ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

ホール中に響き渡る

2024-06-16 | *小ネタ

本日16日(日)、神奈川県立音楽堂に行っていました


タイトルは、「神尾真由子/バッハ無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」

 

ヴァイオリニスト神尾真由子さん一人のみでの出演で、
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータの第1番から3番までの
演奏という、ちょっとマニアックなリサイタルだったんです


この中で、私が知っている曲というか、好きな曲は「シャコンヌ」のみです
全部で15曲(楽章のようなもの)なんで、
いわば、ほとんど知らない曲ばかりだったんです
知らない曲ばかりだったんですが、演奏は十分に楽しめるものでした


1000余名席数は、「チケット完売」「満員御礼」があちこちに掲げられて
人気のほどが伺われるリサイタルでした

 


音楽用語?で「ヴィルトゥオーソ」っていう単語を、たまに聞きます
「卓越した演奏能力者」とで言うのでしょうか・・・
音楽史を読んでいると、悪魔に魂を売った男・パガニーニや
ピアノでのパガニーニになると言ったリストなどに、この言葉がついて回っています

乱暴な言い方で簡単に言ってしまえば
「超高速で超越技法演奏ができる人」になるんでしょうか

日本ではあまり使われているのを聞いた事ありませんが
たまに聞く事もあります

NHKEテレ「クラシックTV」で、このテーマで番組を組んだ時
ヴァイオリン演奏で出演したのが、本日の「神尾真由子」さんでした

ヴァイオリン演奏の超絶技巧って、よく知りませんけど
シャコンヌの冒頭部では、弦2本同時に弾いての2音メロディーとか
弦3本を弾いて3音メロディーを奏でる譜面になっているんです
山なりに張られた4本の弦は、どうみても2本同時弾きが限度です
どうやって譜面の3音弾くんでしょうか?
それができる奏者なんで・・・・かも


本日の演奏について、神尾真由子さん曰く
「無伴奏のこの3曲は、ご詠歌を奏でているようなもんで、
聴く方もご詠歌を聴いているようなもの・・・」
「「シャコンヌ」になると、お客さんの盛り上がりが、やっと出てくる・・・」
と言っていましたが、
シーンとして演奏を聴いているお客さんです
盛り上がりを奏者は、どうやって判るのでしょうかネ?
空気でも変わるんでしょうか?

 

終演後、CD購入者向けサイン会がありました。長蛇の列ができていて人気のほどが知れます。あちこちのホールでサイン会の様子は見てますが

こんなに長い列は初めて見ました


神奈川県立音楽堂は、日本で初めて作られた本格的公立音楽堂だそうです

この秋、その「建設70年記念コンサート行事」があるそうです
神尾真由子さんは、その「開館70周年記念ガラコンサート」の
11月4日分に呼ばれているそうです

その中で、ヴィヴァルディの「四季」を演奏するそうです
彼女曰(いわ)く「この曲は難しいので、今までは断っていた・・・」そうです
NHKが「ヴィルトゥオーソ」と呼んだ彼女にも
得手不得手があって好き嫌いがあるなんて・・・・思ってもみませんでした

 

まぁ、室内楽での弦楽四重奏をソロで奏でる・・・って難しいのかも・・・・

何せ「四季」って、曲のイメージが強く出来上がっていますもんネ・・・・


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