金剛山に登った翌日は、大阪市内の美術館のお茶碗巡り。曜変天目と油滴天目茶碗を観る。まず、藤田美術館へ、こちらは日本で3つしかない曜変天目のうち一つがある。
3つのうち一つは、世田谷の静嘉堂文庫のもの、こちらの写真は実物を見て、絵葉書を買ったものだ。窯で釉薬が溶ける際にあぶくが湧いたように変化したもので、その変化が虹がかかったように輝くのが曜変天目だ。
こちらは、ウチ(自宅)の曜変天目、アマゾンで買ったイミテーションだ。入れ物は凝ってるが、あんまり曜変らしくない。
そして、藤田美術館へ、JR大阪城北詰駅のそばだ。暑い。
まず、曜変天目茶碗の説明。
そして、実物、写真はフラッシュをたかなければOKだ。もちろん国宝。
角度を変えて撮影。天目の周りの客は1,2名だけ、空いてる。
紫式部日記もある、こちらも国宝。
続いて、淀屋橋駅から歩いて(とにかく暑い)、東洋陶磁美術館へ。こちららは油滴天目がある。この展示の特長は、箱の中に手を入れると、別の茶碗があり、触って動かすと、油滴天目を触っているように感じるしくみになっている。国宝を触っているようで、なかなかだ。
そして、油滴天目の説明。一時期、あの豊臣秀次が持っていたことがあるそうだ。
相撲の陶磁器もある。
もう一つ、木葉天目、という天目も展示されていた。
曜変天目に、油滴天目、木葉天目、実物を見て感じるのは、やっぱ、曜変天目が一番上品だな。残りの曜変天目は、京都にあるらしい、機会があれば見てみたい。
以前、関西で3つの曜変天目が、会場は違うが、同じタイミングで見れたことがあるそうだ。その時、3つの曜変が揃ったクリアファイルが売り出されたそうだが、現在では、ネットでも売り切れになってる。一度揃って観てみたいものだ。