“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

続・気分転換④~準1級の誤答練習問題(2)

2011-04-20 19:59:20 | 日記
今年度は年間日程が地震の影響でずれ込み、漸くしろねこの職場も始業式・入学式を迎えようとしています。
交通手段もかなり復旧してきたので、殆どの生徒が来れるようになりました。
しろねこの通勤手段が元通りになるまで、あと少しらしいですが、本当のところはあまり実感が湧きません。

さて、また前回に引き続き、

早稲田教育出版 2007年度版『出た順漢検ランキング 出題頻度順・完全トレーニング準1級』(2005年12月1日 改訂初版発行)

での、しろねこの誤答問題を列挙します。
今回は、第1回模試問題から。


●音読み
①【舵手】が巧みに船を操る。

《解答》
①だしゅ


●訓読み
①誤解を【惹】く行動。
②お湯を【杓】う。

《解答》
①まね
②しゃく


●表外訓読み
失点無し


●書取
①染めた布を水に【サラ】す。
②話の【ホコサキ】を転じる。

《解答》
①晒
②矛先・鋒先


●国字読み
失点無し


●常用漢字の書換
失点無し


●二字熟語・一字訓
①【斯の】・斯界
②【暢る】・流暢
③【碍える】・碍子

《解答》
①こ(の)
②とお(る)
③ささ(える)


●対義語・類義語
①懇切 ≒【ていねい】
②輿望 ≒【しゅうぼう】

《解答》
①丁重・鄭重(「丁」を迂闊にも「寧」と書いた)
②衆望(「輿」も「衆」も多いの意。「輿望」=世間の人から寄せられている期待の意)


●四字熟語
①【はふ】沈船
②【ひよう】走狗
③通暁【やかく】
④冷土【こうたい】

《解答》
①破釜
②飛鷹
③暢達
④荒堆


●同音・同訓異字
①雑誌が【テイカン】となる。
②二人は【アツ】い仲だ。

《解答》
①停刊(後回しにして解き忘れ)
②熱


●故事成語・諺
①舟に懲りて【コシ】を忌む。
②【リョウジョウ】の君子。

《解答》
①輿
②梁上


●文章題書取
①空には風あれども地は【シュクゼン】として声なく、…
②小高き広場に出たかと思うと、突然耳に入ったものは【ゲンカ】の騒である。

《解答》
①粛然(度忘れ。なぜか「淑」にしてしまった)
②絃歌(練習問題でも間違う、勘の働きにくい言葉)


●文章題読み
失点無し


…以上です。
こうして見ると、やはり自分の集中力や判断力の限界は、1級レベルでも準1級レベルでもあまり差が無いなと思います。
洗練していないところを整理して、兎に角復習を繰り返すのがベストでしょう。

次回は第2回模試問題から載せます。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
追記(訂正) (しろねこ)
2013-11-23 16:25:32
●対義語・類義語の
①懇切 ≒ 【ていねい】
は、解答を見ると

×【ていねい】
○【ていちょう】

でしたね。申し訳ありません。
返信する

コメントを投稿