が印象的でした。
公演が終わると、実は昨年、国分中央高校で『ヘレン・ケラー』を観ました、と、先生が声を掛けて下さいました。
“場所や観客が変わるだけで、こんなに違うのですね。生徒の雰囲気も作品も前回とは違い、たくさんの発見がありました。”と、笑顔で語ってくれました。
ポンプの構造に皆興味津々。
終演後には、たくさんの生徒さんが集まってくれ、あっという間に劇場から、皆さんの体育館に戻りました。
座談会では、自分の中で起きた様々なインスピレーションを次々と語り、公演とそして、自身を通してたくさんの発見があったようです。
真颯館高校
今週最後の公演は、芸術鑑賞行事を初めて行ったという真颯館高校です。
今週最後の公演は、芸術鑑賞行事を初めて行ったという真颯館高校です。
巡回公演最後の会館での公演。
舞台上に出来上がったセットに、これから始まることへ、様々な想像力を働かせているようでした。
開演前、“今回の劇のテーマは愛。LOVEです。愛は目には見えません。ですが、相手から愛を注がれると、優しさや温かさを感じることが出来ます。”と校長先生による、公演への思いを、愛を込めて生徒に語っていました。
先生方の想いのバトンを生徒も、そして、私たちも受け取り、客席からの盛大な拍手の中、本番が始まりました。
本番中は、友人達と共に、舞台と共に、自身の感性を巡らせながら、とても自由に作品と出会ってくれているようでした。
終演後のバックステージツアー、座談会には、舞台を観たり、話したいと、希望者の生徒さんが数名来てくれました。
舞台一つ一つの装置や工夫に“すごい”と声を漏らす生徒さんの姿。
自分の手で触れ、全身で舞台空間を感じてくれているようでした。
座談会では、しっかりとした瞳で役者の話を聴き、見つめる姿がありました。
『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』、九州巡回公演も残り1週間となりました。
これまでの濃密な出会い、そして、共に公演を創り上げてきた皆さんの想いや発見を、私たち自身も胸に想い、頑張っていきます。
文:ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ