観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

コチドリ飛来とセレモニー

2021-03-20 23:20:42 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時53分 潮位195cm

今日の干潮時間15時48分 潮位 66cm

 

春分の今日、昨日に比べて雲は多かったですが、なんとか昼間は雨が降らずにお天気が持ちました。

ウォーキングイベントや藤前干潟プロムナード事業のオープニングセレモニーがあり、今日の稲永公園はとても賑やかでした。

 

まずは干潟で見られた野鳥をご紹介。

今日はコチドリを野鳥観察館近くの干潟で観察できました。

その近くにはオオバンの姿が。干潟で何かを探しながら歩いていました。弁足と呼ばれる特徴的な形の足をよく観察できました。

浅くなった水の中では、コサギが採餌中。

小さくて平べったい魚を次々に捕まえていました。

この時期に見られる小さくて平べったい魚と言えば、、、カレイの稚魚でしょうか。

こちらは頭がうっすらごま塩模様のユリカモメ。もう少し黒色(チョコレート色)に換羽が進んだ個体も見られました。

ズグロカモメの若い個体もいました。若いので、換羽が遅いようで、まだ頭はほぼ白色です。

セグロカモメも。なぜかハシブトガラスをずっと見ていました。

そしてハマシギの群れ。今日も1,200羽以上が飛来しています。また、ここのところ見られない日もあったダイゼンは、今日は90羽以上を確認できました。移動してきたようです。

そして、稲永公園ではこんなヒヨドリを見つけました。クチバシの周りが真っ黄色。南国の鳥みたいです。近くにあるツバキの花の蜜を吸って花粉がついたのではないかと思います。

コチドリ、カレイの稚魚、そして更に今日はツバメが飛んでいるのも見て、春をより一層感じました。

 

 

そして、午前中に行われた藤前干潟プロムナード事業のオープニングセレモニーの様子をご紹介します。

セレモニーは、稲永公園にある野跡コミュニティセンターの前の広場で行われました。

ここの階段には、野鳥の写真が貼られ、フォトスポットとして整備されたので、この前で行われました。

港区長、地元の野跡学区の代表、藤前干潟に関わる人たちがテープカットを行いました。

その後、参加してくれた地元の野跡キッズ団の子どもたちと記念撮影。

さらに、参加者とともに新しく整備された看板や道などを見ながら、野鳥観察館、稲永ビジターセンターまで歩きました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ17、カンムリカイツブリ959、カワウ27、ダイサギ3、コサギ40、アオサギ7、マガモ5、カルガモ26、コガモ12、ヒドリガモ25、オナガガモ3、キンクロハジロ180、スズガモ792、ホオジロガモ2、ミサゴ3、トビ1、ノスリ1、オオバン1、コチドリ1、シロチドリ4、ダイゼン95、ハマシギ1,248、アオアシシギ1、イソシギ1、ダイシャクシギ1、ユリカモメ129、セグロカモメ33、オオセグロカモメ2、カモメ87、ウミネコ2、ズグロカモメ31

ツバメ、ハクセキレイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、コゲラ、ヤマガラ

 

明日の満潮時間 9時18分 潮位182cm

明日の干潮時間16時48分 潮位 77cm

コメント
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