お昼近くになってしまいましたが、昭和美術館から桑山美術館へ向かいました。
今回は迷うことなく目的地に到着。
桑山美術館
こちらの展示の方が見たかった方ですが、昭和美術館の庭と南山寿荘も素晴らしかったので二つ合わせて行った方がいい
ように思いました。桑山美術館の庭はそれほどでもありませんでした。私は最初古川美術館・分館と庭がいいかと思った
のですが、そこには見たいものがなく、友人から教えてもらった住宅街にある静かな小さな美術館にひかれました。
展示された茶道具はどれもすばらしく、一つ一つその前に立って眺めているとそのフォルムに永遠が広がるように
落ち着いた気持になってきます。こんなに静かな気持ちになって行くのは珍しいことでした。やっぱり私が茶の湯が
好きなのはこの辺にあるのかなと再認識しました。
おもしろかったのは木工としか思っていなかった黒田辰明の茶道具です。螺鈿茶器も乾漆盆も素晴らしかったです。
京都の進々堂までテーブルを見に行ったこともありました。たまたま仕事で知った京大出身の人に聞いて行ってみたくなりました。
新しいところでは伊藤秀人の青瓷*がすてきでした。その青色と形が清潔感があり、凛としていて見入ってしまいました。
友人は志野茶碗が好きで、よく荒川豊蔵の話をすると思ったら、貸してあげた白洲正子の「かくれ里」を今読んでいて
白洲正子があの本を書いた頃、彼も荒川豊蔵宅に行ったことがあると話していてびっくり。私も荒川豊蔵の鼠志野とか好きですが。
私は昭和美術館で見た古萩茶碗くらいの大きさが好きです。私が愛用しているのは祖母が萩に行ったときにプレゼントされたという
萩茶碗です。祖母がお茶を始めた私に女性が点てやすく飲みやすい大きさだからと言って私にくれたものです。
参考)
*古い時代の青磁は「青磁」と表記されることが通例ですが,現代の陶芸家がつくった作品では,磁土を用いた場合を「青磁」,
陶土を用いた場合を「青瓷」と,区別することもあります。 釉薬の中に含まれる微量の鉄分が,その美しい色合いを
つくり出しますが,焼成方法によって,色合いはさまざまに変化します。
ゆっくり展示を味わってから屋上に行ってみました。
美術館の3階の屋上から見渡す名古屋の町です。
庭の紅葉も真っ盛り。
敷地はそんなに広くないのですが、お庭と茶室と貸出ギャラリーにもなる建物がありました。
友人はどうもそこを使ったみたいでした。
なんだか盛りだくさんの庭でした。燈籠がたくさんあったので、もっとよく見ればよかったと
思いました。燈籠コレクションですね。
タイルもあり、庭を設計した人はやりすぎと言う感じもしますが・・
証拠写真を撮ってもらいました。
何と動画になっていたので、スクショで保存しました。
時間無制限で鑑賞していましたが、おなかもすいてきたし、美術館のHPで紹介があった
南山大学近くの「ラ・メゾン・ルージュ」に着いたときはもうクローズしていて1時半クローズで2時まで
だったようで中に入って聞いたら、ネットで見たことのあるシェフがもうおしまいですって。
大学の近くには何かあるからと名古屋大学まで歩いたのですが、山のような坂を登ったり下りたり・・
名大近くのハンバーグ屋さんはドアを決心して開けたらハンバーグが全部で出ちゃったのでおしまいですと
言われ・・・ 大学のカフェで最後に一種類しか残っていなかったサンドイッチを食べました。
カフェラテとハム卵サンドで昼食にありつけました。
歩いて回った所を打ち出して持って行っていた地図に書いてもらいました。行き当たりばったりで
高級住宅地を見れたり、私としては面白かったです。(スマホのナビも使わず・・)
スマホの万歩計で確か2万6千歩くらい、17kmも歩いていたのでびっくりしました。
いりなかから八事、八事から再びいりなかに行き、昭和美術館と桑山美術館、そして南山大学の横を通り
名古屋大学まで。名大は仕事で行ったことがありましたが、なんだか見たことないような景色でした。
広いから行っていたエリアではなかったような・・ そういえば出張中も仕事が終わるといろいろな所に
連れて行ったもらっていました。もう30年以上も前のことです。
カフェでは来週の京都の話もしましたが、これだけアップダウンを歩いてなんともないのだったら
鞍馬も歩けそうだねとの彼のことば。私も前日までは大原にしておこうと思っていたのですが、
これで家に戻っても何も出なかったら大丈夫そうだと思いました。
ジェンダー・リサーチ・ライブラリーの中のカフェです。
なかなか個性的な図書館が奥に広がっています。
遠くに見える塔が東山動植物園。
私は東山動植物園までも歩けそうでしたが、もう地下鉄に乗った方がいいよとのアドヴァイスに従うことに
しました。以前は地下鉄がここまで来ていなくて、仕事で通う時も本山からすごく歩いたような記憶です。
トヨタが建てた講堂のデザインはいいと同大学建築学科出身の彼のおすすめでした。
Dec. 1 2023 Kuwayama Art Museum → Nagoya Univ.
カンカンのブログを参考にして、また行ってみたいと思いました。
それにしても、歩きすぎ!
足は大丈夫ですか?
名古屋は何かのついでにしか行ったことがなく、
行きたいところがなかなか見つからない場所でしたが、
今回は急に行ってみたくなりました。いろいろな面がある町ですね。
足は歩きすぎでは大丈夫ですが、そのあと、動かなかったらすごく痛くなりました。難しい・・