森吉山に登った後は、せっかくだからと、横手まで足を伸ばして、横手城へ。城跡は公園になっており、模擬天守が建てられている。
ここは二の丸に模擬天守(資料館)が建っている。昭和40年のもの、立派なお城風の建築物だ。
横手城は、戦国時代は小野寺氏の城、近隣の勢力と何度も戦を行っている。関ケ原では、西方についたようで、家康から改易され、佐竹氏が入った。一国一城例の時も例外で残った。
戊辰戦争では、あの庄内藩に敗れ、落城した。庄内藩、強かったからなあ。落城の様子を描いた絵図が残っている。
天守は二の丸、そこそこ展望もある。
トイレまで城郭風の建築だ。
大手門の跡。
本丸に登ってみる。本丸には秋田神社が建てられている。戊辰戦争の落城後、焼け残った木材を使って、供養のため神社を建てた。そのため、後の模擬天守は二の丸に建てざるを得なかった。
最後は、本丸と二の丸を結ぶあたりは、武者溜り。この城は昔は、石垣の代わりに土造り。城の周りには、韮(にら)が植えられていて、韮城とも呼ばれていた。韮って戦の時に滑るらしい。
横手城、30分ほどの登城でしたが、まずまずのお城でした。こんなのも積み重ねで、城郭検定の知識になるんだよねえ。