観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

シギ・チドリを近くで観察できました。

2017-12-08 23:01:43 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時33分 潮位225cm
今日の干潮時間15時10分 潮位110cm

 

今日はとても寒かったですね。

庄内川河口は風はあまりなかったですが、外に出ると「ついに本格的な冬が来たっ!」と思うような日でした。

 

寒く、天気は悪かったですが、庄内川河口や稲永公園にはたくさんの鳥たちが飛来しました。

午前中、まだ干潟がほとんど出ていない時間帯に、庄内川にツクシガモ2羽を観察できましたが、その後現れたチュウヒの姿に驚いたのか、ツクシガモ2羽は飛び去ってしまいました。

 

庄内川護岸を歩いていると、ダイゼンとハマシギが1羽ずつ。このペアはしばらく一緒にこの周辺で行動していました。

護岸を飛び立つダイゼン。後ろにはハマシギも付いてきていました。

(↑の写真2枚は地元のHさんに提供いただきました。)

 

そして、もう少し上流へ行って野鳥観察をしていると、護岸近くの干潟にハマシギ、ダイゼンの群れが飛来してきました。

次々とやって来るハマシギとダイゼンの小さな群れ。

 

干潟に降り立つや否や、餌を探し出すハマシギたち↓。

ゴカイを捕えるハマシギ、ダイゼンの姿を頻繁に見ることができました。

ゴカイを引っ張りだすハマシギ↓。

引っ張り出したゴカイを近くの水たまりで洗って素早く飲み込んでいました。

こちらはダイゼン↓。

このダイゼンも、引っ張り出したゴカイをすすいでから飲み込んでいました。

そして、またすぐにゴカイを探し始め・・・、

次々とゴカイをゲットしていました。

 

干潟には、シロチドリの姿も。盛んに片足を小刻みに震わせて、餌をさがしていました。

小さく写っていて分かりにくいですが、この時期には珍しいメダイチドリ1羽も↓。

さらにはコアオアシシギ2羽も観察できました。

今日観察できたシギ・チドリは、ハジロコチドリ1、シロチドリ18、メダイチドリ1、ダイゼン89、ハマシギ991、コアオアシシギ2、イソシギ1、ダイシャクシギ4 でした。

お天気は悪かったですが、今日はいつもより多数のシギ・チドリが護岸近くの干潟にやってきて、しかも久しぶりにかなり間近で観察できました。

 

干潟では、ユリカモメも餌を探しており、泥の中からくちばしで小さな生きものをみつけて食べていました。

 

この他、庄内川河口ではカンムリカイツブリが魚を食べているのも観察できました。

 

稲永公園では、昨日からヒタキの仲間がよく観察できています。

カメムシを食べていたヒタキの仲間↓。カメムシ、臭くないのでしょうか。

 

こちらのヒタキの仲間は尾の動きが特徴的でした↓。

(※カンムリカイツブリとヒタキの仲間の写真は、地元のHさんから提供いただきました。)

 

明日の満潮時間10時23分 潮位212cm
明日の干潮時間16時12分 潮位116cm

コメント
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