２日程前の１８日（月）夕方、関内ホールにいました
『Ｊ:ＣＯＭ横浜ｘＮＨＫ横浜Presents
「ＮＨＫカジュアルクラシックコンサート」』
タイトルに「カジュアル」ってある事でわかるけど、かなり気軽なクラシックコンサートだったんです
Ｎ響の弦楽４人を中心に、ボストン在住のピアニスト、ブラスオケ所属オーボエ奏者の６名編成でした
入場料は無料なんですけど、事前申込み～抽選だったんです
私は、ＮＨＫに申し込んで当選し、座席指定のチケットで入場できました
とは言え、座席は・・・・・・最悪でした
５列３０番・・・・舞台直前の平面床の最後部、右壁際の席
前席部の平面床最後尾なんで、前の人の頭が視界を遮っているし
舞台上では、右奏者の背中ばかりが大きく見え、チェロとビオラ奏者が隠れてしまいました
ただ、関内ホールは舞台が高いので、少しは救われるんですが、
見上げる形になるんで、首が疲れました
スマホを持ち上げて撮ったのが、この写真。目線位置では演奏場所は、かなり隠れます
まぁ、無料なんで文句は言えませんが、自腹を切るなら、絶対、買わない席ですよネ
何でまぁ、ちんたらと文句を言っているかって言うと・・・・演奏が良かったんです
バイオリン(１st､２nd)、ビオラ、チェロは、ＮＨＫ交響楽団の首席・次席で固めているんです
ＮＨＫ交響楽団の演奏って、実は、生で聴いた事ない私です
Ａ・Ｂ・Ｃプログラムがあって、公演回数も演奏曲数もとても多いんですが、
東京に行かなくちゃならないし、いかにもクラシックです・・・っていう通好みプログラムが多いし
何て言っても、オーケストラって、そもそも、チケット代が高いし・・・・・
Ｎ響は、日曜の夜、Ｅテレで見るくらいでしょうか
でも室内楽やらカルチャー講座なんかで、個々の奏者を聴く機会はあります
で・・・・今回は、いえ、今回も度肝を抜かれましたネ
とにかく、音量がでかい！
さりとて大味かっていうと、そうではなく、いい音を出しているし
アンサンブルが整っているし、小さな音になってもきれいなハーモニーが聴こえます
カジュアル看板なんで、
ディズニー映画とか「新世界」とかＮＨＫ番組のテーマ曲とかありました
「クリマス・ヨコハマ・スペシャル・メドレー」は、本来ならジャズ曲メドレーなんですけど
この日は、「クラシックメドレー版」を初公開したという話しですが・・・・
その中で、四季（ヴィヴァルディ）の「冬」が出てきた時は、鳥肌が立ちましたネ
迫力満点、さすがＮ響のクラシック・・・って思ったんです
ピアソラのリベルタンゴも良かったし・・・知っているお客さんは大喜びでした
迫力ある演奏を聴かせてくれたのは、この人たちです
ラストの曲でドボルザークの、リズムのりのいい曲の中盤頃に
１stバイオリンのＥ線が切れる事故が起きたんです
初めて見ましたネ・・・バイオリンの弦が切れるのを・・・
突然に演奏が、ピタっと止まって、１stバイオリンがステージ裏に行ってしまったんです
ビオラの人がすぐにマイクを持って、演奏者としてのドボルザーク感を話し出したんです
お客さんは、何が起こったか判らなくて、ホール全体が静寂に包まれました
私は前席だったんで、すぐ判ったんです・・・・切れた瞬間の小さな金属音を聴きましたから
それに、ガット弦ではなく金属弦を使っているのも・・・
そのうち１stバイオリンの人が交換弦を持ってきて、何と、ステージ上で交換し始めたんです
その頃になって、ビオラの人が「弦が切れたんです・・・」って説明を始めました
ＴＶでのオーケストラ放送で、バイオリン席の最後部にバイオリンが置かれているのが見えます
弦が切れると、後席の人のバイオリントと交換し、前の人は演奏を再開します
リレー方式でバイオリンを交換して行き、最後尾の人は、準備しておいた予備バイオリンで演奏するそうです
でも・・・話しには聞いているんですけど、実際には見た事ありません
まぁ、それにしても見事ですよネ
切れた時の小節で、全奏者がピタっと演奏が止まったんですから・・・
奏者は他の奏者の音を聴いているっていうのが、よく判りました・・・さすがプロ！
交換～チューニング後、
「中盤から再開するわけにいきませんので、最初からやり直します」 と・・・・
終演時間は、ちょっと遅くなりましたけど
クラシック好きな人たちは、大いに喜びましたネ
演奏者全員でお見送りしていました。クラシック好きなお客さんは、演奏もサービスも大喜びだったんです
とても思い出に残るコンサートでした
けど・・・・何せ、席位置が悪かった
結構、空席があったんですヨ
座席指定チケットをもらいながら、来なかった人が多かったようです
空いていた中央側のいい席で、聴きたかったなぁ～