ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

我が家のメンテナンス・・・玄関ドア

2020年03月09日 | 住宅




自宅を設計した時に、こんな風に建物からちょっととびだした玄関を作った。
どうしても上部にぐるりと窓を付けたくて、そして ごくごくシンプルなドアにしたくて、「木製サッシ」のメーカーでドアと一体にしたものを製作。



木製サッシとは、窓ガラスをはめる枠に木材を使ったサッシのこと。
木製サッシのほとんどは住宅ごとに合わせて、オリジナルの窓がつくられるので、私が欲しかった「ぐるりの窓」も作ることができた。

けれどもアルミサッシに比べると、ちょっとお値段がお高い。
なので、我が家は玄関以外は普通のアルミサッシ。

普段よく耳にするのは「アルミ(樹脂)サッシ」
住宅の玄関ドアはアルミ素材や鋼板が一般的。
窓はアルミや樹脂、またはその複合タイプが使われることがほとんどだ。

木材は、アルミや樹脂に比べて熱伝導率が低いので断熱性が高く、結露を発生を抑えてくれるなどの利点があるので、木製サッシは寒冷地に適していると言われる。
北欧からの輸入住宅などにはあらかじめ装備されていることもある。


ただし、あくまでも「木」なので腐食したり、直射日光を浴び続けたりすることで、劣化してしまうデメリットがある。
これはウッドデッキのメンテナンスと同じで、木枠に塗られた塗料が剥がれると、腐食や水漏れ、結露などを引き起こすため、木製サッシを設置する場合は、定期的に塗装を塗り替えなければならない。


そして我が家は・・・
ウッドデッキよりは塗装の回数が多かったのだけれど、やはり17年という月日の間には十分とは言えず、徐々に劣化していった。


海が近いこともあり、風が強くて、庇があっても雨は吹き込むし、全体的に(自転車なども)錆が出やすいので、把手もさびさび・・・
というのはメンテナンスを怠った言い訳ですが

こんな悲惨な状況に・・・

足元があまりにボロボロなので、
思い切ってドアごと取り換えることにした。


表面に貼ったのは今までのドアと同じ「タモ」材の突板を
ドアや上部の窓の木枠はそのままで、塗装だけ

ドアは工場で塗装されてくるので、新築の時の色と同じだが、枠は経年変化で色が濃くなっている。
この上からドアと同じ色を塗っても、同じにはならないので、枠はこの色に近いものを塗ってもらう。

 



色の変化を楽しむのも、木材ならでは
枠に若干のゆがみが出ていたけれど、これを取り換えるとなるとかなり大変。


自然素材ということで そのあたりは割り切ります。


では、アルミ素材のドアをリフォームするときは、というと・・・


既存の枠に、新しい枠をかぶせて、新しいドアを取り付ける、という工法がある。
以前は、ドアの取り換えに数日かかることもあったが、この工法なら早ければ1日で工事が終わる。

 



※リクシルのカタログより


こうしてドアを交換するときに、ちょっと気を付けたほうがいいことがひとつ
築年数が経ったお宅では、ドアの上部に欄間がついていることがある。

 


  
今は、欄間のついていないドアが主流なので、このタイプのドアはかなり種類が少ない。

玄関に窓がなかった場合、欄間の付いていないドアに交換するとドアに明り取りがついていたとしても「暗いな」と感じるかも。


物理的に欄間が無いのは仕方がないので、あまり暗い色を選ばないようにするのも一つの方法。


私が自宅を建てたころは、いかにもアルミ!というデザインのものが多かったけれど、最近では、パッと見ただけでは「本物の木?」と思えるものなど、いろいろなデザインのものが各メーカーで用意されている。

選択の幅がずいぶん広がっているので、選ぶのも楽しみ。


最後に
木製サッシのメーカーを掲載している記事をご紹介します。


ご興味のある方はのぞいてみてください

ちなみに我が家のドアは「タミヤ」というメーカーのもの。

大がかりなリフォームも、ごくごく一部分のリフォームもいろいろあるけれど、あまり状態が悪くならないうちにメンテナンスすることをお勧めします

 


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