観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

平成から令和へ

2019-04-30 19:22:24 | 春の藤前干潟

※本日、お電話いただきましたカトウ様へ※

お電話をいただいた際に電話番号を聞き忘れたため、お返事の連絡をすることができなくなっております(メールボックスも確認しましたが、メールが受信できていないようで、ご連絡先を確認できませんでした)。

誠に申し訳ありませんが、このブログをご覧になられましたら、再度、野鳥観察館までお電話いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます(野鳥観察館TEL:052-381-0160)。

 

藤前干潟

今日の干潮時間 9時38分 潮位 91cm

今日の満潮時間15時25分 潮位175cm

 

今日、平成最後の日は雨の一日でした。

個人の日常には区切りがあるわけではなく、今までどおり続いていくと思いますので、時代が変わるという実感はわきませんが(実感するのは書類の日付けを書くときくらいでしょうか)、明日から令和の時代になります。

名古屋市野鳥観察館が開館したのは平成の前の時代の昭和60年(1985年)4月です。

その直後に藤前干潟の埋め立て計画が持ち上がります(その頃、藤前干潟という名前はまだなく、西一区と呼ばれていました)。

そして、ほどなく平成の時代に突入。

市民の埋め立て反対運動が広がり、今から20年前の平成11年(1999年)に埋め立てが断念されました。

その後、平成14年(2002年)には、国指定鳥獣保護区となり、ラムサール条約に登録され、今も藤前干潟を、そしてそこに訪れる鳥たちを見ることができます。

平成が終わる現在の藤前干潟の生きものの状況、そして渡り鳥の飛来数は、埋め立てが断念された頃よりも悪くなっているのではないかという懸念はあります・・・。

しかし、いや、だからこそ、平成の時代に多くの人の力によって守られた藤前干潟の野鳥の魅力などを、令和の時代も野鳥観察館は伝えていきたいと思っています。

新しい時代も、名古屋市野鳥観察館をどうぞよろしくお願いします。

 

今日は朝から雨で、藤前干潟周辺は霞んで真っ白。

鳥たちを数えることもままならないくらいでしたが、ハマシギをはじめとするシギ・チドリが多数飛来していました。

今日も1,000羽近いハマシギが飛来していたと思われます。

また、30羽以上のコアジサシが餌を探しているのも観察できました。

 

そして、すでに何度もブログ上でお知らせしていますが、5月4日(土・祝)~6日(月・休)の3日間は令和初めての「名古屋市野鳥観察館の愛鳥週間イベント」を開催します。→詳細はこちら(PDF)

 

5月4日(土・祝)と5月6日(月・休)に開催する「野鳥のおはなし」では、スライドプロジェクターで、昭和と平成の時代にスタッフが撮影した野鳥のスライドフィルムを投影しながら、当時の藤前干潟周辺の野鳥の様子をお話します。

スライドを変えるときのガシャッという音が懐かしいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在のようにクリアな画像を投影できるわけではないですが、スライドフィルムならではの風合いも楽しんでいただけたらと思います。

 

「野鳥のおはなし」も、「渡り鳥調査隊」、「探鳥会」も参加をまだ受付けています。 

ぜひご参加ください。 

 

 

昨日(4月29日(月))に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ10、カワウ141、ダイサギ21、コサギ28、アオサギ7、マガモ4、カルガモ20、コガモ70、オナガガモ1、ヒドリガモ24、ハシビロガモ3、キンクロハジロ24、スズガモ193、ミサゴ4、ダイゼン60、キョウジョシギ2、トウネン29、ハマシギ922エリマキシギ1(♂、首回りに白色の羽が少し)、オバシギ2、アオアシシギ5、オオソリハシシギ14、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ28、セグロカモメ1、カモメ4、コアジサシ6

 

 

明日の干潮時間10時13分 潮位 73cm

明日の満潮時間16時08分 潮位192cm

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