漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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は~るになれば  鶏肉と里芋の煮物

2015-01-27 22:57:47 | 冬の肉料理
NYは大変なことになっているようですね
寒波+ハリケーン並みの暴風とは・・・。
もし、うちだったら、どういう備えをしようかと話ました。
とはいえ、埼玉では
もう春が近いことを感じます。

きっと植物たちが芽吹く準備をしているように、人間の体も
芽吹く準備になっているのだと思います。

漢方の考え方は、外側の宇宙に対して、人体を小宇宙とみなします。
外の環境に、
木などの植物や、火、土、金属、水などがあり
風、寒さ、湿気、熱、乾燥、火があるように、

それが、人体の中にも存在すると考えます。

だから、人間の体の中そのものが自然界であるというような感じです。

でも、体が安定している人は、外の環境が変わっても
内側の環境はそんなに大きく揺さぶられません。

窓が閉まっている家であれば、雪がしんしんと降っても
台風がきても、
家の中は、多少エアコンの効きが悪いとか、そのくらいはあっても、基本的には平和です。
でも、窓が開いている家だったら、寒いし
たちまちずぶぬれ・・・。そんなイメージ。

春は、風の影響を受けやすい季節とみます。
風がふくと、上に舞い上がります、乾燥もします
くるくると物を移動させます。

そういうことが体に起き易くなります。
体の上の方に症状がでて(頭部、顔面に出やすい)
乾燥もし(かさかさ、痒み、ひび割れ)、
発症した症状が場所が固定せずに場所をかえたり(湿疹が移動する、痛みが移動するなど)

風の影響では
風邪なども、その一つです。インフルエンザも今、すごいですね。
風邪も
鼻やのど、咳など上のほうに出やすいですね、
喉が痛かったのが、咳になったり、症状がくるくる変わっていきます。

それから、花粉症も風の影響をうけているとみます。
花粉症も、目、鼻、喉、咳など上の方の症状です


なので、この風(漢方では風邪:ふうじゃ)を散らす対処をします。

その代表が、衛益顆粒っというわけでございまする。
家でいうと、窓を閉めることができます。

食べ物だと、
まずは、家の扉を閉める!ということで
体を元気にする基本的な養生も大事になってきます。

春は、木々が芽吹く季節で、木に相当する臓器は”肝”です
この肝の解毒を助けるようなものもいいです。
それが酸味のあるもの。
かんきつ類や、酢、梅干などもいいです。

今から少しずつ増やしていってもいいですね。


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先週金曜日の夕飯です



7分づきご飯
鶏肉と里芋の煮物
白菜のあちゃら漬け塩レモン入り
かき菜のみそ汁
納豆

あちゃら漬けは酢もはいり、レモンも入り
酸味があります。
1品は、少し酸味のある品を入れるという感じだと
用いやすいかもしれません♪