観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

紅葉とジョウビタキ

2017-11-07 19:50:56 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時03分 潮位256cm
今日の干潮時間13時45分 潮位 97cm

 

今日もお昼近くまでは晴れましたが、午後からは雲が多くなりました。

しかし、風がなく、川も凪いでおり、穏やかなお天気でした。

午前中は三重県から中学生がグループ学習として野鳥観察館と稲永ビジターセンターを訪れており、野鳥観察をした後、藤前干潟の保全などについて学んでいました。

 

先週までの干潟には、700~800羽ほどのハマシギの他、ダイゼンやシロチドリの群れがほぼ毎日入ってにぎやかでしたし、日曜日(5日)には、珍しくマガン1羽が新川河口で確認されました。

しかし、天気が良い日が続いたことで群れが移動してしまったのか、昨日・今日はハマシギ、ダイゼンの数がぐっと減りました。

さらに、今日はカワウの飛来数も非常に少なく、干潟はいつもに比べるととても静かでした。

なお、今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ62、ダイゼン16、ハマシギ110、オバシギ1 でした。

明日は久しぶりに雨になりそうとのこと。この雨で次のシギ・チドリの群れが入ってくるのを期待したいところです。

 

一方、稲永公園では、秋の深まりとともに、サクラやイチョウ、プラタナスなどの葉の色が鮮やかになってきています。

また、先週からはキクイタダキ、アトリが観察されています。しかしながら、高い松の木の上の方を飛び回っており、木の枝や葉に遮られて、全身を確認することすら難しい状況です。そして、ほぼ真上を見上げていなければならないので、首が痛くなります。

この他、公園では、ジョウビタキ、カワラヒワ、シロハラ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、モズなどの鳥たちも観察できています。

 

今日は、4羽のジョウビタキ(オス2羽、メス2羽)を野鳥観察館の近くで観察できました。

黄色や赤色、橙色など、色とりどりの葉をつける木を次々移動していたジョウビタキのメス↓。

こちらはカワラヒワ↓。 

 

そして、先日、稲永公園の秋を紹介しましたが(10月21日の日記)、今日、稲永公園を歩いているとさらに秋を感じることができました。

10月21日に紹介したピラカンサの実↓は、まだ淡い赤色でしたが・・・、

今では、すっかり真っ赤に色づきました。

 

アキグミの実も、まだ緑色、黄色のものが多かったですが(10月21日↓)・・・、

熟して深い赤色のものが多くなってきています。

 

アラカシについたどんぐりは緑色でしたが(10月21日↓)、

茶色になってきており、木の下に落ちているどんぐりもたくさんありました。

 

こちらはウバメガシのどんぐり↓。まだ青いどんぐりも枝についていますが、

その下をみると茶色のどんぐりがいっぱい。

 

今日は立冬。暦上では冬に入りましたが、稲永公園ではまだもうしばらくは秋が深まっていく様子を楽しめそうです。

 

明日の満潮時間 8時51分 潮位241cm
明日の干潮時間14時26分 潮位112cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする