Reflections

時のかけらたち

同期の絆---T高校クラス会 ・・・ classmate bonding --- T High School class reunion

2023-11-21 23:59:54 | old familiar faces

11月18日

心配事もあり、何か霧が晴れない中、元気を出してベルカントのレッスンと午後の幹事をしている
高校のクラス会に行きました。

歌に集中していると希望が見えるような気がするのですが・・・信じて生きて行くしかありません。
最近好きになったLa Wallyです。

Ebben? Ne andrò lontana (from 'La Wally') - André Rieu

 

Chi troppo in alto sal, cade sovente precipetevolissimevolmente
日曜日(19日)にイタリア語の早口言葉で習った一番長い単語を含むイデオムがぴったりでした。
高みにのぼりすぎたものは、しばしば急に落ちるという意味です。
燃え尽きではないのですが、とても幸せな気分を感じたことの後に起こる喪失感というか・・

暗く落ち込んでいた原因は友人と唯一の連絡手段である携帯電話が8日間も通じなくて、今日(21日)もし通じなければ
何か異変がおこったと確信して、朝新幹線に飛び乗ろうと思っていたところ…やっと電話の応答があり、どれだけほっとした
ことか・・一人暮らしの高齢者の安否確認って本当にどうしたらいいのでしょうね。前回携帯を修理に出していたこともあり
それならいいかと思っていたのですが、8日間は長すぎます。コールして出ないとはどういうことかと考えました。
手の届かないところに置いてあるか、話したくないかどちらかです。彼が言うには実家に行ったとき、ガレージに置き忘れて
きちゃったとのことで昨晩取りに行って、すぐ電話すればよかったけどという返事。どれだけ心配したことか・・
親友を失ったばかりの私はこれ以上友を失いたくないという思いでした。世間との関係を断ち切った彼にとってはケータイは
必需品ではありません。私だったら一日でもないと不便ですけどね・・
12月のオラフソンのしらかわホールでのコンサートの後、京都まで行く計画の最終の相談をそろそろしなくてはと思って
いたところでした。京都の方は鞍馬か大原とほぼ決まっていて、コンサートの日の名古屋の計画が今一つだったのですが
住宅地にある桑山美術館というところの提案があり、ちょうど今茶道具展をやっていて茶室もお庭も素敵でした。
コンサートの日まではやっていないので急遽日帰りででも行きたくなってしまったところです。そこで二人で計画を立てて
日帰りウォーキングで昭和美術館→桑山美術館→東山動植物園にも行くことにしました。

やっと霧が晴れて、クラス会の日のことを載せることができるようになりました。

写真があまりないのですが、

最後の集合写真から、としちゃんとの所だけ切り抜き・・

二次会のやっと見つけて予約ができたコリアン・カフェで抹茶スムージーと。
前に座っていた今でもジーンズがすごく似合う若さ溢れるI君が撮ってくれたのですが、
こちらは花とおばあさんですが、このテーブルは他に元大学教授や元役人、起業家など
花と叔父さんグループでした。あまりみんながいろいろな注文をするので忘れちゃった
かわいいコリアンの男の子が働いていました。仕事で大学での大会の時に韓国人留学生の
アルバイトを使ったときのことを思い出させる素直な感じの若者でした。

 

 

不忍池のほとりには夜でも観光客がたくさんいたようです。何かイベントがあったのかな?

クラス会は「梅の花」上野広小路店。幹事長が梅の花の株主になって安くあげています。
ところが嬉しいことに参加者が予想を上わまり、掘りごたつの部屋一部屋で収まらず、幹事部屋を
別に取りました。幹事は向かいの幹事部屋とクラス会会場を行ったり来たり・・・
私は運よく直前にキャンセルになったH君のおかげでクラス会のテーブルに着くことができました。
また当日、すっかり忘れていたというE君の所に幹事のS君が入りました。それで司会のA君とO君が
目の前の部屋と行ったり来たり・・・一部屋に収まらないことを事前に知った私はこれでは
二次会をセットしないとだめと幹事長を説得してやっとこのコリアン・カフェをおさえてもらいました。
普通のカフェは土日は予約を入れることができませんでした。20人近くはさすが当日探すのは難しく
思いました。

当日の出席者はドタキャン1名を除き先生を含めて24名でした。クラスの半分が出席とは優秀ですね。
コロナ明けで4年ぶりのクラス会。一度古希の同期会があったのでずらしたらコロナ時代に突入。

亡くなった友人もいましたが、みんな病気の話や、健康管理の話などが中心で、これから大学で学ぼうと
いう女子や小学校の教員を退職して保育士の資格を取り現役の保育士やマイナンバーで忙しくなった
市役所で働いている人等女子の方がアクティブですね。イスラエルからワインを輸入しているF君はやっと
荷が出てほっとしているが近隣諸国に戦争が拡大しそうとの見方が多いとの現地報告もありました。その後で
I君は俺いったい何話せばいいの?と困っていましたが、最近心臓の手術をしたばかりでステント仲間だという
ことがわかりました。彼はNECの常務までした日本の経済界で働いていたけど変わらぬ気さくさです。
動物園長だったN君は今でもTVやラジオに出演していて子供電話相談に翌日出るよと話していたけど聞くの忘れてた。
途中、欠席の奥様を亡くしたばかりのK君からも電話が入り、みんなで電話を回していましたが、懐かしい声が
もれ聞こえてきました。I君からも待合室の時に四国お遍路の話も聞けました。
私の推しのS君は残念なことに亡くなりました。前に座っていた高齢者に体操を教えているYさんが私に落研の時の
彼のスナップ写真をあげたことがあると私がすっかり忘れていたことを思い出させてくれました。
Mさんもテニスの日々でとにかく女子は全く若くて変わりませんでした。孫もいないのにすっかりおばあさんになって
いるのは私だけでした。
事前に欠席の関西で大学や病院を退職した後、開業医をしているT君からメールが来て、彼もステント仲間だそうです。
動物園のN君もそうだし、結構多いですね。担任のK先生も一度大病をされたのですが、最近再発して、難しい病気だった
とのことでしたが、現代の医学のおかげで助かったとのことでした。今も歩くことを心掛け過ごしているとのこと。
喜寿の同期会の時は90になるので無理かと思ったけど案外いけるかもと話されていました。男子生徒より若く見えました。
事前に回ったT君のメールには戦後の復興、バブル、大災害、コロナとこんなにいろいろなことを経験した世代は他にない
のではとのことが書かれていました。本当にそうだよね。

皆様は誇らしい団塊世代であり、競争の激しい時代を生き抜いてこられて、各人各様の経験と見識をもって、穏やかに
あるいは
あわただしく現在の生活を送っておられていると思います。
団塊の世代の我々は若い世代には理解できない、多彩な経験があり、見識も広く、また、それらを共有しています。
学生運動、
経済復興期、バブル競争社会、ディスコやグルメの時代、バブル崩壊後の社会、新型コロナの社会 昨今の
デフレスパイラル社会
など多くの共通の体験があります。従来の高齢者生活とは異なり、いろんな経験もし、多様な趣味と
価値観を持ち、体制と価値観の
変容を経験しており、従来の高齢者とは一味違う充実した生活が待っていると自負と期待を
しています。高齢者となっても
団塊世代のプライドを共有して誇らしく過ごしましょう

私が頂いたメールには
人はそれぞれ何らかの苦労と悩みを抱えています。この年で言えることは地位や名誉にかかわらず、ひとはたくさん苦労
された分
それだけで充実した人生を送ったといえることでしょうね。
と書いてあって、読んで嬉しくなりました。
T君には阪大で仕事があった時に一度お会いしたことがありました。私が高年齢出産をすることになり、電話で当時阪大の
産婦人科に勤務していた彼に相談したことがありました。

二次会でもみんな本当にこのクラスでよかったと実感していました。みんなで同じように年取って安心したとも・・
私達の中にある不思議な絆に感謝です。

そして今日遠くに住むやはり同い年の友人とやっと生存確認が取れたこと神様に感謝しました。こんなに祈りたくなったことは
久しぶりでした。

 

Nov.18 2023  Ueno

 

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2 コメント

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Unknown (としちゃん)
2023-11-22 06:10:22
クラス会の前には、心配事があったのね。でもクリアできて、ほっとされたことでしょう。

クラス会の幹事さん、お疲れ様でした。参加者が増えたのですね。それでもみんな和気藹々で、楽しい時間が過ごせましたね。
18歳の頃と、声の様子と性格はまるで変わらないものだと痛感しました。
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Unknown (カンカン)
2023-11-22 23:44:39
としちゃん、コメントありがとうございます。
としちゃんはブログ顔出しなので、載せさせてもらいました。許可採らないですみません。
ほんとうに無事が確認されるまで心配で娘にお母さん膝が痛いの?と言われるほど暗い顔をしていました。
クラス会、いつも本当に楽しいですよね。
最近職場の友人とも声は全然変わらないと話していたばかり・・ 気持ちと声はいつまでたっても変わりませんね。
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