ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

食べれなかった和菓子

2012-11-13 | うんちく・小ネタ

昨日に続きまして、東京観光(谷中・根津・千駄木)の2回目です。

■羽二重団子のおかみさんから、すぐ脇にJRの線路を渡れる「芋坂」の跨線橋(こせんきょう)があることを教わりました。
何とこの小さな橋を渡ると、直接、谷中霊園の中なのです。ところがこの霊園、広い~広い~で、方角がさっぱり判らなくなりました。歩いても歩いても墓地ばかりが続きます。そうこうしていたら「徳川慶喜の墓」案内が出てきました。だいぶ方向違いで来てしまったようですが、折角なのでお参りしてきました。
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■ここから大きく逆方向に戻り、「夕焼だんだん」を降り、谷中銀座に入ったのでした。
Dscf19971_3商店街なのですが、すっかり観光地化されているところもあり、観光客目当てのお店がたくさんありました。それはそれとして、観光客の私には面白そうな場所がそれなりにありました。 【写真右:新しいもので「ちょんまげ」。和菓子屋さんの商品ではありません。蒸かしたサツマイモを裏ごしし、竹ヘラに巻きつけゴマをつけたものです。写真左下:TVでよく登場する肉屋さんのメンチカツも食べました。お店にはタレントさんの色紙が沢山飾ってありました。行列をして熱々を食べたのですが、個人的には「普通」かなって・・・・・・感想でした。】

Dscf19981■この頃にはお腹は一杯で、予定していた和菓子屋「むさしや」(豆大福が有名)他をスルーし始めました。
不忍(しのばず)通り辺りが最も低い場所で、そこから丘を登り旧安田邸に向かいました。探し当てたのですが休館日で、団子坂からまた不忍通りを横切り、丘を登り谷中霊園前を道沿いに右に降りました。ここらはお寺だらけの地域です。
■ここに「こごめ大福(豆大福)」の「岡埜榮泉」谷中店があります。
飾り気のない渋い(ちょっと古くてボロい?)店内は私好みでした。「保健所の指導がうるさいので・・・・」と店内で食べることはできませんでしたが、若い店員さんはたったひとつ230円の豆大福のために、丁寧に包んでくれたのでした。
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■この「豆大福」っていうのが、東京では何故か好まれているようです。
時折、雑誌などにも「豆大福」特集が組まれたりもしています。印刷会社に勤めていた頃も、後輩が講談社の前にある美味しい豆大福の店(文銭堂?)で行列までして買ってきてくれ、皆で食べた思い出があります。エンドウ豆と餡、ちょっと塩味を効かせた餅だけで作られている、たかだか大福なのに「豆大福ウェブ」があったりもします。そういえば先日発表のあった「ガチあま」(横浜のおいしい洋菓子・和菓子ナンバーワンを決める投票コンテスト)での優勝商品は「豆大福」でした・・・・・・・・
■この「岡埜榮泉」は、東京各地に店があるようです。
暖簾(のれん)分けで拡がったのでしょうか、よく判りません。家へのお土産には、帰る直前に上野駅前の明治6年創業を看板にした「岡埜榮泉総本家」で購入しました。

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■次にすぐ先の交差点を越した東京芸術大学交差点際に、寄り道をしました。
Dscf20131 「桃林堂」です。こちらではお客さん全員にお茶を出してくれていました。ほうじ茶に似た赤茶色のお茶です。豆を炒ったお茶でしょうか?  こちらでは「小鯛焼」を店内で食べました。希望するお客さまには抹茶を入れてくれるそうです。
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■この先、「猫町カフェ29」のある「あかじ坂」を抜け、また不忍通りを突っ切り根津神社に行き、上野広小路へと向ったのでした。
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■この間、いったい何軒もの和菓子屋さんをパスしたのでしょうか。この地域にはたくさんの和菓子屋さんや煎餅屋さんがあります。老舗と言われるものから庶民の街にあるような和菓子屋さん、そして手作り鯛焼き屋さんまであります。どれもこれも魅力的でしたが、やはり体調が良くないといけません。いつかまた訪れる機会があるかもしれませんが、その時はもっとゆっくりと楽しめることでしょう。