50代からの選択―ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか (集英社文庫 お 66-1)大前 研一集英社このアイテムの詳細を見る |
以下は、この本から。今の50代は恵まれている。だからリスクを取ってはいけない。ということで私の趣味「資格」のことも載っている。(P219)
(1)資格ではメシは食えない
50代のうちに資格を取り、定年後はこの資格でメシを食っていこうと考えている人がいるが、それはムリ。宅建は20~30代まで。公認会計士を50歳で取ったとする。経験の浅い65歳に依頼する人はいないだろう。司法書士もコンピュータ化で依頼は激減している。無理に取ることはない。
(2)50代に必要なもの
何といっても「資産運用」。メシは食えないが、資格で言うと、FP(ファイナンシャルプランナー)、年金アドバイザ-、そして社会保険労務士あたりか。
そういえば、今後のマネープランはしょっちゅう見直しする、在職老齢年金の限度額、健康保険や国民年金の保険料などよくチェックしている。50代には、資産運用の資格を薦めよう。
(3)起業
50代は余裕のある世代、だからリセットするのはいいが、リスクを取ってはいけない。NPOなどの社会貢献を含め、起業は、趣味の範囲で、というのが大前氏の持論である。
この本、50代の方に、これからの人生にとって、お薦めの本です。文庫本500円。