宿泊したペンション、てんとうむしさんの車で、オグナほたかスキー場へ、ここからペンション宿泊者だけが入れる道を登る。そしてスキー場のかなり上まで連れて行ってくれた。標高は1650m、他の登山口に比べて、大夫得をした。
スキー場のゲレンデを登り始める。虫が多い。1時間ほどで、標高2040mの前武尊に到着。屋根付きの日本武尊さまがいらっしゃる。この山の信仰登山だ。
ここから尾根道に入る。登り降りが多い。笹藪が切り払われている、関係者に感謝。目前に独特の形をした、巨峰の川場剣が峰が見えるが、巻いて通る。
岩場が多く、落ちたら終わりの、緊張する箇所もある。2103mの家の串山に到着。
さらに尾根道を中の岳分岐へ、2144m。ここから山頂に向かう。
笹清水、三ツ池を通過し、さらに登る。
通過してきた、三ツ池、奥に剣が峰、家の串、中の岳の展望がいい。
日本武尊が山上に見え始める。おう、あそこが頂上かと登ったら、違っていた。
そして、10時20分、山頂2158.3mに到着。所要3時間50分だ。おや標識が変だ、武尊山の標識は上の山が三つあったが、真ん中が壊れている。下に破片がある。残念だね。
朝まだ早いせいか、頂上には誰もいない。山頂を一人占めし、昼食を頂く。パラパラの降りだしたため、慌てて、支度して下り始める。
下りは中の岳分岐まで同じ道を通る。そしてここからが武尊牧場に向けて、初めての道だ。ところが、この道、笹藪がすごい。かなりの部分がヤブ漕ぎになる。下山は段差がある場所もあるが、笹藪じゃこれが見えない、ストックで前を開けながら歩く。疲れるな。
降り始めてしばらくして、地図にも乗っていたクサリ場が2か所。これがすごい、ほぼ垂直の岩場もある。こんな岩場ははじめて、足場を探して慎重に降りる。
セピオス岳は、標識が見当たらなかった、通過して気が付く。三角屋根の避難小屋に到着。宿に迎えの電話をするも、繋がらない。15分ほど歩いて、やっと繋がった。
避難小屋から下は、快適な下山道だ。
そして、武尊牧場キャンプ場に到着。ここに、宿の迎えの車が待っていてくれた。休日になると車で一杯になるそうっだ。
ペンションに帰り、シャワーを浴びて、上毛高原まで送ってもらう。二泊したが、コロナの割引があり、1万円ちょっと、ずいぶんお安いな。
コースタイムは推定6時間。実績は、登山開始6時半、下山が14時で、所要7時間半だった。もともと私は脚が遅く、ゆっくり百名山なのだが、それにしても遅いのが、改めて気になる。濡れた登山道に、藪漕ぎ、苦手の登りが4回もあったためなのか。
途中であった登山者は2人、と寂しい登山だった。これで、百名山は、区切りのいい80座目だ。この夏、まだまだ登りますよ。