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クレイステネスの民主政治

2014年06月14日 | 高2用 授業内容をもう一度

【僭主】の出現を防ぐために、港に落ちている割れた陶器の破片を紙代わりにして、僭主になりそうな人物の名前を刻む。【6000】票以上集まった人物のうち、最多得票の者を【10】年間アテネから追放する。このような方法を【オストラシズム】(【陶片追放】)といいます。【クレイステネス】が【前508】年に行った政策です。なお、陶器の破片は港での積み下ろし作業中に割れてしまったワインのカメの破片です。  
 さらにクレイステネスは重要な政策をとりました。それまでアテネには4大貴族が実権を握っていました。貴族とのつながりでポリスに住み着いた平民たちは、貴族の言いなりだったわけです。しかし、クレイステネスは貴族を中心とする4部族制をやめ、ポリス内の住まいなどを基礎とした「【10部族制】」に改革しました。10部族の中から50人の代表を選び、500人評議会を開催し、そこで物事を決定します。将軍職も1部族ずつから1人ずつ選び、戦争を担当しました。貴族がすねてを決めていた時代が終わったのです。


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