観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トビの餌探し

2017-11-09 19:29:51 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時45分 潮位225cm
今日の干潮時間15時15分 潮位127cm

 

今日は快晴でしたが、北風が一日中強く吹きました。

稲永公園では、あちこちで赤や黄色などに紅葉した葉が風で舞い散っていました。(紅葉した稲永公園のケヤキなど↓。)

公園の松林では、忙しそうに木を突きながら移動するコゲラをみつけました。

この近くには、シジュウカラもおり、一緒に行動しているようでした。

公園内では、この他、ジョウビタキ、カワラヒワ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、キジバトなどを観察できました。 

 

だんだん潮が悪くなってきて(干潮時間が遅くなってきて)、今日は干潟が現れ始めたのは、お昼近くになってからでした。

今日は3羽のチュウヒが現れ、干潟にいたオナガガモなどが何度も飛び回っていました。

チュウヒが過ぎ去った後、首を伸ばして警戒中のオナガガモの群れ↓。

強風を避けるため、ヨシ原の脇に集まっていたコサギ↓。

干潟のすぐ上を、ズグロカモメとユリカモメが飛んでいました。ズグロカモメとユリカモメは似ているので間違われやすいですが、こちらはユリカモメ↓。尾の先が黒いことなどから、若い個体のようです。

 

また、今日は2羽のトビが護岸近くで、水面ギリギリの低空を飛んでいました。

観察していると、水面に浮かんでいる死んだ魚を2羽が交互に拾おうとしていたようです。しかし、魚が大きすぎて、どちらのトビも失敗・・・。

しかし、片方のトビが何とか魚を掴み、護岸まで持っていきました。

その後、魚の所有権をめぐって睨み合っていたのか、向かい合ったまま動かない2羽のトビ。

そこへ、カラスが現れ、カラスに追われるトビ・・・。

しばらく上空を飛んで、カラスをやり過ごし、再び魚のある場所へと戻っていったようです。無事、魚を食べることができたでしょうか。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ19、カワウ4,010、ダイサギ18、コサギ29、アオサギ28、マガモ47、カルガモ32、コガモ310、ヒドリガモ16、オナガガモ1,649、ハシビロガモ9、ホシハジロ16、キンクロハジロ54、スズガモ585、ミサゴ13、トビ2、チュウヒ3、ハヤブサ1、シロチドリ38、ハマシギ282、オバシギ7、ユリカモメ10、セグロカモメ5、ウミネコ40、ズグロカモメ11

 

明日の満潮時間10時47分 潮位210cm
明日の干潮時間16時27分 潮位138cm

コメント
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