ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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NRBQを聴きましょう!!

2002年04月14日 | カフェララル・私のお願い(音楽編)
◆NRBQを聴きましょう!!の巻(2002年4月14日)

ハイ、やってまいりました。

愛を唄って19年、夢を奏でて19年。

皆様に可愛がっていただいて、楽しい音楽人生を送らせていただいている幸せ者のMr.AOR斎藤誠の
その小さな小さな胸をまさに鷲掴みにした、
まさに音楽や映画の数々、皆様にご紹介していくコーナー。
カフェララルオーナーズルーム、オーナーおすすめの一品「私のお願い」でございますけどもね、、、

今私ね、19年なんて言いましたけども、それがどうしたってなもんですよ。
たとえばうちの先輩のバンドSASというバンドね、24年ですよ、確かね。
それからセンチメンタル・シティ・ロマンス、あれは30年近いと思いますけどね。

そこで今日皆さんにご紹介するアーティスト、バンドですけども、これに話が繋がってゆくわけですけども、
1969年のデビュー以来、その独自のスタイルを一切変えずに、実に33年間ヒット曲ゼロ!!(笑)たたーん♪(笑)
すごいって言っていいかどうかわかんないですけど、いわゆるショービジネスのメインストリートからちょっと外れた場所にいます。
しかも現在もその勢い衰えることを知らず。
まだまだ現役驀進中!!の奇跡のアメリカンバンド。

NRBQのご紹介です。

***

アメリカ中の、バーやクラブを回ってんのね。
でね、何十年も、レパートリーなんかも数え切れないに決まってるんですけども、
百戦錬磨のライブなんですよ。
確かにヒットはないけれども、彼らの曲をカバーする人は数知れず。
オールマンブラザーズバンド、ボニー・レイット、カーラ・ボノフ、ジョージアサテライツとね。

10年くらい前に、ローリングストーンズのベースのビル・ワイマンって人が抜けたんですよね。
その時に、誰にしようかって時に、あのミックとキースが揉めたんだって。
最終的には、有名なベーシスト・ダリル・ジョーンズが入ったんですけども。
その時、ホントはキースの方は、ここのバンドのジョーイ・スパンピナートっていうベーシストがいるんですけども、この人を入れたかったんですね。
何かホワーンとした、ちょっと正体不明なベースなんですけどもね。

このベースのジョーイ・スパンピナート、
それからキーボードのテリー・アダムスっていうのが中心に繰り広げられる、、
もうね、NRBQサウンドとしか言いようがない。他に例えようがない。

どんなサウンドかというとね、カテゴライズがまず難しいですね。

ポップスでしょ、ポップス+R&B+ロックンロール+ジャズ+カントリー+・・・そしてプラス特大のジョーク!

のごった煮って感じなんですよ。

つまり、なんかアメリカ(音楽)の十八番全部って感じなんですけども、
だからと言って、別に何も難しいことなんか、何もなくてね。むしろその逆で、底抜けに明るい。
そして気がつくと泣いちゃうっていうメロディ。ねーー。

私は、1996年のライブに行ったんですけれども、
2DAYS渋谷でやって、、1日目に見てきたディレクターがね、興奮してるわけ。

「サイトーくん、これ、行かなアカンで!」

・・大阪の人だったんですけども。

それで「え、そんな人知らないなー、NRBQなんて・・大体NRBQって何の略?」っつったら、
えーとなんだっけな、、、New Rhythm & Blues Quartett(注*最初オンエアでは、Quintetとおっしゃられていたようですが。)
・・・・とかいう、何かジャズっぽい名前なワケ。
だから、なんだジャズのバンドかなあっ?と。・・そうでは全然なくて。
ステージ見たらですね、ドラムとアンプとピアノとクラビネットというキーボード、それしか置いてない。
しかも、それよく見るとどっちから見てもね、見るからに現地調達のレンタル品(笑)。全然こだわってないの。
ね?それで何かもう、いきなり始まるわけ。

曲順も決まってない、なあんにも。
ドラムのやつがね「次の曲なんだーー!!」って聞いてるわけ、リーダーに。
だけど聞いてるうちに始まっちゃう。
もうそれからノンストップロックンロールショー、、だーーー!!!っといって。
どんなヒネクレ者でも、思わず笑顔になっちゃうんだよね。それが素晴らしい!!

それでね、まあとにかく気難しそうな人がいっぱい来てるわけですよ、やっぱりね。

ミュージシャンもたくさん来てました。
だけど、普段そういう難しそうなことを言いそうな人たちがみんなね、楽しすぎてね、大笑いしてね、泣いちゃうみたいな。
オレ、そういうライブは初めて体験したからね。

大事なのはですね、この人たち楽しいステージを30年やっていて、
今日もきっとアメリカのどっかのクラブで客席全員を幸せの渦に巻き込んでる、、
そういうことなんだと思うんですよね。
是非、皆さんに聴いてもらいたいと思いますけどね、

入門編としてはですね「Peek A Boo/The Best Of NRBQ 1969-1989」ていうね、
2枚組のCD出てますから、是非皆さん手にとっていただきたいと思いますけどね。
(注*ネット検索してみたところ、2005年現在廃盤という情報もありますが。)
これだけ私が話してもですね、この人たちの魅力の僅か1%も伝わってないと思いますけども。

だから是非こそ皆さん!!騙されたと思ってですね、聴いてみて下さい!できればライブで!
元気になります、楽しくてしょうがなくなります。
来日したら、何が何でも行って下さい!「私のお願い」!

というわけで、このNRBQ、泣き上戸カフェララルオーナー「胸鷲掴み指数」は10点満点の9点!!
こんなに素敵なら10でもいいくらいなんですけど、
私、興奮しとりますので、そこを差し引いて9点(管理人:・・・なんでっ(笑)?)でございます。

今夜は驚異のベテランロックバンド、アメリカの全てが詰まった奇跡のグループ
「NRBQ」をご紹介しました。

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