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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ズグロカモメの空中戦

2019-12-24 23:20:55 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時31分 潮位 94cm

今日の満潮時間16時16分 潮位219cm

 

今日はとても暖かく穏やかな日でした。

護岸にいても、この季節ならではの伊吹おろしを感じることなく、快適に野鳥観察を楽しめました。

 

 午前中の庄内川に広がった干潟↓。オナガガモが集まっていました。

 

護岸に立ってじっと干潟を見ていると、様々な音が聴こえてきました。

風の音、カモの鳴き声、カモが翼で水を叩く音、ヨシ原でオオジュリンがヨシの茎を割る音...。

でも、一番響いていたのはズグロカモメのキュッとか、ギュイッという高い声。

干潟の上をフワフワ飛ぶズグロカモメ↓。

 複数のズグロカモメが餌を探して、干潟の上を下流から上流に向かって、そして上流まで行ったら再び下流に戻って、何度もすぐ目の前を飛んでいました。

 

 穏やかな時が流れていて良いなぁと思ってズグロカモメが行ったり来たりしているのを眺めていたのですが、急に甲高い声が立て続けに響きます。

そちらを見ると、2羽のズグロカモメが空中で揉めていました。

 ケンカでしょうか?飛びながらほぼ真後ろを向けるんですね。

この後、1羽が1羽を追いかけていきました。

 

ズグロカモメは、行動がおもしろくていつまでも見ていることができます。

ズグロカモメに似たユリカモメは名古屋市内の他の場所でも見られますが、干潟のカモメとも行っても良いズグロカモメをこれだけよく観察できるのは、大きな干潟が広がる藤前干潟ならではです。

干潟の出ている時間であれば、かなり近くで観察できることもあります。

冬の藤前干潟の一押しであるズグロカモメをぜひ見にお越しください。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ304、カワウ919、ダイサギ14、コサギ11、アオサギ30、マガモ33、カルガモ2、オカヨシガモ7、ヒドリガモ11、オナガガモ440、キンクロハジロ1、スズガモ226、ミサゴ16、シロチドリ15、ダイゼン13、ハマシギ515、イソシギ1、ユリカモメ169、セグロカモメ17、オオセグロカモメ3、ウミネコ15、ズグロカモメ12 

 

明日の干潮時間11時18分 潮位 94cm

明日の満潮時間16時56分 潮位223cm

 

※ 野鳥観察館の年末・年始のお休み ※

2019年12月29日(日)~2020年1月3日(金)は休館いたします。


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