この春、大学3年生になる長男は、高校生の時に、フェンシング部に所属していた。
昨年の卒業生の保護者の皆さんのお骨折りで、
昨年に引き続き、卒業試合が催された。
この時期、OBも含めての卒業試合が恒例になりつつある。
昨年の卒業生は、なんとインターハイに出場することができたので、
部も俄然活気をおび、OB会を発足することになったらしい。
で、今回はこの日曜日に開催となった。
今年卒業する部員はたった一人・・・。
太田選手のオリンピックでの活躍以来、少しずつ知名度が上がっているとはいえ、
まだまだフェンシングはマイナーな感がぬぐえない。
市川市の中学校でフェンシング部があるのはわずか1校のみ。
高校だって数えるほどしかないので、いきなり県大会って感じ。
部員だけでは盛り上がらないのでOBも召集されるが、
なにせ、部に昇格したのは長男が高1のときなので、
長男の2学年上に2人、長男たちが4人、その下の子たちが4人、と
OBを合わせても大した数にはならない・・・
大学に入ってもフェンシング部があるところは少なく、
長男が行っている大学には残念ながら無い・・・
OBで今も続けているのは2人だけ。
卒業試合なんて、はたしてできるのか?足は動くのか?
と本人も不安がっていた。
それでも、たまたま続けているOB二人のチームに入ったため
団体戦で優勝したらしい・・・。
卒業生に花を持たせればいいのに・・・と大人は思ってしまうけれど、
まわりを気にせず一生懸命やれるのは今のうちよね
試合終了後、現役高校生とOB、それに顧問の先生、保護者も加わり、
お食事会が開かれる。
試合から参加していた保護者の方も多数いらっしゃったが、
私はここから参加。
場所は京成市川真間駅近くの和食のお店「おいどん」
お店の名前から居酒屋かな、なんて思っていたら、
中庭の池に鯉が泳いでいるようなちゃんとしたお店でびっくり
お食事も進んできた頃、部員やOBたちが自己紹介をし、
たった一人の卒業生に向けて、思い出や贈る言葉を話し始める。
私の向かい側に座ってらっしゃる彼のお母様の目が潤む。
大学受験真っ最中の2月、彼はお父様を亡くした。
お父様が闘病中ということは他の保護者の方から聞いてはいたけれど、
こんなに早く亡くなってしまうとは・・・
これから晴れて大学生になる息子さんを残して逝ってしまうのは、どれほど無念だったことだろう。
彼を慕う後輩たちの言葉や、彼のこれからを応援するOB達の暖かいまなざしを
お父様にも見せてあげたかっただろうな、と私も胸が熱くなる。
最後に、ご本人とお母さまが一言ずつ。
暖かい拍手と一本締めで、この日のお食事会は和やかに終了
少ないながらも、新2年生と新3年生合わせて13人、と部員も増えた。
素晴らしい指導者に恵まれ、部は日に日に強くなっている。
息子が部活を始めなければ、おそらく一生ナマで見ることはなかったであろう、フェンシングの試合。
これも何かの縁なので、これからもできる範囲で、見守り応援していきたい、と思う。
このあと、盛り上った子供たちは、そのまま後輩のお宅になだれ込み、
徹夜で麻雀をし、翌日の夕方まで、帰ってこなかった・・・
すみません、お世話になりました・・・
昨年の卒業生の保護者の皆さんのお骨折りで、
昨年に引き続き、卒業試合が催された。
この時期、OBも含めての卒業試合が恒例になりつつある。
昨年の卒業生は、なんとインターハイに出場することができたので、
部も俄然活気をおび、OB会を発足することになったらしい。
で、今回はこの日曜日に開催となった。
今年卒業する部員はたった一人・・・。
太田選手のオリンピックでの活躍以来、少しずつ知名度が上がっているとはいえ、
まだまだフェンシングはマイナーな感がぬぐえない。
市川市の中学校でフェンシング部があるのはわずか1校のみ。
高校だって数えるほどしかないので、いきなり県大会って感じ。
部員だけでは盛り上がらないのでOBも召集されるが、
なにせ、部に昇格したのは長男が高1のときなので、
長男の2学年上に2人、長男たちが4人、その下の子たちが4人、と
OBを合わせても大した数にはならない・・・

大学に入ってもフェンシング部があるところは少なく、
長男が行っている大学には残念ながら無い・・・
OBで今も続けているのは2人だけ。
卒業試合なんて、はたしてできるのか?足は動くのか?
と本人も不安がっていた。
それでも、たまたま続けているOB二人のチームに入ったため
団体戦で優勝したらしい・・・。
卒業生に花を持たせればいいのに・・・と大人は思ってしまうけれど、
まわりを気にせず一生懸命やれるのは今のうちよね

試合終了後、現役高校生とOB、それに顧問の先生、保護者も加わり、
お食事会が開かれる。
試合から参加していた保護者の方も多数いらっしゃったが、
私はここから参加。
場所は京成市川真間駅近くの和食のお店「おいどん」
お店の名前から居酒屋かな、なんて思っていたら、
中庭の池に鯉が泳いでいるようなちゃんとしたお店でびっくり

お食事も進んできた頃、部員やOBたちが自己紹介をし、
たった一人の卒業生に向けて、思い出や贈る言葉を話し始める。
私の向かい側に座ってらっしゃる彼のお母様の目が潤む。
大学受験真っ最中の2月、彼はお父様を亡くした。
お父様が闘病中ということは他の保護者の方から聞いてはいたけれど、
こんなに早く亡くなってしまうとは・・・

これから晴れて大学生になる息子さんを残して逝ってしまうのは、どれほど無念だったことだろう。
彼を慕う後輩たちの言葉や、彼のこれからを応援するOB達の暖かいまなざしを
お父様にも見せてあげたかっただろうな、と私も胸が熱くなる。
最後に、ご本人とお母さまが一言ずつ。
暖かい拍手と一本締めで、この日のお食事会は和やかに終了

少ないながらも、新2年生と新3年生合わせて13人、と部員も増えた。
素晴らしい指導者に恵まれ、部は日に日に強くなっている。
息子が部活を始めなければ、おそらく一生ナマで見ることはなかったであろう、フェンシングの試合。
これも何かの縁なので、これからもできる範囲で、見守り応援していきたい、と思う。
このあと、盛り上った子供たちは、そのまま後輩のお宅になだれ込み、
徹夜で麻雀をし、翌日の夕方まで、帰ってこなかった・・・

すみません、お世話になりました・・・
