ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

コンマスの仕事って

2023-10-31 | *小ネタ

う~うぅ~ん・・・今朝4時ちょっと過ぎに目が覚めてしまい・・・

早起きしてしまったんで、今になって、とても眠たい・・・・

 

昨日30日(月)に借りたばかりの本を読み始めているんですけど
面白く読み始めているんです

 

「ルフトパウゼ」というタイトルで、篠崎史紀氏の本

 

著者はNHK交響楽団の特別コンサートマスターです
「コンマス」という自身の仕事についてとか
生い立ちや経歴、ウィーンで勉強して思ったことや
「コンマス」という仕事をしていて、感じたことやらが書かれているんです
「自叙伝本」というか「エッセイ本」というか・・・どちらかと言えば後者でしょうか

「マエストロ(指揮者)」の本とか、「著名な奏者・ソリスト」の本は、それなりにあるんですが
日本の「コンマス」の本って、ほとんど無いんです
私が知る限りでは、写真集的な神奈フィル・石田泰尚氏の本があります
そんな中で、文字が多い「ルフトパウゼ」は、貴重な本かもしれません

 


今日のアップは、その話しの一部になるんですが
まだ読み終わったわけではないんで、「読中感想」というか、
いえ「読始め感想」になるんでしょうか
・・・と、言っても、引き写しになるんですけどネ

 

製本は丸背・上製本。クラシック関係本は並製が多いようですが、出版社が配慮したんでしょうか? 「ルフトパウゼ」って何かと思い調べたら

全ての楽器がある小節と次小節との間で「一瞬の間」をとる指示だそうです。「タメ」なんでしょうけど、何故このタイトルかは、今は判りません


そもそも「コンマス」の仕事って、あちこちに書かれているんで、そちらにお任せしますが、
篠崎氏は、更なる深い事を言っているんです

  ・・・楽譜には音符に対し、ここで必ず息を吸うタイミングがある
  全員の「呼吸と気」が揃わない限り、音は合わない
  「呼吸と気」を揃えるための合図を出すのが、コンマスのハンドパワー・・・

合わないと、何度も練習すれば合うと言うものではなく、
奏者各自の理解・認識と、共通認識を持たせなければ合わない・・・というもののようです

オーケストラ奏者の弾きたい気持ちを集められる事が重要なようです
私、ちょっとうまく表現できていませんネ

 

写真はNHK交響楽団ホームページから撮ったものです。使用楽器は、1727年製ストラディヴァリウス

 

日本のオーケストラ奏者の、コンマスに求めものは、
メンバーの先頭に立って、「引っ張る」ことを求められると言います


一方、本場ヨーロッパでは、「後ろを押さえる」ことがコンマスに求められるそうです
ヨーロッパの奏者は、指揮者以上にわがままで、自信?をもっていて
個人レベルで突っ走ったりノリすぎて、テンポが走ったりもするともいい
それを押さえる「技量・信用・威厳」が求められるようです
奏者が指揮者を嫌ったりノらなかったりすると、演奏はとんでもないもになるようで・・・
その結果、同じ演奏でも、当たり外れが激しい・・・と言われているらしいのですが・・・・

 


コロナ感染流行が下火になり、10月から12月にかけて
諸外国のオーケストラやら、指揮者の来日が目白押しです
多くの有名指揮者を迎え、日本のオーケストラでタクトを振るんですが
ゲストとして呼ばれるのがほとんどで、いわば、お客さま・・・
コンマスは、お客さまを迎えるホストとして・・・・忙しいようです

 

あちこちのオーケストラを聴き比べるいい機会なんでしょうけど、
そのチケット代があまりにもお高くて・・・

 

ただでさえオーケストラチケットは買えないのですが、

私には、この機会をいかすチャンスが一度もありません


残念ですよネェ~ ・・・・・