風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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レパートリーシアターKAZE第12回凱旋公演『Touch~孤独から愛へ』

2013-12-25 15:20:09 | 公演情報
レパートリーシアターKAZE第12回凱旋公演
Touch ~孤独から愛へ Orphans

12月23日[月・祝]~25日[水] 開演:平日7時/祝日2時

作:ライル・ケスラー Lyle Kessler 翻訳:小田島恒志
演出:西垣耕造
舞台美術:水野統夫 作曲・音楽制作:八幡茂
照明:坂野貢也 音響:酒見篤志 照明オペレータ:森谷祐美子 舞台監督:佐田剛久
出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太



アパートの一室に暮らす孤児の兄弟。弟フィリップはアレルギーの発作に怯え、窓を開けることすらできない。兄のトリートはふたりの生活を守るため、窃盗やかっぱらいで小銭を稼ぐ。ある日、トリートの前に、自分も孤児院育ちだと話す謎の男ハロルドが現れる。彼は、この見捨てられた兄弟を“デッド・エンド・キッド(行き止まりの子ども)”と呼び、兄弟のもとに留まる。そしてはじまる3人の生活。
孤独な魂が、人を求めて寄り添い、すれ違い、また出会う。Touch―人と触れることを通して、生きる証しを掴もうとする魂の孤児たち。

『Touch~孤独から愛へ』は9月24日~12月19日まで、九州地域で約3か月間56ステージの公演を行ってきました。風のBLOGそして、風ホームページの掲示板には、公演を通して出会い触れ合った生徒さんや先生たちからたくさんの感想が寄せられています。

演劇との出会いを通して、自分自身のなかにある輝きや生きる力を再発見してほしいという願いのもとに取り組んできた風の2013年の締めくくりとなる公演。私たちの劇場で、みなさまと一緒に人について考え、感じ合いながら、次の力につなげていただけるような時間をつくりたいと考えています。
レパートリーシアターKAZE第12回 凱旋公演『Touch~孤独から愛へ』。
みなさまのご来場心よりお待ちしております。






レパートリーシアターKAZE 第12回凱旋公演
Touch~孤独から愛へ
作:ライル・ケスラー 演出:西垣耕造

☆日時:12月23日[月・祝]~25日[水]開演:平日7時/祝日2時
☆場所:レパートリーシアターKAZE
☆入場料:当日4000円/前売3800円/学生3300円

☆チケットのご予約・お申込み
東京演劇集団風/レパートリーシアターKAZE
電話:03-3363-3261
E-mail:info@kaze-net.org
 ※ホームページからのお申し込みはこちらから


『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域 最終週

2013-12-25 11:23:03 | 全国巡回公演
各地の高校では期末考査を終え、冬休み前の一週間。
11月からの『星の王子さま』の旅公演を挟み、約一ヶ月ぶりとなる『ヘレン・ケラー』の公演に出発しました。5月からの今年の巡回公演の最後の週でもあります。


12月17日(火) 安房高校(千葉県)  千葉県南総文化ホール





生徒の皆さんと先生方、そして保護者の方もこの公演をとても楽しみにしているというお話の通り、たくさんの方にご来場いただき、1200席のホールがほぼ満席となりました!
客席の皆さんの生き生きとした反応、視線をひしひしと感じる公演でした。
公演後には演劇部の皆さんはじめ、ぜひ舞台裏を見たいと来てくれた生徒さん、そしてこの公演を支えてくれた係の先生方とバックステージツアーをしながら交流を深めました。
以前、木更津や銚子の学校でお世話になった先生との再会や、今回初めて担当になったという先生が「また3年後、演劇をやりますからぜひ来て下さい!」と笑顔で言って下さったことも嬉しかったです。


12月18日(水) 寄居城北高校(埼玉県)  同校体育館

千葉からの移動で夜9時過ぎに到着した劇団員を3名の先生方が温かく迎えて下さり、泊まり込みで公演準備に協力してくれました!
公演当日は関東でも雪(!?)という予報でしたが、寒さにも負けない生徒の皆さんの熱気が伝わってきました。ラストシーンで水が飛び散った時は、さすがに最前列の生徒たちさんはビックリしましたね!!
今回は生徒会の主催行事ということで、生徒会役員のメンバーが開会から舞台の撤去まで中心になって頑張ってくれました。公演が終わった午後は、バスケ部、バレー部などたくさんの有志の生徒さんが体育館に集まって下さり、片付けを手伝ってくれました。あちらこちらで劇団員と生徒さん達、劇団員と先生方の輪ができて、話が盛り上がっていました。








12月19日(木) 館林商工高校(群馬県)  館林市文化会館

今年のツアーの千秋楽です。
2時間の公演を終えて代表の女子生徒さんが、公演中にメモしたアニー・サリバンの台詞をもとに今の想いを語ってくれました。
「“あと、あなたに覚えてほしいのは、みんなと話せる言葉。そして、生きている幸せ”という言葉が一番心に残っています。最初がヘレンの誕生の場面で始まり、ここがヘレンの第二の誕生だと感じたからです。そして、“ひよこはいつか殻を破って出てくるもの”という言葉。人と理解し合うこと、コミュニケーションを取ることは本当に難しいことだと思う。だからこそ、難しいからこそ、人と繋がっていきたいと思いました。」
ステキな言葉をいただきました!どうもありがとう。
そして、クリスマスの袋に入った記念品は・・・館林商工高校が企画・販売している飴でした!!その名も「利根川と渡良瀬川に囲まれた大地で誕生した飴」
ステキなプレゼントもありがとうございました!




この旅での出会いを一人一人の心に刻んで、また来年に向けてスタートします。

公演を終えて劇場へ戻ると、九州を巡っていた『Touch』班と、なんと同時に到着!!
このあとすぐに『Touch~孤独から愛へ』の凱旋公演を行います。3ヵ月の充実した旅公演を終えての舞台を、ぜひ見にいらして下さい!
  

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域ツアー 

2013-12-25 11:17:07 | 全国巡回公演
茨城県の霞ヶ浦高校・霞南至健中学校、東京都の聖徳学園高校で行った『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の公演から1ヶ月と少し。
霞ヶ浦高校・霞南至健中学校、聖徳学園高校の皆さん、ブログへでの公演の様子をお伝えするのが遅くなってしまって本当にごめんなさい。
皆さんと出会えたあの日のことは、今でも鮮明に覚えています!!


霞ヶ浦高校・霞南至健中学校

舞台装置を設営するために公演の前日、旅班は体育館を訪れました。
するとそこで待っていてくれたのは屈強な男子生徒の皆さん。
レスリング部3年生が、あれよあれよと言ううちにトラックから荷物を運び出してくれました。
逞しい身体とさわやかな笑顔の皆さんにお手伝いありがとう。

本番では体育館いっぱいに生徒さんたちが座っていて、高揚感溢れる空間となりました。
皆さんがつくってくれた空間から、人と人が出会うこと、同じものを分け合おうとする姿勢というのは、何かに挑戦しようと試みる力になっていくのではないかと感じました。
とっても楽しい時間となりました。







芝居が終わってからは生徒会、演劇部の皆さんとの座談会が行われました。
それぞれの活動に真摯に取り組んでいる様子が皆さんの質問や表情から伝わってきました。
3年間の高校生活は長いようであっという間のようでもありますよね。
そのエネルギーで学校を盛り上げていってください!!





体育館ではバレー部、レスリング部、野球部、バスケ部の大勢の皆さんが、これもあれよあれよという間に荷物を運び出してくれていました。
会話も笑いも絶えない時間は最高の旅班にとって最高の思い出となりました!!
ありがとうございました。


聖徳学園高校

聖徳学園高校では1年生の皆さんが観劇を行いました。
会場となった中ホールにぎゅっと詰まった空間が出来上がり、お互いを身近に感じることができました。大きな声としては聞こえなくても、友達と思ったことを口に出しながら見ている姿は、この芝居の何を見ているのかをダイレクトに受け取ることが出来る瞬間です。
題材の時代は1880年のアメリカになっていますが、聖徳学園の皆さんの視点は、その時代を超えて現在でした。自分、自分の周りにいる人たちのことを照らし出しながら舞台を見る皆さんの存在が私たちにとっての刺激となりました。

カーテンコールが終わってすぐ、各クラス1組ずつと俳優が舞台上で記念撮影を行いました。
少しずつの時間でしたが、皆さんが俳優と交流してくれた姿が記憶に残っています。
この日に思ったことや考えたことを、いつの日か思い返してくれたらと願います。


両校の皆さん、今は冬休みですね。
新しい年を迎えると、きっと気持ちが引き締まったり、新たな事へ思いが馳せることもあるとでしょう。いつの日かまたどこかで皆さんと会える日が来ることを楽しみにしています。