いつの間にか6時前には暗くなってしまい、秋なのですが、気温はまだ夏です。
季節が急激にシフトしていきます。
ヒガンバナが同時にあちこちで咲き始めました。
秋に向かうハナミズキの木も紅葉し始め、次のステージへ。
紅葉がきれいな季節は旅行にいい時期ですが、日が短くなるので行動時間が限られてきます。
最近見た映画やTVの簡単なメモ。
映画の記録はもう2年くらい前のからまだ載せてないものもあって・・時間がなくて。
9月中に借りていたのを見ようかと思って見たのがカズオ・イシグロ原作のマーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン
キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドの共演の映画で「私を離さないで」(Never Let Me Go)。
先週とうとうブルーレイレコーダーが壊れたのでパソコンで見ました。静かな語り口で美しい映画なのに、現実にも
ありそうな怖さがあり、珍しくその晩、恐い夢を見ました。キーラ・ナイトレイを「アンナ・カレーニナ」で見て
2回目。キャリー・マリガンがすごくよかった。カズオ・イシグロの本が読みたくなり、友人に聞いたら、映画は見たけど
本は読んでないとのことでした。
映画の写真を探していてみつけたら、偶然岩井俊二監督のコメントが出ていました。
最近岩井監督の「Love Letter」を見て、懐かしい余韻の残ったフレッシュな感覚の映画で
いい意味での後遺症が少し残りました。
紫苑さん
A子さんから紫苑さんがEテレの「あしたも晴れ、人生レシピ」に出ていたと教えてもらい、NHKプラスで
見ることができました。とても懐かしくブログと同じで、その潔い語り口に紫苑さんらしいと思いました。
東京新聞にその暮らしぶりが紹介されて、あっという間にマスコミに広がり、本を発行されたり、取材や
講演依頼があったりのお忙しい生活かと思いあまりお会いすることも無くなってしまったのですが、久しぶりに
連絡してみました。彼女の「少ないお金で暮らしているだけなのにね」に笑ってしまいました。それがスゴイこと
なのです。とてもまねできるものではないのですが、とても参考になります。この連続する物価高に賢く健康に
過ごさなければと誰でも思うと思います。彼女のお金では幸せになれないと言う感じの言葉やブログでも引用されて
いたお金で買えるのは時間と自由とか・・その哲学もおもしろくて。
番組の中では「自分をコントロールできるのが快感」という言葉と「自分に必要なものが見えて来た」という言葉が
印象に残りました。私も自分の死を覚悟した時に自分がしたいことが見えてきました。彼女は経済的な理由で無駄をそぎ
落とす中で必要なものが際立ち、私は時間に限りがあると自覚した時に大切なものがわかってきました。でもなぜ生かされて
いるのかはわからなくなります。今は美しい自然やものに触れながら生きていけることに幸せを感じていますが、これからの
自分と向き合って生きることは結構しんどくなるのだろうと健康面とか思うとその変化も受け入れながら生きて行かなければ
ならないだろうと思います。でも今生きている時間を大切にして・・ それだけ。
日曜日のいつもクラシックをやっている時間に日本の古典芸能があり、観世清和の能をみました。
三輪 誓納
神に捧げる神楽 翁 と同じような祈りの舞でした。
平和への祈りが世代を超えて受け継がれていく。
そのあとで息子さんが演じた「安宅」のダイジェストもやっていました。
私が初めて能を見たのが宝生流の「安宅」でした。一度でお能の世界が好きになりました。
亀井広忠の大鼓も一気に引き込まれました。今回の三輪でも演奏されていましたが、
あの頃より髪も白くなり演目にもよるのでしょうが、迫力より柔らかさを感じました。
なぜか母のことをリアルに思い出しました。
その前に見た日曜美術館のアートシーンで芹沢銈介の展覧会を民藝館でやっていることを知りました。
これは外せないです。子供のころから好きだった芹沢銈介です。
9月30日
病院の通路で
月曜日は大学病院での半年に1回になった心臓の検診に行ったのですが、担当の先生がもしかすると移動に
なってしまっているかもしれないとおっしゃっていて心配でしたが変わっていなくてほっとしました。ところが休診で他の
先生の代行のためかすごく待たされてしまい午前中に心電図や血液検査は比較的スムーズだったのに、診察では2時間近く
待ってしまいました。担当された先生も気の毒でこちらもグッタリでしたが、しかたがありません。午前中の採血では
若い落ち着きのない看護士さんが危なげだったので心配だったのですが、珍しく失敗されて他の方に変わるということが
あり、ついていない一日でしたが、結果はOKでした。帰りに寄ろうと思った高山珈琲も調べたらここ数年店長の体調が悪く
時々休むのですが、この日も臨時休業となっていました。丸一日病院でつぶれて、午後時間があったらやりたかったことが
できなくなりました。