片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

RIAコンソーシアムでのヤマト運輸小佐野さんの講演

2009年12月01日 | Biz/Browser
RIAコンソーシアムが秋葉原で開催されている。
ヤマトグループ、ボックスチャーター社長の小佐野さんがBiz/Browser導入物語の講演をされた。
小佐野さんは、ヤマト運輸の次世代システムを考えるために、10年ほど前に、埼玉県の上尾営業所長となり現場経験を積んだ。
その後紆余曲折があってBiz/Browserの導入を決め、今ではヤマト運輸の会計を除くすべての業務がBiz/Browserで動いているという。
ほかにヤマトリースやボックスチャーターその他Biz/Browserを利用したシステムが次々でリリースされ、今ではヤマトグループの標準ブラウザになっているという。

会場からの質問に答えた部分がとても新鮮だった。

質問:基幹系のシステム屋さんは、機能がすべてで画面はその上に乗っけるくらいに考えているが実際はどうだったのですか。

回答:ヤマト運輸の情報システム部門では、ユーザの画面と出力帳票だけを設計しました。入力画面を作って、ネットを通じてそれを現場にすぐ見てもらい、意見をもらってすぐ直すという方法を取ったので、システムはユーザが自分で作ったことになり、全社一丸となってシステム開発に取り組めたので非常にうまくいった。
つまり画面や帳票、ワークフローはユーザが決めます。それからベンダーにサーバ側を作ってもらいます。
Biz/Browserはアジャイル開発ができるのでプロジェクトの一体感が醸成できてとてもいいです。

小佐野さん、ありがとうございました。

人が8割道具は2割

2009年12月01日 | Biz/Browser
道具や仕組がなければ仕事はできませんが、道具や仕組が仕事をするわけではありません。
仕事をするのはあるまでも人です。
誰がするのか?誰に託すのか?それがプロジェクトの成否を分けます。

私が発注者だったらプロマネ候補と一晩飲み明かすかも知れません。
それから考えます。
信なくば、です。

小中高の暴力6万件

2009年12月01日 | 22世紀を目指して
今朝の朝日新聞一面から。

いじめは毎年減っているのに暴力は増えているという。
子供の思考がパターン化され、深く考えられなくなっているという。
気持ちを表現する言語の幅が狭くなって、表現できない出来事とぶつかったとき、感情や行動が激化してしまうのではないか、と。

10数年前の話だが、技術的に非常に優秀な部長が、ゲームソフトに夢中で「このソフトを知らないなんて不幸ですよ」といった意味のことを言った。
私はその部長を異星人を見るような気持ちで見つめてしまったことがある。
人と会話するにはとても苦労するが、ゲームと会話するには苦労はいらないという気持ちもあるのだろうか。
とてもうれしそうな顔が怖かった。

もう一つの記事。
天声人語。
古代ギリシャの七賢のひとりタレスは、何が一番難しいかと問われて「自分を知ること」と行ったそうだ。では容易なことは?と問われて「他人に忠告すること」と答えたという。