名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の満潮時間 8時26分 潮位227cm
今日の干潮時間14時01分 潮位 88cm
今日は、お昼頃に急に雨が降りましたが、その時以外は比較的穏やかでした。
ここのところ、暖かかったからか、バードウォッチャーなどの来館者の多い土曜日になりました。
午前中、野鳥観察館の正面の導流堤脇に現れ始めた干潟には、ハマシギ、ダイゼン、ダイシャクシギ、オナガガモ、ユリカモメ、ズグロカモメなどが飛来。
さらに、この場所のハマシギをカウントしていると、トモエガモを発見しました。
しかも、1羽、2羽ではなく、30羽ほどの群れで飛来していました。
↓写真では分かりにくいのですが、オナガガモの後ろの干潟に沿って横一列に並んでいるのがトモエガモたちです。
ただ、このトモエガモたちは、しばらくは庄内川にいたのですが、何かをきっかけに急に群れで飛び上がり、導流堤を越えて新川に入ってしまい、見えなくなってしまいました。もう少し、じっくり観察したかった、、、。
トモエガモのオス(繁殖羽)は顔に緑色と淡い黄色などで何とも複雑な模様をしていて、この模様が巴の文様に見えることからトモエガモという名前がついているそうです。
また、遠くから見てもわかる肩からの飾り羽が特徴的です。
一方、メスは他のカモ同様地味な色合いですが、クチバシの付け根に白色の斑があり、これが遠くからでも案外よくわかりました。
トモエガモは、藤前干潟では、毎冬、数回、2羽程度が確認されていますが、今冬は藤前干潟鳥獣保護区内での観察頻度が多く、さらには今日は30羽近くもの群れが飛来し、驚いています。
昨日のコハクチョウに引き続き、今日のトモエガモの飛来。
今冬は雪が多いということで、この影響なのでしょうか。
この他、今日はキンクロハジロの群れを野鳥観察館の目の前に見ることができました。
昨日、今日とキンクロハジロは500羽を超えています。キンクロハジロは野鳥観察館より少し上流にいることが多いのですが、こんなに多くのキンクロハジロが河口にいるのは珍しいです。
オスにもメスにもちょんまげ(冠羽)があるのがキンクロハジロの特徴。スズガモも混じっていました。
また、今日は3羽のダイシャクシギを観察できましたが、庄内川の中程にできた干潟に1羽が飛来して採餌していました。
また、ズグロカモメは頻繁に護岸沿いにやってきて、カニを探しているようでした。
今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ7、カンムリカイツブリ1,030、カワウ679、ダイサギ2、アオサギ14、マガモ4、カルガモ61、コガモ2、トモエガモ28、オカヨシガモ1、ヒドリガモ5、オナガガモ1,131、ホシハジロ32、キンクロハジロ580、スズガモ210、ホオジロガモ1、ミサゴ8、ハイタカ1、オオタカ1、チュウヒ1、シロチドリ19、ダイゼン40、ハマシギ614、アオアシシギ2、ダイシャクシギ3、ユリカモメ108、セグロカモメ3、オオセグロカモメ1、カモメ5、ウミネコ1、シロカモメ1(J)、ズグロカモメ17
明日の満潮時間 8時57分 潮位218cm
明日の干潮時間14時35分 潮位 87cm