資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ゆっくり百名山~憧れのトムラウシ山に登山

2022年07月21日 | 登山&自然系資格とその活用

 今年の百名山のメインの一つ、北海道大雪山系のトムラウシ山に登る。クラブツーリズムの登山ランクでは上級コースになり、上級は初の挑戦になる。我々は、今回は昨年、十勝岳でお願いした会社に再びお願いして、個人ガイドを頼む。

 初日は、羽田空港から新千歳空港へ、JR特急で新得駅へ。そしてガイドさんの車で、東大雪荘へ。この宿が、トムラウシの基地だ。トムラウシの宿泊はここだけで、他にはキャンプ場や車中泊くらいだ。

 そして2時半に起床、3時にガイド車で宿を出発する、当然まだ暗い。ガタガタ道を30分ほど登る。

 ここが短縮コースの登山口だ。パラボラがあって、スマホが入るようになっている。車が何台も駐車している。もう出発しているんだろう。登山届を出して、4時少し前に出発。天候は曇り、ヤマテンでは、曇りで午前中時々晴という、期待する。

 1時間ほど登り、カムイ天上へ、カムイはアイヌ語で神だ。その上、というすごい地名なんだが、特に何もない。

 さらに1時間歩いて、コマドリ沢の分岐地点。この辺から高山植物がチラホラして来る。雨が降ると透明になる花、サンカヨウだ。

 そして沢を100mほど下る。コマドリ沢は、コマドリが鳴くそうだ。帰路に「ヒヒ~ン」と馬の声に似た駒鳥の声がした。なるほど、あれが駒鳥か。

 コマドリ沢は、雪渓がたっぷり残っている。途中から雪渓を歩く。辛いが、岩と違って歩きやすい。300mほど登り、雪渓の上に出た。

  

 次は、大岩だ。結構すごい悪路だ。このへんでナキウサギの鳴き声が聞こえてきた。だが姿は見えない。

 そして新トム平に到着。ここで行程の約2/3、ガイドさんによると、以前、ここで一杯一杯になって帰ってもらった人もいたそうだ。私はまだまだ大丈夫。

 森林限界を過ぎて、風が通り涼しい。さらに登って、トムラウシ公園を見渡す地点へ。

 トムラウシ公園という名称、私、初めは、公園だから管理事務所があって、有料な公園かな、でもこんな山の中におかしいな、と思っていた。自然の光景が素晴らしく、公園と名前がついているだけだ。

 この付近は、お花畑の大群落が広がっている。

 そいて、いよいよトムラウシ山直下へ。キバナシャクナゲやチングルマの群落だ。山頂直下で、ザックを置き、空身で最後の急登を登り始める。

 格闘7時間、トムラウシ山山頂へ。山頂は晴れて、周囲の山々が見渡せる。山頂で昼食、ガイドさんからカフェラテを頂く。30分ほどゆっくりして、感激に浸る。

 雲が途切れて、青空が見えてきたため、もう一枚。

 下りは、まず、キャンプ指定地でトイレブースを使う。そしてピストンだから、同じ道を引き返す。トムラウシ公園から、前トム平、コマドリ沢と、下る。コマドリ沢の下で大休止、ガイドさんに沢水を濾して飲み水を作ってもらう。

 コマドリ沢を一旦登り、再び下り始める。この下りが長い。山頂やコマドリ沢の大休止を含めると、下りも7時間、合計14時間の行程で、登山口りにゴールイン。登山口では、鹿の親子のお出迎えがあった。

 歩行距離19㎞、累積標高1,500m。登る前は、最後まで登れるか、心配だったが、無事登頂できた。これは自信になりそうだ。明日は、宿の温泉です。

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