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ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

母と二人で~北海道2日目~

2018年05月16日 | 旅行
2日目の朝。

この日と翌日が心身ともにハードな2日間となる。

昨夜お付き合いいただいた友人の一人である書家の彼は、石材店の三代目社長でもある。
今年、創業100年を迎えた記念にご自宅前にモニュメントを建てた、と言っていたので出発前に通って見ていこう、と彼に連絡をしたら、作業場からご自宅に戻ってくれた。



一つの会社が一世紀も続くってすごいことだ。

彼は本業以外にも多岐にわたって活動していて、その行動力と、懐の広さ、深さには頭が下がる。

昨夜も話したが、ご自宅の新築を考えているとのこと。
奥様ともここでお会いすることができ、「家」への熱い思いをお聞きすることができた。
建築の予定はまだしばらく先だけれど、ゆっくりイメージを固めていっていただきたい。
お手伝いさせていただきます。

ちょっと寄り道しちゃったけど、母を迎えに行かなくては。

深川市を出発し、昨日来た道を戻って江部乙の親戚へ。
美味しいコーヒーをいただき、親戚を後にして、今日の第1会いたい人が住む滝川へ

この日最初に会ったのは、私が小学校1年生のときから現在に至るまで書道を教えていただいている先生だ。
一時期、母も通信教育で師事していた。

先生は82歳。
まだまだ現役の書道家だ。

作品は海外にまで渡っている。

きれいな声、丁寧な言葉づかいでよどみなくお話しされる。
母は何年か前にお会いしたようだが、私は何十年ぶりだろう。

現在私は通信教育で添削していただいているが、作品を送ったり送らなかったり、とあまり熱心な生徒ではない。
けれど、先生はそれを責めることなく、仕事の合間に細々とでも続けてくれることがうれしい、などとおっしゃってくださる。

いくつかの町に教室を持ち、ご自身の作品も精力的に創り続ける先生はとてもお忙しいそう。
昔、「どなたさまにも一日は24時間でございます」とおっしゃっていたのを思い出す。

午後から教室がある、とのことで1時間のお約束が、2時間近く滞在してしまった。

母の第2会いたい人との約束の時間が近づいたので、弾む話を中断し、次の目的地新十津川町へ向かう

待ち合わせ場所は、新十津川町のドライブイン「ピットイン」
ここは、妹の同級生のご両親がやっている。
かつて、同じ町内会だった方たちだ。

ここに、母が昔営んでいた喫茶店の常連さんだった方が来てくださる。
この方は今でも母に彼の地元の北竜メロンなどを送ってくださっている。
ありがたい。

当時高校生だった私は、お店を手伝ったりしていたので、彼のことはよく知っている。
懐かしい
今、お母様の具合が悪く、入院してらっしゃるとのこと。
そんな時に来てくださって、本当に申し訳ない。
母のわがままに付き合ってくださり、ありがとうございました。

お店に入るやいなや、妹の同級生の弟君が母に気づき、奥からおじさんとおばさんが出てきてくださる。
変わってない

私たちが座っていた小上がりにおじさんも一緒に座って、これまでの出来事を話すことしきり。
おばさんが「いいかげんいしなさい」と呼びにくる。
そんな感じも懐かしい。

ラーメンを頼んだら、うちのご飯はおいしいから、とライスもつけてくださった。
人生初のラーメンライスだ

お腹がいっぱいになったら、第3会いたい人の住む妹背牛町へ

ここで一つ問題が勃発。
住所が何丁目何番地などという細かいところまで存在しないので、カーナビの示すエリアが広すぎてたどり着けない。
自分がわかるから大丈夫、と豪語していた母の記憶も当然ながらおぼつかない。

仕方ないので電話をして、広い道路まで出てきていただく。

ここで訪問したのは、父と一緒に仕事をしてくれていた大工さん。

子供のころからずっといてくれたので年の離れたお兄さんのような人だ。
いつもにこにこと穏やかな優しい笑顔が変わらない。
奥さんも相変わらず明るく温かい。
私が建築士になっていることをそれはそれは喜んでくれた。

我が家でいろいろなことが起こった時に、彼らの存在が母のよりどころだったことが、会話の端々から伝わってくる。
名残惜しそうだが、母にはまだまだ会いたい人がいる。

第4会いたい人に会うために、今朝スタートした深川にまた戻ってくる。

そう、この日は、この辺りをぐるぐる回っているのだ。
この地域で最後に会いたいのは、お肉屋さん。
当時は母の喫茶店のお隣だったのだが、今はお引越ししてお向かいになっている。
このお店のたれに付け込んだジンギスカンはそれはそれは美味しくて、今でもお取り寄せしているのだけれど、そのときにじゃがいもとか玉ねぎとかいろいろなものを一緒に送ってくださる。

お仕事中なので、店先でちょっとご挨拶して、高速道路の入り口の方向を教えていただき、約100㎞先の札幌に向かう

そして母はこの日最後の会いたい人と札幌でお食事の約束をしている。

これで最後かも・・・などと言っていた人とは思えないパワフルさ。
私のほうがヘトヘトだ。

この夜母が会うのは、私の同級生のお母さま。
子供のころは家族ぐるみのお付き合いをさせていただいていた。

ヴィオラ奏者で今では日本フィルの理事になっている同級生の引退コンサートの時に、お母様と母が会場で再会し、以来時々電話でおしゃべりしているらしい。

この夜、私も幼馴染二人と待ち合わせ。
ホテルの1階で、母たちと幼馴染たちも遭遇し、懐かしい空気が漂う。

やっと運転から解放され、友達と美味しいものを食べて、おしゃべりをして、ほっと一息ついたら、痛恨のミスに気が付いた。
なれない道の運転の緊張と、道順のことで頭がいっぱいで、せっかく再開したみなさんと母の写真を撮ってなかった

しまった

が、母にそのことを謝ったら、そもそもそんなこと思っていなかったらしい。
絶対にまた来るつもりだ

お店のラストオーダーまで飲んで食べて、長い一日が終わる。

わざわざ時間を作ってくださり、温かく迎えてくださった皆さん、ありがとうございました。

母の会いたい人巡りは翌日も続きます・・・

































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母と二人で~北海道1日目~

2018年05月15日 | 旅行
母が北海道を離れて、30年余り。
色々なことがあったけれど、年を重ねるとともに、つらかったり、苦しかったりした思い出は少しずつ薄まって、懐かしい気持ちがより強くなってきているようだ。

母は足腰が丈夫で、日ごろからあちこち出歩いている。
けれど85歳になって、年齢からくるちょっとした不注意と、自分は年の割に若い、という過信から、立て続けに怪我をして、ちょっと自分に自信がなくなってきたようだ。

これで最後かもしれないから、お世話になった人たちに会い、お墓参りをしたい、などと言い出した。

「最後かも」って何度聞いたことだろう。
もはや、最後最後サギだ。

とはいえ、北海道まで行けるのは、やはり体力のあるうちじゃないと、とも思ったので、気候のいいこの時期に行ってみることにした。

デンマーク在住の従妹が、叔母の住む自宅売却の打ち合わせのために帰国する、というのもこの日程に決めた理由のひとつ。

仕事のときは千歳空港に向かうけれど、今度は親戚に行くのにアクセスのいい旭川空港へ。



羽田を飛び立った時の地上の景色と



旭川空港近くの地上の景色の違いに、遠くまできたなあ、と実感する。



空港でレンタカーを借り、江部乙の親戚に向かう。

自宅売却の査定に立ち会うことになっていたのだが、レンタカーの手続きに時間がかかり、約束の時間ギリギリに到着。

買主は決まっているけれど、いくらにしたらいいかわからない、と相談を受け、札幌で不動産会社を営む同級生に査定をお願いしたら快諾してくれた。
彼とはここ数年、仕事のお付き合いをさせていただいている。

あらかじめ、細かく下調べをしてきて、補足の説明もきっちり書き加えてくれていて、高齢の叔母にもわかりやすく説明してくれる。
私の立ち合いなんて全然必要なかった。

わずか1時間くらいのためにわざわざ遠くまで来てもらって申し訳なかったが、叔母はとても安心したようなのでよかったよかった。

査定をしてくれた友人を見送ったら、母を叔母に託して私は深川へ。

これから始まるグループホームの建設現場が近いので、せっかく来たのだから施主である友人とプランの打ち合わせをしていこう。

深川市在住の別の同級生も自宅新築のことで相談があるとのこと。

待ち合わせのカフェに行く前に私だけ泊まるホテルのチェックインを済ませようと思ったら、道に迷った。
街の様子が変わっていて、どこで曲がるのかがよくわからない・・・。

すでに待ち合わせのお店に到着している友人に電話をして、通りに出てきてもらいホテルの場所を教えてらう。

恥ずかしい・・・。

バタバタとチェックインを済ませ、少し厚手のカーディガンを親戚のうちに忘れてきたことに気づき、勝手にへとへとになって待ち合わせのお店にたどり着く。

本当は17時閉店のお店だが、このお店を懇意にしている友人が使わせてくれるよう頼んでくれたらしい。
すでに17時半・・・。
申し訳ない

グループホームのたたき台のプランでざっくり打ち合わせをし、仕事を終えて来てくれた友人も一緒に「つぼ八」へ移動。

そこにもう一人の友人が残業を終え駆けつけてくれる。
平日、それも月曜日の夜に、本当に申し訳ない。

ひとしきり飲んで食べて、もう一軒行こう、ということに。

さっき道を教えてくれた書家である友人が看板の文字を書いた、というカクテルバーへ。



家の相談がある、と言っていたのは彼なので、ここでやっとそのお話。

おしゃれなカクテルをいただきながら・・・私はノンアルコールだけれど・・・いくら話しても話は尽きない。

明日からの母の懐かしい人巡りに母ははしゃいでいるけれど、私は懐かしい思いと同時にもっと複雑な思いが渦巻いていて、何とも言えない不安な気持ちがぬぐい切れない。

けれど、久しぶりの再会のために、平日の夜に時間を作ってくれ優しい友人たちに背中を押され、ずいぶんと心が軽くなる。

結局深夜12時近くまでお付き合いいただき、北海道1日目は終わった。

明日からはかなりのハードスケジュール。

でも頑張ります。

夜遅くまでつきあってくれたみなさん、ホントにありがとう












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スマホケースふたたび

2018年05月10日 | 手作り
昨年秋、フラワーアレンジメントの教室で、カルトナージュのレッスンがあり、大変な時間をかけて皮のスマホケースを作った。
日頃、手芸的なことは全くしない私にとっては快挙だ。

なのに、その2~3ヶ月後スマホの調子が悪くなり、機種変更をすることに。
同じメーカーの同タイプにしたのだけれど、カメラのレンズの位置がビミョーに違ってケースは使えない。
やっと皮が馴染んできたのに消化不良気味で、とりあえずはただの透明のプラスチックケースにはめ込んだ。

よし、もう一度作ろう

それから約2ヶ月余り。
やっとその機会が訪れた。

初めての時は、レッスン料が必要だったけれど、2回目以降は材料費だけでいいです、という先生の暖かいおコトバに甘え、のこのこ出かけていったが、手順をすっかり忘れてしまって、ほぼフルレッスン
先生、ごめんなさい

まずは市販のプラスチックのケースに合わせて台紙を切る。



いくつかのパーツを作ったら、表になる部分とポケットは皮を、裏には布を木工ボンドで貼り付ける。



あらかじめ表になる方に貼っておいたイニシャルと輪っかを皮の上からこすって浮き上がらせる。
ちょっと空気が入っちゃった



市販のプラスチックケースは、ちょっと強力なボンドで。



出来上がりました



2回目とは思えない手際の悪さ
やっぱり一人では無理です

先生、本当にありがとうございました



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