ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

横浜市民向き?

2021-06-07 | *小ネタ
今日のブログアップには「ネタバレ」があります


6月5日(土)昼頃、図書館に行って借りた本・・・・・・

面白くて、読み切ってしまったので・・・・・・今日は、その本の話しです


2017年6月発行 蜂須賀敬明著「横浜大戦争」というタイトル

ライトノベルなんだけど、図書館の分類は「ヨコハマ資料」とか「郷土資料」に分類されていた本

話しの内容は、実にたわいもない? ストーリなんだけど・・・・・
おそらく、浜っ子であれば、それも戸塚の「ドリームランド」を知る世代なら、
メチャ楽しめること請け合いです



私も、つい最近まで、横浜市に区がいくつあるか・・・・知らなかったんです
答えは18区なんですが、小説の中では、その18区に「土地神さま」がいるんです
話しは「現代」、2015年春から始まります

神奈川県にいる、25市の大神さまが集まった宴会席上での事
ひょんなことから、横浜市の「大神さま」が、自分の下にいる18区の「土地神さま」に、
戦争をやらせることにしてしまったんです

実は私、生まれは磯子区で、中区の高校に通い、大学時代は引越しで金沢区に住み、
一時、瀬谷区に下宿、結婚をしてから現在まで、◇◇区に住んでおります
横浜っていうと、多くの人は「港」を思い浮かべ、中区とか西区の情景を思い浮かべます
しかし、横浜はとても広く、いろいろな区があり、
隣り合っていても類似性が小さい・・・・てなこともあります

小説の中では、18の「土地神さま」は、擬人化(擬神化)されており、
その土地柄や、区が作られた年によって年齢や性格が違って登場するのです
その区の特徴からなる「神器」を持っており、それを武器として戦争をすることになります


「神々名鑑」より、「中区の神」「西区の神」を撮りました
ペルーが来て、横浜を開港して、今年で162年。横浜には歴史がありません
神々は歳をくうのが遅いのですが、各区の「地区神さま」は、それにしても若い。最も若い「青葉の神」は、まだ中学生です
横浜の歴史の浅さに合わせているのでしょうか?


この本には、地名などに脚注がついているので、横浜市民以外でも楽しめるようには作られています
が、横浜を知っている浜っ子でしたら、たくさん楽しめる? 小説なんです
人によって「うんうん、その通りだ」と言いったり、
それは「ちょっと違うぞ」てなことも感じるかもしれません
私なんぞ、ストーリーの中心が「何故、『保土ヶ谷の神』なんだ」と、納得がいっていません
まぁ全体には、当たらずとも外れてはいない・・・・てな感じでしょうか


保土ヶ谷区って、ほぼ、横浜の中心にあるんですネ

この本を楽しむには・・・・・手順があると思います

まず、巻末にある「神々名鑑」を読んでおき、それから本文を読むこと 
次に、新たな区が、どこの区から分かれて、いつ、新しい区が生まれたかを知っておくこと
最後に、各区の位置関係を掴んでおくことと
これで、ばっちし楽しめます
まぁ、ライトノベルですんで・・・・・・深く追求しないで、適当に楽しみましょう


区の成立ちで、兄弟・姉妹関係、家族関係、弟子関係がわかります

最後に、戦争をして大騒ぎしたペナルティとして
上位神から、公園の掃除やら草むしりを科せられて、作業しているのシーンになるんですが
この公園って、土曜日に、私が歩いた「横濱迎賓館」や「市長公舎」の道向こうの、大きな公園なんです
偶然でした
この上から、ごちゃごちゃした横浜中心部市街地が、一望に見えるんです

この続刊「横浜大戦争 明治篇」文庫版が、2021年5月に発行されています
こちらも読みたいのですが・・・・・
中央図書館で予約しようとしたら、16人待ちの予約が入っているんです

しばらくは、無理ですね・・・・・・