ファビオ・ルイージの魔法にかけられたような
オペラの世界でした。
すべてが夢の中の出来事のように。
幸せに包まれるオペラ ファルスタッフ
フェスティバルってこういうリラックスした雰囲気なのね。
これは松本でなければできないことだと思いました。
ホテルからゆっくりと会場まで歩いて行って・・
メリハリのある指揮にオーケストラものびやかについて行って
オケは驚いたことに外国人も多く見られ、とても楽しそうでした。
サイトウキネンオーケストラは素晴らしかったけれど
それを自在に操り引き出したファビオ・ルイジは舞台の上までも
息がぴったりあって、こんなに一体感のあるオペラは
珍しいのではないかしら。
ソリストもそれぞれ素晴らしかった。題材も楽しかったし、
私の口元はずっと微笑んでいたと思う。
ファルスタッフはシェイクスピア最後のテンペストと似たような
イメージです。
こちらは小澤も見守った本番さながらのリハーサルの写真です。
ヴェルディ:オペラ ファルスタッフ
キャスト
サー・ジョン・ファルスタッフ: クイン・ケルシー
フォード: マッシモ・カヴァレッティ
フェントン: パオロ・ファナーレ
アリーチェ・フォード: マイテ・アルベローラ
ナンネッタ: モーリーン・マッケイ
クィックリー夫人: ジェーン・ヘンシェル
メグ・ページ: ジェイミー・バートン
パルドルファ: キース・ジェイムソン
ピストーラ: デイヴィッド・ソアー
ドクター・カイヴス: ラウール・ヒメネズ
夢のような音楽祭の夢のような組み合わせのオペラでした。
このアレンジをした小澤に感謝です。演出のデイヴィッド・ニース、指揮のファビオ・ルイージ、
舞台芸術も松本の合唱団もソリストたちも。
しかしながらサイトウ・キネン・フェスティバルの最後の機会に参加できたことは
とてもうれしかったです。来年からSeiji Ozawa の名前に変わると聞いて
どうして?と思いました。小澤征爾が主宰するサイトウキネンでいいと思うけど・・
私の至福の時は過ぎ去り、ホテルまでゆっくりと歩いて戻り、
ホテルで岩合さんの「ねこ歩き」ノルウェイ編を見て寝ました。
まつもと市民藝術館の入り口。
ホテルより思ったより近かったです。
この階段を上がったところでホールの入口があり、ワインのサービスがあり、おしゃれでした。
赤ワインをいただいて、2階席に向かいました。
Aug.20 2014 Matsumoto