風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』九州巡回公演第11週目

2015-12-06 16:02:12 | 全国巡回公演

ヘレン・ケラーの旅は11週目を終えて、残り2週間となりました。

一旦、東京に戻った旅のメンバーは、12月25日~27日に行われるレパートリーシアターKAZEでの凱旋公演の準備をしました。ぜひ、皆さんのご来場お待ちしています!!

第11週目

12月3日 鹿児島県 出水中央高校 出水市文化会館

   5日 福岡県 九州産業大付属九州高校 同校講堂

 

出水中央高校

出水中央高校は、91年『星の王子さま』、94年『Touch』、2000年『星の王子さま』、03年『ヘレン・ケラー』、09年『肝っ玉おっ母とその子供たち』の上演を経て、6度目の上演です。

開演前の担当の先生、校長先生のご挨拶では、「時は、1880年、」と生徒さんたちに向けてヘレン・ケラーとその家庭教師アニー・サリバンの二人の出会いから生涯の話があり、「出水中央高校の皆さんでヘレン・ケラーを迎えましょう!!」と熱いメッセージが送られました。

本番が始まると、皆さん1つ1つの出来事をとてもリラックスして見てくれています。笑いや沈黙、彼ら彼女らの視線は素直で、きっと私たちの想像以上に出来事を大きく感じてくれていたんじゃないかなと思います。

公演後、校長先生との記念撮影

公演後には希望する生徒さんたちとの座談会が開かれ、たくさんの生徒さんが参加しました。

 

 

九州産業大付属九州高校

九州産業大付属九州高校では、95年の『星の王子さま』、そして昨年2014年の『ヘレン・ケラー』の公演を経て、3度目の上演となりました。昨年、今年と1年生のみの観劇です。この上演が、今後の高校生活のはずみになってくれたら嬉しいです。

満席の客席から講堂に少しずつ広がっていく空気を感じながら、時間が過ぎていきます。皆さん、始まると真っ直ぐな視線を舞台に向けてくれ、舞台に立っていて観客からの想いを感じる公演でした。その中には、ただ楽しむということだけでなく、何かをつかみたい、という感じを受けました。

終わりのカーテンコールではきっといつもの講堂とは全然違う雰囲気になっていたと思います。一生懸命お礼の言葉をかけてくれた生徒さんありがとうございました!!

公演後には、舞台見学が行われ、舞台の構造や1つ1つの小道具を手に取り、その工夫に驚きの声が上がりました。

照明、音響スタッフによる説明の様子、実際に触れて舞台を再現したりしています。

ヘレン・ケラーの旅も夏の終わりから始まり、あと2週となりました。凱旋公演まで、1回1回大切に駆け抜けて行きたいと思います。

ジェイムス・ケラー役 中村滋