観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハヤブサ対チュウヒ

2017-11-24 19:02:58 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時25分 潮位209cm
今日の干潮時間15時00分 潮位119cm

 

今日は、昨日よりは幾分かましでしたが、風の強い日でした。

しかし、稲永公園にはポケモンGOをしに訪れる人がここ1週間くらいで少し増えています。

もちろん昨年の夏から秋にかけての人出には比べものになりませんが、今日はスマートフォンを見ながら歩いている人を野鳥観察館周辺で絶えず見かけました。

 

今日の庄内川河口では、ハヤブサの狩りを見られたそうですので、ご紹介します(今日の写真はすべて地元のHさんに提供いただきました)。

庄内川河口の干潟を見ていると突然現れたハヤブサ。

干潟の上を飛んでいたズグロカモメの若い個体(左)を追いかけます。ズグロカモメはしばらく必死で逃げ回っていましたが、ハヤブサに追いつかれ、捕まってしまいました。

すると、そこにオスのチュウヒ(右下)が現れ、ハヤブサの獲物を狙って追いかけ始めました。

チュウヒ(右上)が追いかけて(ハヤブサはズグロカモメを掴んだままひっくり返って飛んで逃げていることも↓)、

追いかけて、

追いかけて、あともう少しでハヤブサに届く、という場面が何度かあったのですが、チュウヒはついに諦めました。ハヤブサはズグロカモメを掴んだまま、西へ去ったそうです。

 

この後もチュウヒが何回か現れ(今日は2羽が観察できています)、その度にカモやシギ、ヨシ原にいる小鳥などが逃げていました。

逃げ飛ぶオナガガモの群れ↓。

 

なお、今日、庄内川河口で観察できたシギ・チドリは、シロチドリ23、ダイゼン61、ハマシギ388、アオアシシギ3、ダイシャクシギ2 でした。

干潮時間が午後の遅い時間になってきて、干潟が出てから飛来するシギ・チドリは逆光の中での観察となり、カウントもつらいです。

 

また、稲永公園では、冬鳥を頻繁に観察できるようになってきています。

ウグイス↓。

メジロ↓。

ビンズイ↓。

この他、シロハラやツグミも観察できました。

 

明日の満潮時間10時11分 潮位200cm
明日の干潮時間15時54分 潮位126cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする