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資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

労働安全コンサルタントの学習その2機械による危険防止

2019年10月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 労働安全コンサルタントの学習、その2。機械による危険防止。ここは掘削など土木工学ならわかるが、機械工学の分野、実はちょっと苦手だ。

 そして、初めて聞く機械の用語が結構ある。プーリー、プレーナー、割刃、バフ盤などだ。プーリーとは、ベルトから受け取った動力をシャフトに伝達するための円盤状の部品、プレーナーとは、木材をつやつやに仕上げる加工の工具、割刃は、回転する刃を覆うカバーのようなもの、バフ盤は、表面仕上げの工程で使うが、柔らかい布の上に研磨剤を塗って回転させるもの。いろいろあるな。

 

 それに条文によって、特徴がある。例えば、労安法106条 切削くずが飛来し、危険がある場合は機械に覆い又は囲いを設けなければならない、但し作業の性質上困難な場合は保護具を使用させると作業ができる。一方、126条手押しかんな盤には、刃の接触予防装置を設けなければならない。とある。こちらは但し書きはない。

 つまり条文によって、但し書きがあるものとそうでないものがある。そして出題はこの辺のことを突いてくる問題が多い。と言う訳で、条文1つずつ、但し書きを確認して、覚えていく。もちろん短期記憶だ。試験が終われば忘れていい。(1月に面接があるから、その時にはまた覚えるないといけないけどね)同じような条文は、荷役運搬機械もたくさんある。ああ大変だ。

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労働安全コンサルタントの学習その1安全衛生管理体制

2019年10月17日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 10月末の労働安全コンサルタントの試験の法令学習、苦戦している。そこで、ある程度理解したら、このブログでまとめていきたい。

 法令の最初は、安全衛生管理体制。ここは何といっても規模と業種によって、選任すべき人が違う。総括安全衛生管理者、これはその事業所のヘッド、建設業なら100人以上、製造業なら300人以上の事業所だ。そして安全管理者は、50人以上。私も現役時代に、安全管理者講習を受けてこの資格を取得したことがある。50人未満は、20人以上で安全衛生推進者。現役時代、私の職場にもこの役が選任されていた。安全委員会は、衛生と束ねて安全衛生委員会とすることが多いが、建設、製造などは50人以上、それ以外の業種は100人以上だ。私も現役時代は、毎月委員会に出席していた、懐かしい。

 元請け・下請け混在事業場では、ヘッドは統括安全衛生責任者。隧道、圧気、狭い場所の橋の建設は、30人以上、それ以外の建設、造船は50人以上だ。下請け重層構造になっている業種になる。統括を選んだときは、建設業だけは、元請けは元方安全衛生管理者が必要になる。下請けは安全衛生責任者。もっと小さな混在現場の場合は、店社安全衛生責任者。20人以上隧道などは30人未満、それ以外の建設業は20人以上50人未満になる。ずいぶん細かいね。

 

 でもこの辺の数字、衛生管理者試験や、土木施工管理技士、管工事施工管理技士試験で、過去何度も出てきた数字だ。未だに覚えられないな。土木施工では上記のように、パワポでテキストまで作ってるんだがね。

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東京下町を救った土木施設

2019年10月16日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 ツイッターに台風から東京下町の洪水を救った施設が紹介されていた。民主党時代に廃止が騒がれた、八ッ場ダムと神殿のような中川放水路だ。

 八ッ場ダムは工事中、一昨年の5月、見学会があったため、群馬県まで出かけて行った。現在は試験貯水中だったが、1日で満水になった。群馬県の下流、埼玉県、東京都はどのくらいかわからないが、助かったはずだ。

 また、中川放水路は、地元市の防災会の見学で、訪問した。こちらは神殿のようだと評判の施設だ。当然フル稼働した。中川流域の水をポンプで江戸川へ排水する。このおかげもあって、中川流域の東京下町は救われた。

 土木工学出身者としては、久しぶりに、留飲を下げたね。八ッ場ダムの写真は一昨年の見学会、放水路の写真は、地元防災会の見学会の時のもの。 

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今年の1級土木実地試験問題

2019年10月11日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 

1級土木施工管理技士 学科試験 2019年版
井上 国博,速水 洋志,渡辺 彰,吉田 勇人
誠文堂新光社

 日曜日に今年の土木施工管理技士1級の実施試験が実施された。問題が公表されたため、少しコメントする。

 まず、第1問の経験記述は、品質管理。品質管理は、数値で表現できるため、課題設定、その実現のための検討、数値で実施結果を出し、評価できる。従って起承転結が比較的書きやすい管理だ。ただし、何を品質管理とすべきか、わかりにくい業態もあるが。幸い、私の受講生の練習問題は、よく書けていたから、結構いけるかも。

 第2問以降は、軟弱地盤の盛土、コンクリートの施工、盛土の品質規定と工法規定、車両系建設機械の安全管理、建設廃棄物、盛土ののり面保護工、コンクリートの打ち重ね、コンクリート構造物の劣化防止策、移動式クレーンのクレーン等安全規則、施工計画書だ。

 のり面の保護工以外は、過去問題もあるし、こちらも結構書けたんじゃなかろうか。ネットの情報でも、楽勝だあ・・などが多い。今年は当たり年になるかもね、発表は1月。

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労働安全コンサルタント2サイクル終了、しかし・・

2019年10月05日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 労働安全コンサルタント試験の学習が9月末で2サイクル目を終えた。1サイクル目はテキストを読んで過去問題集を解く。2サイクル目は過去問題集をもう一度解く。

 過去問題集の結果は、1サイクル目、正解167問/問題数245問=68.2%、2サイクル目、正解159問/問題数245問=64.9%、おや、2回目の方が下がった。そして、悪いことに、法令が57.8%から45.6%と、こちらもかなり下がった。おそらくは法令の条文がまだ身についていないんだろう。

 合格ラインは、産業安全+法令計2科目合計が60%以上、1科目でも最低が40%以上だ。これでは、産業安全+法令の合計も、法令もどっちも厳しくなってきたな。下手をすると不合格になりそうだ。この試験、国家試験だし、気合入っているから、落ちたくはないし・・

 試験は10月29日(火)、珍しく平日だ。あと1か月弱、よし、残りの期間は、不得意科目の法令に集中しよう。産業安全はもう心配ないし、これから得点をアップさせるのも難しい。得点アップは法令だ。幸い、10月はあんまり仕事も立て込んでいないし、技術士一次ももう学習はしないし。よし、やるぞ!!

 

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ようやく終わった1級土木の添削

2019年10月03日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 今年から1級土木の動画講座を開講した。学科と実地である。特に実地試験の受講生が予想よりも多かった。それはいいのだが、経験記述の添削が大変。面対講座で添削はかなり実績があり、平気だと思って開講したが、口頭じゃなく、通信は、添削結果を文章にしないといけない。これが意外に面倒なのだ。

 ちょうど締め切りが欧州出張と重なってしまった。向こうに行ってるときに、毎日のように添削依頼が来た。しようがない、夜中3時頃に起きて添削を始める。他の参加者の皆さんはサラリーマンだから仕事はない、私だけ夜は仕事だ。

 一般に、通信研修は面対講座と違って、途中で脱落する方が多い。、受講生全部が添削依頼をしては来ない。しかしそれでも30名近く、安全管理、工程管理、品質管理の一人3レポート、それに模試試験の添削で、多い人は合わせて4レポートを添削する。数えなかったが、全部で百枚近くかな。

 私の場合、レポートの評価は、A(合格ラインを超える)、B(合格ボーダーライン)、C(合格ラインまであと少し)、D(頑張りましょう)の4段階にする。もっともD評価は一人もいなかったが。 

 そして、技術的課題→検討内容→対応処置 の流れがきちんとしているか。技術的課題は明確か、検討内容は深掘りされているか、対応処置は具体的か、などの観点で添削する。ついでに誤字脱字なども指摘する。内容が不足の場合は、何を参照して追記すればいいかなども、アドバイスする。

 締め切りを設定してあるが、期限オーバーでも依頼が来る。しようがない、サービスですと言って添削する。そしてようやく終わった。1級の実地試験は今週日曜日だ。受験者の皆さん、頑張って!!

 なお、2級はまだ受付・添削してますからお間違えなく。

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労働安全コンサルタントは1サイクルを終了

2019年08月31日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 今年の秋から来年にかけては、労働安全コンサルタントの受験学習をしている。この試験は10月下旬に学科試験、2月に面接試験がある。まずは、学科試験対策に全力を出す。

 その1サイクル目が終了した。テキストと問題集、テキストは400ページ強、問題集は245問。1サイクル目の結果は、167問正解で正解率にして68.2%。科目別では、産業安全が74.2%、法令が57.8%であった。

 合格ラインは約60%、1サイクルで68%だから、まずまずだな。9月に2サイクルで目標は70%、10月の3サイクルで80%を目指す。なんでそんなに高い得点かって? 来年2月に面接があるからだ。言葉でスラスラ出てこないと危険だ。さて、明日から2サイクル目に入るか。

 

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1級土木試験の経験記述添削

2019年08月01日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 夏は、夏山に登りながら、ガス主任技術者試験の講座を中心に仕事をしている。スポット業務で、企業診断やエネルギー講座の改訂作業なども行う。そんな中で、今年から1級土木施工管理技士の通信添削の仕事が入ってきた。

 1級土木施工管理技士の実地試験は、土工やコンクリート、品質管理・安全管理などの穴埋め・記述式問題が中心だが、最初の2問は受験者の経験記述を書く。経験記述は、全部で30行近くも書く、小論文である。市販の問題集のコピペなどはすぐバレる。オリジナル性がポイントだ。

(経験記述の問題例)

 

 私は、この添削作業が好きである。指導のポイントは、土木技術の課題と解決策を織り込み、その現場のオリジナル性を重視し、所定の文字数で、しかもわかり易く書く。

 この添削は、動画講座を申し込まれている私の受講生からなんだが、面識などはない。メールでいきなり注文が来る。土木工事の場合は、現場現場で施工内容や施工方法が違うから、いわば注文生産だ。中には知らない工法も出てくる。こんな場合は、インターネットで工法の特徴を調べて、施工のポイントを把握してから、添削に入る。

 ところで、この添削がうまくなる方法はなんだろう、と考える。それはもちろん土木技術に詳しくなることが第一で、私は土木学会の正会員になり、月刊誌の購読で最近の業界動向を知るように努めている。それにもう一つ、いろんな分野の読書量と書き込み量が大きいのではないか。私の場合、読書が好きで、毎日ブログに書き込むから、こちらは半自動的に鍛えられる。

 受講生の皆さん、10月の試験に向けて、もう少しのガマンですよ、そうすれば合格ラインが見えてきます。

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労働安全コンサルタント試験の申込み

2019年07月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 

労働安全コンサルタント試験 重要ポイント&練習問題 第3版
テクノ・リアライズ
テクノ・リアライズ

 国家試験、労働安全コンサルタント試験の受験申し込みをした。国家試験のため、願書はかなり厳密だ。受験資格の証明が必要で、私は1級土木施工管理技士資格で申請。すると専門科目は免除になる。合格証書を探し出して、コピーし、裏に会社の証明を書く。私は従業員兼事業主だから、変な感じだ。

 そして、受験会場は、10月の学科が東京、1月の面接が、当日仕事の関係で大阪を選択。学科試験は学習中だから、おおよそ感覚はわかるが、面接はどんな感じになるか、想像もつかない。まあ、学科試験が行けそうなら、対策を考えるか。

 それに受験料、なんと24,700円だ。研修して免状をもらえるタイプの試験を除いては、一発試験では、今までで一番高額だ。何度も落ちれないな。まずは、10月の学科試験に向けて、コツコツと学習を続けていく。

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1級土木施工管理技士の実地試験講座

2019年07月08日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 7月7日は、1級土木施工管理技士の学科試験日だった。受験生の皆様、どうでしたか。また、私の学科動画講座の受講生の方、いかがでしたでしょうか。

 この試験の合格率は、学科が約50%、実地が約30%だ。合格率からみると、学科は比較的受験しやすい試験である。その分、実地は、今年の学科合格生が主体だから、結構厳しい試験だ。そして、合格後は、実際に土木の仕事をやっていれば、間違いなく優遇される。私は資格の書籍などを書いており、色々な国家試験を調べるが、土木施工管理技士は、オトクな資格だ。

 さて、7月7日の学科試験の合格発表は、8月20日。実地試験は、10月6日。合格後からの学習では、1箇月半ほどしか期間がない。合格する可能性の高い受験生は、学科試験の後、一息ついたら、実地試験の学習を始めたらいいでしょう。

 ここで、私のこちらの講座の販売促進を。過去10年分の実地試験の問題を分析して作成していますので、ほぼすべての出題範囲をカバーしており、きちんと学習すれば、確実に合格ラインをクリアできます。また経験記述も添削します。添削3問+模試の添削1問で計4問添削付きで9千円です。ご利用ください。

 

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労働安全コンサルタントのテキスト入手

2019年07月02日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 写真の労働安全コンサルタント試験のテキストと問題集を入手した。これから10月の試験に向けて計画的に学習して行こうと思っている。この試験は、産業安全法令と産業安全、それに専門科目からなっている。専門科目は特定の資格を持っていれば免除される。私は土木施工管理技士を持っているため、これで専門科目は免除だ。従って、法令と産業安全だけが受験科目になる。

 産業安全法令は14章のうちの最初の1章を学習する。安全衛生管理体制は、総括安全衛生管理者やら統括安全衛生責任者など、お馴染み、資格試験で何度も学習した内容だ。でも作業主任者などは結構細部の問題まで出題される。体制は復習になるがここまで法令テキストの約1/10だ。

 産業安全は初めて学習する。22章に分かれているが、1章は安全管理、2章は材料安全。1章は安全組織に安全活動、TBMやヒヤリハット、指差呼称が出てくる。2章は、材料の破壊、鉄鋼材料、高張力鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、応力ひずみ曲線、金属の摩耗など、大半は、ガス主任技術者試験の基礎理論の分野だ。ただしこちらの方が、やや深い。

 スタートは、土木施工管理技士とガス主任技術者試験と重複する内容であった。さて、これからどんな内容が出て来るか、チト楽しみである。試験の学習が他の学習と違うのは、「合格というゴール」があることだ。従って適度な緊張感があって学習できる。全体の学習内容を10分割して、現在どの辺を学習しているか、理解して学習すると、また違ってくる。来週は2/10の段階だ。何が出て来るかな、と想像しながら学習できるのも愉しい。

 

 

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フルハーネス特別教育その3

2019年06月11日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 フルハーネスの特別教育、インスタラクター教育を受けたあと、パワーポイントで資料を作成する。多くは動画会社が作ってくれたが、私も編集に参加。そして、フルハーネスやランヤードを購入し、自宅で実技の練習をする。

 いよいよ収録だ。特別教育の時間は、法令で厳密に決まっている。科目別毎にほぼピッタの時間に収録する。これ、結構難しい。そして教育時間は合計6時間だが、これを2日がかりで収録する。学科は、1分ほどに区切り、普通にしゃべりれる。しゃべりを間違えたら、その部分は再収録だ。

 問題は実技だ。自分で器具の説明をして、装着、使用方法、最後に点検を説明する。最後に通してもう一度装着をする。ハーネスの装着など簡単そうに見えるが、なかなか。ベルトが裏返っていたり、上下が逆だったりして、慣れないと、すぐには装着できない。装着例は20分ほどだが、収録に2時間半時間がかかった。汗も出た。

 図の最初は、第1章の表紙、2枚目は、イラストが入ったパワポ、そして3枚目は、一番難しい、フルハーネスを装着する高さの計算例、これ、何度も何度も確認して、自分で計算し理解できた。自分がわかっていないとカメラの前で説明しても、受講生は、講師がわかってないのがわかる。最後は確認問題、yes,noで答える簡単な問題だ。スマホのアプリで、チクタク、チクタク(時計の音)、ジャン、ジャン、ジャン(解答の音)と音を出す。これ、私の発案だ。遊び心を入れないとね。さて、講座も発売、これで、有機溶剤、石綿、振動工具と併せて4つ目の講座になる。どのくらい売れるかな。

 

 

 

 

 

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フルハーネス特別教育その2

2019年06月10日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 今日は、フルハーネスの実技の話をする。この特別教育には、実技の時間がある。もちろんビデオだから実際の実技は、受講生各自でやってもらう。講師はフルハーネス装着の実技をビデオで撮り、それを真似て受講生にやってもらうようにする。

 という訳で、収録用に教育の関連器具を購入した。まず「フルハーネス」。これはベルトとバックル(留め金)、D環からなる。ベルトは、胸、肩、腿とベルトがついてる。ちょっと見は、黒いベルトがうじゃうじゃあり、何だかよくわからない。従って、素早く装着するには、ちょっと慣れておかないとできない。

 次は、「ランヤード」、これは、フルハーネスと現場の支柱などとを結ぶ器具だ。このランヤードは、ロープの片方にショックアブソーバとカラビナ、もう片方にフックがついてる。カラビナもフックも安全装置がついていて、きちんと持たないと輪が開かない。

 私は、登山、それも岩山を登る時、安全のため、ロープを張って貰い、その間をハーネスをして、カラビナでフックを掛け、登ったことがある。フックは二丁掛けといって、二本のフックを掛け、一本を架け替えてる時でも、安全に行動できるようにする。この二丁掛け、慣れていないと、後ろの登山者が、イライラするため、素早く架け替える練習が必要だ。

 このフルハーネスも同じだ。しかも業務用のフックは大きく、重い。慣れるまではちょっと大変だと思う。実技のビデオ撮りのため、何度も装着の練習をする。装着の後は、点検も行う。

 購入器具は、他には、安全靴、昔サラリーマン時代には、現場に出る時用に、安全靴が貸与されていたが、退職と同時に、返却してしまった。従って、このビデオ撮りのために一足購入。安全帽は、防災用に管理組合からもらったものを使用する。それに作業衣、以前ある機会で、ワークマンで買った作業衣上下を使う。これで全部揃った。結構大掛かりな撮影になった。

(フルハーネス)

 

(ランヤード)

 

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フルハーネス特別教育その1

2019年06月09日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 話は2月に遡る。今、建設業界では、労働安全衛生法の改正で、安全帯が変わろうとしている。安全帯とは、高所作業で、万一墜落しても途中で安全に止めてくれる安全具だ。従来は、「胴ベルト型」が標準だったが、これがより安全性の高い「フルハーネス型」に変わる。フルハーネス型とは、腰や肩にもベルトをして支えるため、荷重が一か所に架からず、安全性は増す。落下して宙ぶらりんになると、従来の胴ベルト型では、圧迫されてあまり時間をおけないが、フルハーネス型は時間が延びる。安全性が増加する墜落制止用具だが、この使用に際しては、経験に応じて全員、特別教育を受けないといけない。これが大変なのである。

 私の契約している動画会社さんから、突然、すぐ特別教育の動画を作ってくれと注文が来た。何でも、教育が間に合っていないそうだ。2月から施行なんだが、教育機関がさばききれないほど受講生が来ているという。そしてその教育をするインストラクターは、公的機関で養成するが、このインスタラクター教育は来年3月まで一杯だそうだ。というわけで、急遽、教育ビデオを作ることになった。

 フルハーネスは、私は登山の時に、岩山でフックをロープにかけたり、架け替えしたりして登る訓練の経験があるため、さほど難しくはない。

 まず、自分がフルハーネス従事者の教育を受ける。こちらは東京都内で滑り込みセーフで受講できた。そして次のインストラクタ―になる人向けの教育は、空いている大阪の教育機関を見つけて、泊りがけで行って、教育を受けた。

 そしていよいよ、パワーポイントの作成。これはいいのだが、実技が問題だ。ビデオじゃ実技の代替にはならない。ビデオで実技の方法だけ示して、後は実際にやってもらうことにする。またフルハーネスの効果を収録するのに、ぶら下がり健康器を買って、ぶらさがるビデオを撮ることも考えている。

 しかし、法改正は時期がわかっているのに、なんでこんな風になるんだろうか。私は売上が増えるからいいけどね。

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防災士が急増しているそうな

2019年06月04日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 先日の読売新聞に載っていた記事、「急増する防災士、知識に期待」だ。しばらくぶりに防災士の記事を目にする。記事についている写真は、グループ討議の風景。私もこの討議に参加した記憶がある。

 

 記事の主なキーワードを拾ってみると、合格率98%、取得費用6万円最短2日間、取得年齢9~93歳、各地の研修はすぐキャンセル待ち、補助する自治体は44都道府県351自治体、資格は生涯有効、防災士会への入会は5%、ペーパー防災士、専門性高くない、合格基準を7割から8割へ。

 つまり、今、防災士は大変な人気だ。自治体から補助金がでるが、研修が満員でなかなか受講できない。しかし取得後は、特に義務もなく、ボランティア組織である防災士会への入会は取得者のたった5%。ペーパー防災士がほとんど。

 そして2日間の講習だけだから(以前は確か、通信教育も受講条件だったが、今はどうかな)それほど専門性は高くない。なんたって合格率ガ98%というから、ほとんど誰でも取得できるというものだ。これが逆に取得希望者が多い原因かもしれないが。

 分野は少し違うが、気象予報士などに比べれば、雲泥の差だ。予報士は数百時間の学習が必要だが、防災士はたった2日間、このため主催団体は、合格率を70%から80%へ引き上げるという。まあ、それは結構だが、これでどのくらいレベルアップするかな。

 私はもう10年も前にこの資格を受講して、取得したが、講師陣は当代一流の先生で、講義の質も高かった。またグループ討議は、発災後数時間の状態で、小学校に避難所を作る、さあ、どうするというテーマだった。これ、なかなか実践的で役に立つ内容だった。しかし、取得後は何もないため、だんだん忘れていく。記事の通りだ。

 更新制度も考えられるが、集合研修は、費用も掛かるし、手間だ。やるならFPのように、月刊誌に最近の情報と設問があって、ハガキで解答し、更新できる制度ならお手軽で、費用もかからないからお薦めだ。これで知識補充にもなる。

 この研修で思い出すのは、当時、社内異動や昇格の時期で、私から本人に電話し「内示」をする必要があったが、ちょうどこの研修の時間、休憩時間の度に、廊下から内示の電話をしていたっけな。

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