先日は、中小企業診断協会の「知のホットコーナー」セミナーに出席した。テーマは、「トラブル事例に学ぶMETI情報システムモデル契約の活用」、弁護士H氏のセミナーである。診断協会のセミナーは、安くて(千円)内容もいいのでなるべく出席するようにしている。
今回はIT業界の話。システムの契約トラブルの防止について、契約書を締結しない、請負と準委任の違いを認識しない、仕様が決まらない、などでの裁判事例が次々と紹介された。IBMとスルガ銀行の例もあった。そして、その対策として、モデル契約書の活用について話された。
私も、二十~二十五年前、ユーザーの代表として、大手企業のIT人と付き合っていたが、その実情は、二十年前とほとんど変わっていない。中小企業ならなおさらだと思う。
今回のセミナーで知った新しい言葉、「アジャイル契約」。仕様を決めないで作り、何度も改造して完成させる。最近は、ユーザーとベンダーは組合を作って、運命共同体として契約するそうである。 業界も少し変わってきたか。
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アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~ |
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