映画も封切後、しばらくすると上演時間が限られてくる。
早朝とか夜遅くの1日1回だけとか
観たい観たいと思いながら、なんとなく機会を逸していたら、ついに最終日になってしまい、
夜9時からの1回だけの上演を夫と二人で観に行ってきた。
原作のマンガが好きだ。
吉田秋生さんの作品が好き、というのもあるけれど、
この海街diaryシリーズは、ごくごく普通の日常の中のちょっとした一コマが丁寧に描かれていて、
共感できるところがとても多い、気がする。
私自身が3姉妹ってこともあるかもしれないし、
早い時期から親に頼れない状況で生きて行かなければならなかった、という境遇にも共感できる。
さすがに母親違いの妹はいないけれど・・・。
長女、香田 幸 役には綾瀬はるかさん。
次女 佳乃に長澤まさみさん。
三女 千佳に夏帆さん。
そして、母親違いの末っ子 浅野すずに広瀬すずさん。
綾瀬さんがマンガのイメージに比べると線が細い気もしたけれど、全体的にイメージに近いキャスト。
マンガと同じく、三姉妹の父親が亡くなったという知らせが入るところから物語が始まる。
彼女たちの父親は、別の女性と家を出て、そののち母親も再婚し、祖母に育てられ、その祖母も亡くなり、
現在はすでに働いている三姉妹で、祖母の残した家に暮らしている。
そこに父親の葬儀で初めて会った、母親違いの妹が一緒に住むようになって・・・。
ちょこちょこと はしょられてる感はいなめないけれど、時間が短いからそれは仕方ない。
ただ、私の心にとっても響いたセリフが ちょくちょくすっかりとばされてたのはちょっと残念。
そのひとつは・・・
あまりにも幼いころに父親と離れてしまった三女が、亡くなった父親の顔を見て、
「知らないオジサンが死んでる」というもの。
超リアルな感想だと思った。
同じように子供のころに父と会わなくなった私の末の妹が、そののち一度も会うことが無ければ、きっとこう思ったに違いない。
もう一つは・・・
四女すずの母親はすでに病死し、父は再再婚し、この母親がホントに使えなくて、
喪主挨拶をこともあろうに中学生のすずにやらせようとしたときに、長女 幸が言い放つ、痛快なセリフ。
「これは大人の仕事です」
この台詞は映画にもあったけれど、私はこの後の映画ではとばされたセリフが心に沁みている。
「子供であることを奪われた子供ほど悲しいものはありません」
このあと、帰りの電車に乗る寸前に、幸はすずに「一緒に暮らさない?」と誘うのだけれど、
すずがその場で「行きます」と即決するには、幸の、自分の気持ちを代弁してくれたかのような、この言葉が大きかった気がする。
というように、あれ?言わないんだ・・・と思うところや、あの子いないんだ、ってことはあったけれど、
なんとなく観終ってほっこりと優しい気持ちになれるいい映画だったと思う。
鎌倉の美しい景色も素敵で、鎌倉に行きたくなった。
この後、マンガではすずが成長し、進路に悩んだり、三姉妹が仕事や恋に悩んだり、
彼女たちを取り巻く人たちにも小さな事件がおこったり、
日常よくある風景がじっくり描かれて、現在コミックは6巻まできている。
続編があるかどうかはともかく、娘の様な年齢のこの四姉妹の今後から目が離せない、と思ったりしている。
早朝とか夜遅くの1日1回だけとか
観たい観たいと思いながら、なんとなく機会を逸していたら、ついに最終日になってしまい、
夜9時からの1回だけの上演を夫と二人で観に行ってきた。
原作のマンガが好きだ。
吉田秋生さんの作品が好き、というのもあるけれど、
この海街diaryシリーズは、ごくごく普通の日常の中のちょっとした一コマが丁寧に描かれていて、
共感できるところがとても多い、気がする。
私自身が3姉妹ってこともあるかもしれないし、
早い時期から親に頼れない状況で生きて行かなければならなかった、という境遇にも共感できる。
さすがに母親違いの妹はいないけれど・・・。
長女、香田 幸 役には綾瀬はるかさん。
次女 佳乃に長澤まさみさん。
三女 千佳に夏帆さん。
そして、母親違いの末っ子 浅野すずに広瀬すずさん。
綾瀬さんがマンガのイメージに比べると線が細い気もしたけれど、全体的にイメージに近いキャスト。
マンガと同じく、三姉妹の父親が亡くなったという知らせが入るところから物語が始まる。
彼女たちの父親は、別の女性と家を出て、そののち母親も再婚し、祖母に育てられ、その祖母も亡くなり、
現在はすでに働いている三姉妹で、祖母の残した家に暮らしている。
そこに父親の葬儀で初めて会った、母親違いの妹が一緒に住むようになって・・・。
ちょこちょこと はしょられてる感はいなめないけれど、時間が短いからそれは仕方ない。
ただ、私の心にとっても響いたセリフが ちょくちょくすっかりとばされてたのはちょっと残念。
そのひとつは・・・
あまりにも幼いころに父親と離れてしまった三女が、亡くなった父親の顔を見て、
「知らないオジサンが死んでる」というもの。
超リアルな感想だと思った。
同じように子供のころに父と会わなくなった私の末の妹が、そののち一度も会うことが無ければ、きっとこう思ったに違いない。
もう一つは・・・
四女すずの母親はすでに病死し、父は再再婚し、この母親がホントに使えなくて、
喪主挨拶をこともあろうに中学生のすずにやらせようとしたときに、長女 幸が言い放つ、痛快なセリフ。
「これは大人の仕事です」
この台詞は映画にもあったけれど、私はこの後の映画ではとばされたセリフが心に沁みている。
「子供であることを奪われた子供ほど悲しいものはありません」
このあと、帰りの電車に乗る寸前に、幸はすずに「一緒に暮らさない?」と誘うのだけれど、
すずがその場で「行きます」と即決するには、幸の、自分の気持ちを代弁してくれたかのような、この言葉が大きかった気がする。
というように、あれ?言わないんだ・・・と思うところや、あの子いないんだ、ってことはあったけれど、
なんとなく観終ってほっこりと優しい気持ちになれるいい映画だったと思う。
鎌倉の美しい景色も素敵で、鎌倉に行きたくなった。
この後、マンガではすずが成長し、進路に悩んだり、三姉妹が仕事や恋に悩んだり、
彼女たちを取り巻く人たちにも小さな事件がおこったり、
日常よくある風景がじっくり描かれて、現在コミックは6巻まできている。
続編があるかどうかはともかく、娘の様な年齢のこの四姉妹の今後から目が離せない、と思ったりしている。