Reflections

時のかけらたち

熊野古道伊勢路 2日目 - 馬越峠 ③ ・・・ Magose-toge pass

2024-10-01 23:59:29 | wonderland

馬越峠を尾鷲に向かって下って行きます。

途中何度も水分を取り、休憩しました。


休憩時に写真を撮る余裕がありました。可涼園桃乙*の句碑は見過ごしたか、見てもわからなかったのか
写真が残っていませんでした。

*1852年、近江より熊野巡礼の旅に出た可涼園桃乙は、この地に1年程滞在し、地元の人達に俳句を教えました。
この句碑は地元の弟子たちが翌々年に建てたもので、「夜は花の上に音あり山の水」と記されており、ふもとで
夜桜見物を楽しんだ際に詠んだものと思われています。




途中、沢も渡ったり、濡れていた場所もあり、わら縄の滑り止めには助かりました。
緩んだのを結びなおしたり、最後には擦れて切れてしまったところもあったり・・


桜地蔵は今では桜の木はないそうですが、旅人が水を取り、体を休めたり、わらじを洗ったりした
小川の向こうに祀られていました。




中が暗くて頑張ったのですが、写りませんでした。







休憩するといつまでも寝転がって空を見ていたくなります。


もうすぐ終着点です。


尾鷲市街が一望できる展望台がありました。





馬越峠降り口に無事到着。



この小さな花があちこちに咲いていたのですが、スマホでうまく撮ることができませんでした。




馬越不動尊が祀られている不動滝へ









この先のトイレの奥に「大石」がありました。




人が立たないと大きさがわかりませんが、巨石です。



途中に休憩できるベンチがあり、おやつを食べました。
何しろ昼食は尾鷲に降りてからと思っていたのですが、3時近くになっていました。

峠入り口に8時、峠に11時に着いていたのですが、下りに異常に時間がかかっていました。
峠自体は3時間くらいと言われています。ガイドブックに書いてある時間の倍かかると思って
予定を立てないとだめですね。




馬越峠の反対側の登り口を振り返ります。












かき氷の旗を見た時に、ここに入るしかないと思いました。
おそらく、この旅行で一番おいしかった食べ物はイチゴのかき氷。懐かしい味。
今ではかき氷もおしゃれになりすぎて・・・

昼食にサンドイッチ。暑さでそれほど空腹感はなかったのですが、お昼食べなきゃという気持ちで。
友人は一切れだけ。その代わり出されたものは残さないタイプです。


尾鷲で新鮮な魚で昼食と思って計画を立てましたが、歩いたところにはそんなお店もなく、駅前にも
喫茶店もなく歩いていて初めてみつけた昔ながらのカフェに入ったのは正解でした。

尾鷲駅ももっと大きいかと思っていました。特急の停まる駅なのにね。

 

賀田駅には17:15に着くことができました。 17:11尾鷲発でした。
ホテルから送迎バスが17:30に来てくれるとのことでしたが、もう来ていました。


その名の通り、オーシャンビューホテルです。すてきなホテルなのにコロナ以降、人材が不足して
毎日は営業していません。そのために予定を1日ずらしました。

部屋からの眺めが素晴らしく・・







お茶をいただいてから、すぐ汗を流しに行きました。


夕食はここの海で採れたものばかりでとてもおいしかったです。
カマスを軽く表面を焼いたお刺身が珍しく、あまり食べることに興味のない友人もおいしいと
言っていたのでよかったと思いました。


くろむつの煮物がまたおいしかったです。


焼物の量もほどよく・・・




もうおなかがいっぱいだったけど、時間をかけてなるべく残さないようにいただきました。


予約するときに料理の数を減らしてほしいとお願いしたのですが、できなくて。
ここのホテルは食事を目的に来る人が多いと配膳の私と同じくらいか少し若い女性が話していました。
味噌汁ももう飲めないと断ったのですが、作っちゃったからと言って持って来ました。
大アサリと海老?でおいしかったです。

 


デザートは部屋に持ち帰らせてもらいました。

この日も疲れて部屋でネスプレッソを入れて飲んでからすぐ寝ました。

 

15,484歩  9.8km  ガイドブックだと馬越峠登り口から尾鷲まで5.2km

Sep.12 2024  Owase

コメント
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