ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

子規庵と羽二重団子

2012-11-12 | うんちく・小ネタ

■ここ半月ほどゆっくりとした生活でした。
これが終わると、約半月強、連続的な勤務になります。18日間のうち、休みは3日だけです。この間、宿直は4日ありますが、日勤がつづくのも堪えそうです。まあ、完全ではありませんが、風邪の方も良くなっています。
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■日曜日に宿直が明けました。
午前10時頃解放され、そのまま本日午前中まで、東京観光に行きました。写真を撮るつもりだったのですが、天候も悪かったし、仕事の荷物やら弁当箱2個・着替えなど荷物も多くなったので、コンデジ撮影と相成りました。結果的には、2日間とも雨にたたられていますので、コンデジで良かったのでした。
■日曜日は、谷中~根津~千駄木近辺を徘徊しました。
今流行(はや)りの場所で、観光の人もかなりいました。月曜日は、下谷~根岸~上野近辺です。昼過ぎに家に帰りました。できればちょっとづつ報告にしたいのですが、先日の芝・浜松町近辺と同様に、途中で立ち消えになるかもしれません。
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■今回、一番の障害は、月曜日に多くの資料館や博物館が休館になることでした。
行きたい所がたくさんあったのですが、選択・切捨てなければなりませんでした。その中でいの一番で行ったのは、「子規庵」でした。驚きました。なんと「子規庵」は、JR鶯谷すぐのラブホだらけの地域の中にありました。
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■「坂の上の雲」を読んで、ちょっと影響されていたのですが、本郷か根津辺りに住んでいたのかと思っていました。
想像してた以上に小さな長屋でした。でも小さな庭もついていて、イメージにはあっていたのですが、とにかくとても狭い住まいです。35歳でなくなるまでの晩年、ここで病気に苦しみながら、花鳥風月を愛(め)でたのでしょうか。
■写真の部屋は6畳で、子規の病室兼書斎です。
この他に8畳と4畳半の部屋があります。ここに母と妹・律と住んでいました。 8畳の部屋には、高浜虚子、夏目漱石、森鴎外、島崎藤村、会津八一など多くの文人や友人らが集まり、近代文学の原点となった地なのです。 「坂の上の雲」に登場する幼馴染(おさななじみ)・秋山真之(さねゆき)も、ここにたびたび訪れたのでした。
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■その後、夏目漱石ら多くの文人が愛した羽二重団子の店に行きました。
190年近い歴史のある和菓子屋さんの、売り場奥の喫茶室の窓外には、池や竹を使った和風の小さな庭園がありました。団子は急須に入ったおいしい煎茶のセットでいただきました。
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■今回巡った地域は、江戸時代から賑わった地域です。
以前、品川宿の和菓子食べ歩きをしました。今回もそれなりの歴史のある和菓子を、食べ歩くつもりでいました。しかし風邪でお腹も下痢しており、1日目の午後早くにはリタイアしてしまいました。良さそうな和菓子屋さんがありました。食べ歩きができなかったのは、とても残念です。寺社もたくさんあるし、街並みもおもしろい地域でした。いつかそう遠くない日に、もう一度リベンジしたいと思っています。