一昨日北海道旅行から帰ってきたばかりでヘトヘトだというのに、今日も私は出かけて行く。
昨日、検査の結果が出て、このところの懸念材料だったピロリ菌も
2次除菌で無事に退治できたことだし
だって今日は小栗旬さんが観られる
共演の田中哲司さんも大好きな俳優さんだ
この二人の二人芝居なんて、思っただけでわくわくする。
今回は高校の友人と別の友人の奥様とお嬢さんと4人で出かけて行く。
新国立劇場小劇場はそんなに広くないので、後ろの方からでもよく見える
20世紀アメリカを代表する画家、マーク・ロスコをモチーフにしたこの舞台。
ロスコを演じるのが田中哲司さん。
ロスコ助手として雇われた、画家志望の若者ケンが小栗旬さん。
長身のお二人が舞台に立つと、それだけでとっても素敵
ロスコはマンハッタンに建設中のシーグラム・ビルに開店予定のレストラン「フォー・シーズンズ」に
飾る作品を制作している。
「シーグラム壁画」と呼ばれるものらしい。
舞台上にはちょっと黒みがかった赤い色で塗りつぶされたような大きな絵があり、
どうやらロスコはそれを仕上げようとしているようだ。
初めてアトリエを訪れたケンにおもむろに「何に見える?」と問うロスコに対して
「RED」と即答するケン。
実はケンには両親を何者かに殺されるという悲しい過去があり、
子供だったケンの脳裏には、血の海の中に横たわる両親の姿が「RED」とともに焼き付いている。
美術や絵画に関するうんちくや、持論をことあるごとに「わ~」っと話し続けるロスコ。
ああ、いるいるこういう人、っていうなんだかめんどくさそうな芸術家を田中さんがお見事って感じで演じている。
私が勤め始めたころの設計事務所の人たちに、こういう人が多かったな~、などど思い出したりする。
彼のマイペースに振り回され、時には反抗しながらも、彼や彼の作品に魅せられ、
いつしか家族のように感じ始めたかのようなケンが愛おしい。
二人で一気にキャンバスを赤く塗りたくるシーンは圧巻だ。
終盤、自分の作品と飾られている場所のギャップにどうしても納得できないロスコは
報酬を返して絵を回収するという苦渋の決断をし、ケンをクビにして、アトリエから追い出してしまう。
もう心が通い合って、お互いにいなくてはならない存在になってたのかな、なんて思っていたら全然違った
ケンは打ちひしがれた様子でアトリエを後にする。
ケンが自分を突き放したロスコに対してどのように思って出て行ったのかはわからないが、
ケンを突き放したのはロスコの親心のように私には思えた。
ケンの若い才能が伸びて行くのを、自分と一緒にいることでつぶしてはいけない、と。
この10年後、ロスコは自ら命を絶ったという。
いつもながら時代背景など勉強不足で、う~ん、難しい、と思いつつ、
なんだかとてもいいものを観た、と思う。
それにしても、ロスコのまくしたてるようなうんちくの長セリフを噛まずに言える田中さんはすごい
その迫力に負けず、同じパワーで言い返したり、時にはさらっと受け流したり、と小栗クンの間(マ)も気持ちがいい。
小栗クンを舞台で観るのは初めてだけれど、テレビで見るよりもずっとオーラがあってステキ
最初にも書いたけれど、二人の舞台に立ってる姿はとても絵になる。
恥ずかしながら絵のことは、というより芸術的なことは、さっぱりわからないので、ロスコのことももちろん知らない。
けれど、今まで観た翻訳劇の中では、私にとってはわりとすっと入ってきた気がする。
なにが?と問われると、なんだろう?と思うけれど。
千葉県佐倉市にこの「シーグラム壁画」の一部が展示されてるという。
機会があったらぜひ見てみたいものだ。
さて、迫力の舞台が終わって夜の9時になろうとしている。
一緒に観劇したみなさんとはここでお別れして、私は次の会場である有楽町「6th Oriental」へ
すでに友人たちが一次会を終え、ここに場所を移している、と連絡をもらっている。
私が人に話すときに「最強女子会」と呼んでいるこの会は、概ね年1回のペースで開催される。
中学2年の時の夏の1か月を共に過ごした仲間だ。
たった1か月の想い出を共有しているだけなのに、
まるで幼馴染のように楽しく懐かしい時間を過ごせるのが、不思議でうれしい。
それほど頻繁に会っているわけでもないのに、想い出話だけでなく、ちゃんと現在進行形の話題でもかなり盛り上がる。
時々、男性陣も交じるけれど、申し訳ないが影が薄い。
ここで集まっている友人たちは、実力も、経済力も、メンタルもとにかく強い
医者、翻訳家、元CA、現役ダンサー、などなど、ばりばりと頑張っている。
ここに昨年から、神戸で歯科医をやっている仲間が参戦したので、より最強になった。
彼女のパワーもハンパじゃない
彼女たちと会うと、パワー充電って感じで、とっても前向きな気持ちになれる。
本当にありがたい
この日集まっていたのは私も含めて5人。
翌朝息子さんの行事で5時起きという友人が中座したのちも、まだまだ会は続く。
11時少し前に、お店を出て、じゃあ軽くお茶でもして帰ろうか、ということになったのだけれど、どこも満席。
うろうろしてたら、カラオケボックスが
歌わなくてもいいから、ここでおしゃべりしちゃおうと中に入る。
カラオケボックスなんて10年くらい行ってないかも、などと思いながら中に入ると、
もうすっかり様子が変わっていて、何をどう操作するかもわからない。
慣れてる神戸の友人が次々とよくわからない歌を入れて、歌い始める。
小一時間おしゃべりして電車で帰るつもりが、結局家に着いたのは午前3時
翌日、午後の飛行機で神戸に帰る友人とランチをすることに。
お寿司が食べたい、という友人のリクエストに、
あまりお店を知らない私は、7月に大阪の友人と行ったカレッタ汐留の中にあるお寿司屋さんを思い出す。
待ち合わせて行ってみると、まさかの改装中
仕方がないのでその上の階の、なだ万のビュッフェに行ってみる。
窓際のカウンター席に案内されると、47階からの眺めはステキ
雨なのが残念
いくつかあるメインの料理を選び、副菜やデザートがビュッフェになっている。
初心完徹でメインは握りを。
副菜やデザートも
ソフトクリームはいろいろトッピングできるので、私はあずきと抹茶
「仕方なく」なんて最初に思ったのが申しわけないくらいの満足感
お腹いっぱい食べて、腹ごなしに羽田までお見送り。
「悪いからいいよ」と友人は言うけれど、そうじゃありません。
私は空港が大好きなの
少し早めに着いたので、お土産を買ったり、コーヒーを飲んだり・・・
搭乗口に向かう友人を見送って、リムジンバスに乗り込む
羽田から私の最寄駅まではバスで30分。
火曜日の北海度旅行から始まり、盛りだくさんの1週間が終わりを告げる。
忙しく、充実した1週間でした。
これで私の夏休みはおしまい
最強女子会の皆さん、また会いましょう
さあ、明日から気持ちを切り替えて頑張ろうっと
昨日、検査の結果が出て、このところの懸念材料だったピロリ菌も
2次除菌で無事に退治できたことだし
だって今日は小栗旬さんが観られる
共演の田中哲司さんも大好きな俳優さんだ
この二人の二人芝居なんて、思っただけでわくわくする。
今回は高校の友人と別の友人の奥様とお嬢さんと4人で出かけて行く。
新国立劇場小劇場はそんなに広くないので、後ろの方からでもよく見える
20世紀アメリカを代表する画家、マーク・ロスコをモチーフにしたこの舞台。
ロスコを演じるのが田中哲司さん。
ロスコ助手として雇われた、画家志望の若者ケンが小栗旬さん。
長身のお二人が舞台に立つと、それだけでとっても素敵
ロスコはマンハッタンに建設中のシーグラム・ビルに開店予定のレストラン「フォー・シーズンズ」に
飾る作品を制作している。
「シーグラム壁画」と呼ばれるものらしい。
舞台上にはちょっと黒みがかった赤い色で塗りつぶされたような大きな絵があり、
どうやらロスコはそれを仕上げようとしているようだ。
初めてアトリエを訪れたケンにおもむろに「何に見える?」と問うロスコに対して
「RED」と即答するケン。
実はケンには両親を何者かに殺されるという悲しい過去があり、
子供だったケンの脳裏には、血の海の中に横たわる両親の姿が「RED」とともに焼き付いている。
美術や絵画に関するうんちくや、持論をことあるごとに「わ~」っと話し続けるロスコ。
ああ、いるいるこういう人、っていうなんだかめんどくさそうな芸術家を田中さんがお見事って感じで演じている。
私が勤め始めたころの設計事務所の人たちに、こういう人が多かったな~、などど思い出したりする。
彼のマイペースに振り回され、時には反抗しながらも、彼や彼の作品に魅せられ、
いつしか家族のように感じ始めたかのようなケンが愛おしい。
二人で一気にキャンバスを赤く塗りたくるシーンは圧巻だ。
終盤、自分の作品と飾られている場所のギャップにどうしても納得できないロスコは
報酬を返して絵を回収するという苦渋の決断をし、ケンをクビにして、アトリエから追い出してしまう。
もう心が通い合って、お互いにいなくてはならない存在になってたのかな、なんて思っていたら全然違った
ケンは打ちひしがれた様子でアトリエを後にする。
ケンが自分を突き放したロスコに対してどのように思って出て行ったのかはわからないが、
ケンを突き放したのはロスコの親心のように私には思えた。
ケンの若い才能が伸びて行くのを、自分と一緒にいることでつぶしてはいけない、と。
この10年後、ロスコは自ら命を絶ったという。
いつもながら時代背景など勉強不足で、う~ん、難しい、と思いつつ、
なんだかとてもいいものを観た、と思う。
それにしても、ロスコのまくしたてるようなうんちくの長セリフを噛まずに言える田中さんはすごい
その迫力に負けず、同じパワーで言い返したり、時にはさらっと受け流したり、と小栗クンの間(マ)も気持ちがいい。
小栗クンを舞台で観るのは初めてだけれど、テレビで見るよりもずっとオーラがあってステキ
最初にも書いたけれど、二人の舞台に立ってる姿はとても絵になる。
恥ずかしながら絵のことは、というより芸術的なことは、さっぱりわからないので、ロスコのことももちろん知らない。
けれど、今まで観た翻訳劇の中では、私にとってはわりとすっと入ってきた気がする。
なにが?と問われると、なんだろう?と思うけれど。
千葉県佐倉市にこの「シーグラム壁画」の一部が展示されてるという。
機会があったらぜひ見てみたいものだ。
さて、迫力の舞台が終わって夜の9時になろうとしている。
一緒に観劇したみなさんとはここでお別れして、私は次の会場である有楽町「6th Oriental」へ
すでに友人たちが一次会を終え、ここに場所を移している、と連絡をもらっている。
私が人に話すときに「最強女子会」と呼んでいるこの会は、概ね年1回のペースで開催される。
中学2年の時の夏の1か月を共に過ごした仲間だ。
たった1か月の想い出を共有しているだけなのに、
まるで幼馴染のように楽しく懐かしい時間を過ごせるのが、不思議でうれしい。
それほど頻繁に会っているわけでもないのに、想い出話だけでなく、ちゃんと現在進行形の話題でもかなり盛り上がる。
時々、男性陣も交じるけれど、申し訳ないが影が薄い。
ここで集まっている友人たちは、実力も、経済力も、メンタルもとにかく強い
医者、翻訳家、元CA、現役ダンサー、などなど、ばりばりと頑張っている。
ここに昨年から、神戸で歯科医をやっている仲間が参戦したので、より最強になった。
彼女のパワーもハンパじゃない
彼女たちと会うと、パワー充電って感じで、とっても前向きな気持ちになれる。
本当にありがたい
この日集まっていたのは私も含めて5人。
翌朝息子さんの行事で5時起きという友人が中座したのちも、まだまだ会は続く。
11時少し前に、お店を出て、じゃあ軽くお茶でもして帰ろうか、ということになったのだけれど、どこも満席。
うろうろしてたら、カラオケボックスが
歌わなくてもいいから、ここでおしゃべりしちゃおうと中に入る。
カラオケボックスなんて10年くらい行ってないかも、などと思いながら中に入ると、
もうすっかり様子が変わっていて、何をどう操作するかもわからない。
慣れてる神戸の友人が次々とよくわからない歌を入れて、歌い始める。
小一時間おしゃべりして電車で帰るつもりが、結局家に着いたのは午前3時
翌日、午後の飛行機で神戸に帰る友人とランチをすることに。
お寿司が食べたい、という友人のリクエストに、
あまりお店を知らない私は、7月に大阪の友人と行ったカレッタ汐留の中にあるお寿司屋さんを思い出す。
待ち合わせて行ってみると、まさかの改装中
仕方がないのでその上の階の、なだ万のビュッフェに行ってみる。
窓際のカウンター席に案内されると、47階からの眺めはステキ
雨なのが残念
いくつかあるメインの料理を選び、副菜やデザートがビュッフェになっている。
初心完徹でメインは握りを。
副菜やデザートも
ソフトクリームはいろいろトッピングできるので、私はあずきと抹茶
「仕方なく」なんて最初に思ったのが申しわけないくらいの満足感
お腹いっぱい食べて、腹ごなしに羽田までお見送り。
「悪いからいいよ」と友人は言うけれど、そうじゃありません。
私は空港が大好きなの
少し早めに着いたので、お土産を買ったり、コーヒーを飲んだり・・・
搭乗口に向かう友人を見送って、リムジンバスに乗り込む
羽田から私の最寄駅まではバスで30分。
火曜日の北海度旅行から始まり、盛りだくさんの1週間が終わりを告げる。
忙しく、充実した1週間でした。
これで私の夏休みはおしまい
最強女子会の皆さん、また会いましょう
さあ、明日から気持ちを切り替えて頑張ろうっと