ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

この人たちは何?

2017-01-14 | まち歩き
■ちょっと気になって・・・・出かけてきあした。
何せ、ミーハーな私ですので・・・・つい最近の「AERA」の広告を見たんです。「アエラ特選!絶対おいしい6銘柄」と銘打っていて、神奈川県の造り酒屋の名前が出ていました。

■神奈川って、美味しいお酒を作るどころか、造り酒屋があるイメージが全くありません。
まず、神奈川に造り酒屋があるんだ~~~から始まり、それが美味しい酒・・・・って信じられないのです。ネットで調べると、その造り酒屋は海老名にありました。横浜から海老名って、そんなに遠くないので、土曜日に行って見よう・・・・と相成ったのです。
■今から46年前。大学生時代の4年間。
実は「海老名駅」で乗り換えていたんです。周りは、小田急線の電車基地があるだけで、周囲は何もなくて、畑か田んぼだけのようなところでした。ネットで見ると、JR相模線(茅ヶ崎-橋本)の海老名駅が出てくるんですけど、昔、あったけぇ? なかったような気がするんです。今や、すごい繁栄です。「ららぽーと」とか大きなショッピングセンターがあって、人の行き来がたくさんありました。
■昔は「JR相模線」って、神奈川県内唯一、ディゼルカーの列車が走っていたんです。
何か懐かしくて、わざわざその線路沿いを通って造り酒屋に向かいました。駅から少し離れると、やはり畑や田んぼが多くて、相模線の線路も、未だ単線です。歩いて25分くらいでしょうか、目的の「泉橋酒造」に到着です。

■敷地内にある売店「酒友館」に行き、そこにいた女性に、見学ができるか聞いてみました。
月数回、有料の見学ツアーがあるが、今月は既に満員だとの旨でした。残念ですけど、お酒を買って帰るつもりで雑談をしていました。「AERA」の広告を見た事、神奈川県にも造り酒屋があるなんて知らなかった事、横浜から来た事・・・・・ そしたら「今日の見学ツアーに、1人キャンセルが出た」「見学するなら聞いてみる」言って、聞いて来てくれました。

■OKが出ました。
「酒造見学・試飲ツアー」参加となり、会費1500円を支払いました。午後2時開始時間まで1時間半くらいありました。ちょっと歩けば「とんかつ屋」があるから、食事してきたらと勧められました。空腹で試飲すると酔うから・・・・とも。
■ツアーは、全24名でした。
レクチャールームに集まり、プロジェクター映像での「蔵」のポリシー紹介がありました。参加者は比較的若く、それも女性グループもいくつかいました。皆、スマホとかデジカメとか、中にはデジ一眼で本格的に撮っている女性もいます。

■こちらの作り酒屋さんの特徴なんですが、
地元で酒造米を、農薬を極力使わずに作り、自分の工場で自家精米し、麹作り、もろみ仕込み・・・・お酒を絞るなどを、昔ながらの方式や道具で、現在にあった作り方をしているようでした。つまり今どきの蔵元と違い、手間暇をたくさんかけている・・・・・そうです。
何よりもの特徴は「純米酒」しか造っていない・・・・つまりお米だけでしかお酒を造っていない事でしょうか。

■そのため、見学はまず冬も水を張った「田んぼ」から始まり、その後、すごく背の高い精米機を見せられるのです。
説明はていねいで判りやすく、普通、見せないような部分まで見せてくれました。中には入れませんが「麹室」の扉を開けて、身近に麹棚が見れたりするんです。見学の時だけ作業が中断していて、見学が終わると、また作業が始めるようです。かなり普通の酒蔵見学と違っていました。

■酒蔵見学が済むと、先のレクチャー室に戻り、試飲が始まりました。
お酒に合う酒肴が準備されていました。この蔵のポリシーとして「食中酒」にあるそうです。食事中にお酒を飲むことで、料理が美味しくなり、お酒の「うまみ」が完成する・・・・・・ 酒だけを飲む・・・・と、一線を画すると明言しているんです。

■この見学ツアーの参加者さんたちは、何なんでしょうか?
やたら酒作りの専門用語が出てきたり、私が読めない酒関連の漢字をすらすら読むし、お酒と合うツマミの購入先を聞くし・・・・・ ちょっと普通の人たちと違うんです。この見学の後、蔵元直営の料理と酒を楽しむ直営レストランに2組6名が参加するそうです。料理はお任せで6000円と8000円の2コース、出てくるお酒の「ペアリングコース」が2000円と3000円するんです。何か私と違った世界に人たちに思えたのは、私だけでしょうか?

■帰りに私は3本のお酒を買って帰りました。
この頃よく遊びに行く画伯さんが、いつも美味しい銘柄酒を準備していてくれるんです。次回の時に持って行けるように、純米吟醸を1本買いました。仕事先の副責任者さんにも、辛口の純米原酒を1本、そして、自分用にも1本。重たくなるんで、今日はちょっと大き目のザックを、事前に背負って出てきました。

■最後に、精米してしまった米粉(こめこ)の話。
一番外側は「赤糠(ぬか)」で、俗にいう米ぬか。これは無農薬酒米を作るために、田んぼに撒いているそうです。精米率50%とか35%とかいうと、お米の食用部分の粉が3段階できるそうで、最近流行のモチモチ触感の和菓子や菓子パンやらになるそうです。茅ヶ崎市の給食に出て来る「米パン」も、この精米でできた米粉を使っているそうですよ・・・・・・


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