片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

NHK「ヒューマン なぜ人間になれたのか 第4集 そしてお金が生まれた」を見て

2012年02月26日 | Weblog
アフリカのある部族。
これまでお金とは無縁の生活を続けてきたにお金が入ってきた。
狩猟採集民族にお金が入ってきたのだ。
それまでの自給自足の暮らしは徹底した平等の世界。
取ってきた食料は平等に分配する。
蓄えることができないその日暮らしの生活では、そうしないと生きていけないからだ。
ぬきんでることはできない。
平等に生きるしかないのだ。

町から仲買人がやってきた。
ある男が、取ってきた食料をみんなで配る前に一部町から来た仲買人に売った。
それで石鹸や塩を買った。
彼はカカオ農園を作ってもっと儲けたいと思っている。
奥さんはお金が手に入って、いろいろ買えて幸せだという。
男は友達に農園で働かないかと声をかけた。
雇用者と被雇用者が生まれた瞬間だ。

お金は集団からの孤立ではあるが、開放でもある。
お金が個人を作った。
お金が職業を作った。
お金が都市を作った。

番組の最後で、お金を稼ぐだけではなく相手に分かち合う気持ちもあることを実験していた。
寄付をしたり、慈善事業をするのも、太古の昔に分かち合っていた心が残っているからだろうか。

とてもいい番組だったが、今の世の、お金がお金を産むコンピュータ社会の問題にも踏み込んで欲しかった。
それが残念。

明治の小学校の机に見る、子供への大きな愛

2012年02月26日 | 子供時代の思い出
私の小学校の頃の机は、多分明治時代から使われてきたものだと思う。
明治になって全国に尋常小学校が設置された。
士農工商の身分制度が解かれ、明治19年に小学校令が出され、義務教育がスタートした。
地域の人たちは、子供たちのために学校を建設した。
机も作った。
心をこめて地域の人たちが作った机だ。
天板を持ち上げると中に教科書や筆箱、習字の道具などが置けた。
私が使っていたのは、一人用の机で、ナイフで歴代の子供のいたずら彫りが必ずあった。
もちろん私も肥後の守でいろいろ彫った。
昔の親は仕事が忙しくて子供の面倒など見ている暇がなく、子供にとって一日はたっぷりあって、遊び放題だった。毎日が夢のような日々だった。

今の子供は親の監視から逃れられない。
毎日ダメダメダメダメダメダメの速射砲。
おせっかい、。

そんな子供たちを見ていると、自分は、現代に生まれなくてよかったとつくづく思う。

遠くから見守る子供への大きな愛は必要だが、小さな愛(おせっか愛)は、これから大きく伸びようとしている子供の芽を摘んでしまうような気がする。

特に最近の日本の男の子は意気地がないと言われるが、母親に余裕がありすぎるせいだと思う。面倒見すぎ。

話がだんだん発散してくる。