「江戸は燃えているか!」
脚本・演出 三谷幸喜
新橋演舞場
正しい喜劇を観た❗って気がする。
コテコテのシチュエーションコメディだ。
古くは「奥様は魔女」的な、はたまたドリフターズの「8時だよ❗全員集合」の前半のコントのような。(古い)
状況を飲み込んでない人や、今出てきちゃいけない人が出て来てやっちゃいけないことをしたり、言っちゃいけないことを言う、そして回りが必死でごまかそうとする、あれだ。
事件は深刻。
だって、江戸城無血開城に至る直前のお話だから。
江戸幕府が終わろうとしてるっていうのに、このおちゃらけぶりったら。
もちろん、お芝居の中の人たちは、なんとか戦わない方向に持っていこうと必死なのだけれど。
中村獅童さんが演じる勝海舟が、しょうもないチキンな男。
女の子の後ばかり追いかけ回し、西郷隆盛がお忍びで会いにくるのに、ビビって逃げ回る。
やむ終えず身代わりにされたのが松岡昌宏さんが演じる植木職人。
横顔が似てる、というだけで、横向きで西郷隆盛と話続け、なんとか将軍の身柄拘束を撤回させる。
そこに事情を知らない人たちが次々ととあらわれて、ひっかきまわす。
嘘が嘘をよんで、なんとかその場は取り繕うが、こんどは本物の勝海舟に偽物の西郷隆盛を会わせなければならなくなり・・・。
とにかくテンポがよくて、わかっていても笑えちゃうのは脚本演出はもちろんのこと、役者さんたちの演技によるものが大きいと思う。
中でも、もと女子アナの八木亜希子さんが演じる海舟の妻が最高❗
ここぞと言うときにあらわれてかき回してくれる。
そしてとってもキュート💕
お笑い芸人、ずんの飯尾さんもいい味を出していた。なんだか不思議なオーラがある。
TVでも真面目な役が多い田中圭さんは、やっぱり真面目だけど、きちんとしたことを言えば言うほど可笑しい。
残念だったのは、席が花道の上の2階席だったこと。
花道の様子が小さなモニターでしか観ることができず、もったいない気がした。
演舞場に限ってはあそこの席はもはや無い方がいいのでは、とさえ思ってしまう残念さ。
演舞場の観劇はちょっと贅沢。
途中、30分のお食事タイムがあるので、お弁当を買って席でいただく。
今回は、お付き合いしてくれた大学の友人と一緒に、演舞場前のお弁当屋さんで、あらかじめ買っておいた。
とりわけ豪華でもないけれど、ちょっと優雅な気分になれる。
安上がりな私たち。
終演時間が比較的早かったので、有楽町までぶらぶらと歩き、友人の電車の時間まで駅前でちょっとお茶とケーキを。
最近、月イチペースでお付き合いいただいている。
楽しい💕
来月も一緒に観劇の予定。
また、よろしくお願いします❗
寒い冬がやっと過ぎて、桜の季節がやってきた。
ということで、今月のレッスンのテーマは
「桜と苔玉で和モダンを創ろう」
花材はいたってシンプル。
まだ固い蕾の桜と
色鮮やかなラナンキュラス
それに苔玉
苔玉を作るには、オアシスを好きな大きさの立方体に切り分けて
手で地味~にこすって丸くする。
製造過程はちょっと美しくない・・・
ここにモスを糸状のワイヤーで貼り付ける。
あとは、桜の枝の余ったところを苔玉に挿して、花と一緒にアレンジすれば出来上がり。
でもこの日はまだ桜が咲いてないので、迫力も美しさも今一つ。
レッスンは木曜日だったので、週末まで待ってみたら
一気に開花しました
桜の淡いピンクと、ラナンキュロスのパンチのきいたピンクがいい感じ
庭の富士桜はまだまだ咲きそうもないけれど、ちらほらといろんな花が咲き始めている。
春のふわふわ感をしばらく楽しみましょう