「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

リースの再生 / 年内最後のリースは航空母艦型でクリスマス・キャンドルのアレンジ@七里ガ浜 

2013-12-16 00:03:38 | 内装・インテリア
前回の記事に続き、今回もリースの話題。前回取り外されちゃったリースは、妻の手によりこのように再生された。前回取り外したリースのパーツに、過去に使われたさまざまなリースのパーツを加えて、新しいデザインのリースを作成。「残り物再アレンジ・リース」だ。これがまたなかなかの出来栄え。



しかし右スグ横に、また何やら新しい妻の作品が見える。

アンディ・ウイリアムスでHappy Holoday / Holiday Season♪(メドレー)



Happy holiday (happy holiday)
Happy holiday (happy holiday)
While the merry bells keep ringing
Happy holiday to you
(happy holiday happy holiday)

It’s the holiday season
And Santa Claus is coming around
The Christmas snow is white on the ground
When old Santa gets into town
He'll be coming down the chimney down
(He'll be coming down the chimney down)

楽しい歌だ。

さて、今回の新作も華やか。色とりどり。やや緑多し。



このような台座に載っている。



クリスマス向けのキャンドル・アレンジ。

妻が通うフラワーアレンジメントの教室で「ご自由な形に!」と先生に言われ、悩みながら作ったのだそうだ。



キャンドルの周りに、いろいろな素材が混じる。



全体的に低く、平らで、スクエアなつくりなのであーーる。



ほら、低く、平らで、スクエアでしょう。キャンドルだけがニュッと立ち上がって。



これを私は「航空母艦型フラワー・アレンジメント作品」と呼ぶ。



日米安保条約から最近の中国の防空識別圏設定問題までをも連想させるこの作品が、2013年を締めくくるのだ。お気楽なフラワー・アレンジメント作品に見えて、実は高度な政治的主張がある作品なのかもしない(?)・・・ということは絶対ない。



これもまた12月の自宅ダイニングを彩ってくれる。



航空母艦は、こうやって飾っておきましょうね。

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クリスマス・リース / マイケル・ブーブレでHAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS♪

2013-12-14 00:07:18 | 内装・インテリア
そんなシーズンです。またもや妻のフラワー・アレンジメント。月1回登場します。



早いですね。マイケル・ブーブレ。カナダ人。若いお兄ちゃんだったが、すっかりおっさんになって、ますます甘くなった。



Have Youself A Merry Little Christmas♪



From now on, our troubles will be miles away♪

いい歌詞だ。そして甘いメロディー。



赤に緑はこの季節の色。今年はブルーやシルバーではなく、レッド&ゴールドがはやりだとか。アベノミクスの影響?



でかい松ぼっくりも使う。



赤い玉に撮影している私が映っている。



もう一度でかい松ぼっくりを。



全体はこんなのです。



左右はぴったり同じ長さではない。左右不均等に吊るすのだそうな。



★☆★ Hang a shining star upon the highest bough♪と上のYoutubeのマイケル・ブーブレも歌っているでしょう?



我が家ではリースは1年間吊るしている。これは昨年の。これをはずして、再利用する。



再利用後の姿はまた後日ご紹介する。

はずす作業がちょっと面倒。これは私の仕事ということになっている。



とりつけ完了。



ほらね。左右不均等でしょう。これがいいのだそうです。

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寒い日は奮発して、スズキヤのラム特上使ってインディアン・カレー@七里ガ浜自宅厨房

2013-12-12 00:02:09 | 食べ物・飲み物
我が家としては珍しく高品質なラム肉でカレー。スパイスたっぷりで家の中は黄色くなりそう。



寒い休日。七里ガ浜住宅地は冷たい風が吹く。



海がぼや~ん。



肉以外の具材は西友七里ガ浜店で買って帰りましょ。

マンホールの「鎌」の字。



端正なお顔の名指揮者で。



ドボルザークの名曲を。ただし堂々たる第4楽章から。



うぉー、ドボルザークはクミンとターメリックとカルダモンの香りがプンプン!

・・・あっ間違い、東欧の香りがプンプンするのだ。エキゾチックだよね。

スズキヤさんのラム特上を解凍しよう。



肉の顔付を見てわかるかもしれないが、かなり高品質。



我が家としては珍しいのだ。いつもかなり安価な肉ばかり使っているのだが、今回は奮発。

高いお肉をカレーになんてもったいない、だって? そんなことはない。高いお酒、高い肉。みな、カレーに使えば、その分だけカレーがおいしくなる。

トマト。



立山はうまい。本醸造の中でもピカイチ。



ジンジャー&ガーリックのすりおろし。



タマネギをどんどん炒める。



ゆっくり炒めてタマネギが茶色くなったら、今度はトマトを入れて炒める。



水分がなくなってきたら、塩入れて、スパイス入れる。あれこれいろいろだ。



ドボルザークNo.9にふさわしい香り。崇高なカレー。

サッサとやろう、サッサと。でないとスパイスが焦げる。



水を入れて煮る。バターやマーマレードやはちみつやブイヨンやヨーグルトや立山。



甘くて辛い。カイエン・ペッパーがたくさん入っているからね。

ラム特上を塩 + 胡椒して養生中。とっても良い香りがする肉だ。リッチな味わいなんだぞぉ。ほんと、皆さん、一回これを食べてみなはれ。これぞ上質ラム。



だったら、オレにくれ。



頼む、それ、オレにくれ。



小麦粉。



大量のバターで焼くのだ。今回はカレーと一緒に煮ない。バターを小麦粉にしみ込ませ、しっかりと表面を焼く。リッチなフレイバー。



最後にカレーと合わせるだけ。

がははは。できちゃったもんね。とっても香りがよいカレーだ。



だって・・・

●サフランですっかり香りが高まったタイ米も、
●各種スパイスも、
●そしてバターが滲みこませ焼いたラムも、

みな、素晴らしい香りなのだ。



オレ、それがほしい。



ラム肉の通販はこちら ⇒ http://www.jingisu.com/
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日本経済新聞もかなり役に立つ@七里ガ浜自宅厨房 / 別冊NIKKEIプラス1

2013-12-11 00:01:51 | 本/音楽/映画
我が国を代表する経済紙日本経済新聞。

日経は、フィナンシャル・タイムズ紙と提携し、そのコラムの翻訳記事を日経本紙にいつも掲載している。その逆の出来事は絶対起こらない。国際的名声という点において、日経はまったくFT紙に及ばない。



記事内容の広さや国際的視点では、たかがここ四半世紀で成長した新興勢力のブルームバーグは圧倒的だ。日本経済についても、おそろしいほどの情報量を誇る。



老舗の通信社ロイターは、今も非常にグローバルである。その点では米ブルームバーグも英ロイターに及ばない。



ということで劣勢な日経だが、同紙は土曜日にいつも別冊「NIKKEIプラス1」をくれる。これがいいのだ。

ちょっと前の特集にこういうのがあった。「10分で手作りかんたん夜食」。

ほら、これ。ランキングは堂々第二位で355ポイントのキムチ&ニラの雑炊。



いわれるがままに作る。簡単。



溶き卵。どろーーっと。



できたさ。



ニラ4本とキムチ100gとダシ。ダシは和風だしを使うべきだろうが、めんつゆを9倍希釈で利用。600ccの水でつくる。溶き卵は2個分。ごはんは1合。それで2人分。

さすがNIKKEIプラス1で第2位。かなりおいしい雑炊。日本経済新聞も楽しみ方いろいろ。
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Microsoft Office Home & Business 2013を追加でPCに投入

2013-12-10 00:00:49 | モノ・お金
パソコンを買い替えざるをえなくなり、適当に買ったら、ワードもエクセルもパワーポイントも何も入っていないことに気付いた。



別途購入したOfficeの2013。

紙がパラパラと入っているだけ。分厚い取扱い説明書なんてものもない。



書いてあるとおり、Microsoft社のサイトにアクセスする。

書いてあるとおり、どんどん打ち込む。そしてダウンロード!!

あら、ダメだって。



電話しろ!と書いてあるので電話。コールセンターの優しいおねえさんが私に別途分けてくれた別のIDを打ち込む。

できた。セットアップ完了。



PowerPoint2013! うれしい。すでに2010の鮮明さや便利な機能を楽しんだけれど、2013は、いちだんとすごそう。



PowerPoint、私は結構得意なんだけど、2013は、まだなんだかよくわからない部分があるなぁ・・。
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大七を飲みながら為替相場の長期的転換点や最近の円安を振り返る@七里ガ浜

2013-12-08 00:03:34 | モノ・お金
下の画像は、昨年1月29日のこのブログの記事だ。画像のドル円相場がすごい。今と25円以上異なる。為替相場なんて株式相場と同じで短期的な売買で当て続けるのは不可能に近いが、長期的には非常に素直に経済ファンダメンタルズを反映する。どんなに海外から文句を言われようが、いつも輸出超過だった日本。為替相場の基調はニクソン・ショックから40年以上基本的にずっと円高だった。でもこの記事の少し前からその基調が変わった。ついに最強の貿易出超国が入超に転じてしまったのだ。いいことなのか、悪いことなのか。



そんな背景があり「そうなると、きっとここが転換点。今後は長期的な円安傾向をたどるのだろうなぁ」と考えて、私はその記事を書いた。今それを振り返って「アベノミクスなんて、その転換点のタイミングと勢いをつくるきっかけに過ぎなかったのだろう」と思う。なーーんて、湘南で福島の銘酒を飲みながら考えている。きもとづくりは美しいお酒の基本。



大七の純米だ。



私の新しいパソコンのキーボードをパコパコ叩く。



その後今年度に入り、英国の高額不動産(は買えないので、その)ファンドに投資する話を書いた。



Bloombergで為替相場を見よう。より興奮するのはドルよりもポンドの相場だ。ご覧のチャートはポンドの対円相場である。1960年代には1,000円以上したポンドは、その後40年以上下げ続けた。しかし近年ついにそれが底を打ったのだ。一番上の画像の記事を書いた日は、このチャートで言うと赤い矢印のところ。その後ポンドは対円で上昇を続け、現在は黄色の矢印のところだ。つい先日1ポンドが169円台を一瞬記録した。あまりに勢いがつきすぎて、そのうちポンドも一旦たたき落されそうだが、先進国の中央銀行の中で英国のそれは現在もっともタカ派(=引き締め)的であり、ポンドの堅調なトレンドはしばらく変わらないだろう。



ルール・ブリタニア♪ 英国的に華やかな曲だ。今年のBBCのPromsからいただいた。この曲ができたのは18世紀前半。英国は世界史上稀なポジションを築いて行く途上だったが、やがて他国に劣後する長い緩慢な下り坂に向かって行く。歴史の流れの中で翻弄されてしまうので、相当あとにならないと、人間はこうした歴史上の大転換点に気付くことができない。英国の誰もが自国が劣後していることに明確に気付くのは20世紀に入って少々経ってからだった。もっと短い期間になるが、為替、金利、株式の相場の大きな転換点も同じようなことが起こる。



まだ古風な12進法を採用していた頃の英国に出張した私の父が、英国から持ち帰り私にくれた1ペニー銅貨。そこに描かれたのが、英国の化身ともいうべき女神ブリタニアである。



それはともかく、ロンドンの高額な不動産も今や上昇基調である。「ロンドンのハイソな地区にある高級不動産の価格は成層圏内にあるが、いまだ世界の富豪を惹きつけている」との記事が先日のBloombergに出た。



日本風にいうと2LDKの古いマンション(と言っても日本と違い、相当な耐用年数があるので大丈夫)が10億円したりする。バブル気味なのだろう。しかしロンドンの高級な地区の不動産価格は独特で、英国の他の住宅価格指標とは相関係数が比較的低い。外国人による投資がかなり多いのだ。世界の富豪がこぞって買うのは、いつもそこだからだ。



ジャージー籍の個人向けロンドン不動産ファンドを以前少額購入したことは、すでにこのブログに書いた。その管理会社からは、決算報告書がこまめに送られて来る。非常にしっかりした管理で、見ていて楽しい。

不動産のポンド建て評価額 × ポンドの対円相場。つまり、ポンド建てのロンドンの高級不動産ファンドの円換算評価額よ、もっとあがれ!!(必死の叫び)
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パソコン買い替え: VAIOからHPのENVY20へ

2013-12-06 00:00:39 | モノ・お金
パソコンって、ゆっくりゆっくり、じわぁ~っとおかしくなって行く。

我が家のVAIO君もなんか変だな??と思うことがあった。そしてその後やっぱり相当変だと思うようになった。やがて時々いきなり動かなくなったりした。

パソコンをサクサク動かすようにする手だてはいろいろあり、やってはみた。しかしデジタル機器に疎い私にとって、パソコンの経年変化は頭痛の種。



ある日の早朝ついにVAIO君が止まった。私はそのまま家を出て、都心の仕事場に向かった。都心に向かう途中スマホをいじくりながら、新しいパソコンをチェック。オールインワン型で、独立したデカいPC本体がないモデルがいい。デジタル機器はインテリア的に嫌いなので、ミニマムなものにしてもらいたい。



そしたら適当なのが見つかった。ヒューレット・パッカード(HP)のENVY20。今年前半に出たモデルだ。スマホでAmazonを見て、価格チェック・サイトを見て、再びAmazonに戻りクリック!

VAIO君が壊れたその日の朝のうちにJR横須賀線車中でスマホで注文、同日夕方には自宅にHPのENVY20君が到着!!



タッチ・パネルで操作ができる。デスクトップ型しか家では使わないが、そのスクリーンがタブレットみたいなもの。ひょえー!



大島優子ちゃんだってHPなのさ。



しかしこの変更により、我が家のパソコンはVISTAからWindows8にいきなり変更となる。

困っちゃう、そんなの。

「簡単セットアップ」とやらで、アッという間にネットにつながる。接続にまったく苦労はないのであぁ~る。誰でも簡単にできる。説明書も不要なくらいだ。しかし、メールは私が使うプロバイダにはつながらない。スパッと勝手につながったメールは@hotmail.co.jp。それだけでは困る。



結局Windows Liveなんてものをインストールして、契約プロバイダのメール機能を復活。あー面倒な話だ。これ、驚く人が多いだろな。私だけか??



インターネットを開始。でも・・・あれ、お気に入りってどうすればいいの? お気に入りバーはどこから出るの? あれ? あれっ??



結局デスクトップから入った画面にしないと、お気に入りバーは出ないのね。どうしてこれ、分けないといけないんだろ。でも一旦スッキリした新しい画面構成を見ると、デスクトップから入った画面構成はどこかダサく見える。



これから長く付き合うことになるHPさん、どうぞよろしく。

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ユルユルな休日: イタリアン焼そばとネパール的砂肝@七里ガ浜自宅厨房 / 恋するフォーチュン・クッキー♪

2013-12-04 00:05:32 | 食べ物・飲み物
今日も平和な七里ガ浜。



我が家のオリーブは今年も豊作。だからと言って収穫するわけではない。

食べているのはこの子だけ。ちゃんと種は出す。



ユルユルな休日にはユルユルに楽しい音楽で、恋チュン♪

このヒット曲はずいぶん長持ちしたね。ホントに。さっしーはセンターを掴んだ。その後、ともちんもマリコ様も卒業してしまった。節目だな、この曲は。これでさらに大島優子ちゃんやこじはるが卒業したら、私はいったいどうすればいいのだろう?・・・って、どうもしなくていいが。たかみな、がんばって!・・・って・・・だから私が応援してもどうなるものでもないけど。



みんな、かわいいね。

そして圧巻は素人の総動員。皆さん、実にいいのだけれど、タクシー・ドライバーのおっちゃんがノリノリで、二度目に登場した時(Youtube開始後2:53頃)の動きに相当なキレがありお見事!

恋するフォーチュン・クッキー♪
未来は そんな 悪くないよ ヘヘイ・ヘェ~イ♪

いいわ、この歌詞。楽しいね。 カモン・カモン・カモン・カモン・ベイビー♪

本日も晴れ。



解凍中の砂肝。



なんてことはない。マルちゃんの塩焼そば。いつも安い。そしておいしい。でも本日はふつうにこれを作るわけではない。



マッシュルーム、アスパラ、ニンニク、唐辛子。これで作る。先日居酒屋で食べた焼そばがこんなのだった。イタリアン的にオリーブオイルでニンニクきかせて作ってあった。しかし麺は日本の焼そば。楽しい食事だった。



一方、こちらは砂肝用。



五香粉。早読みしている人はここらへんで頭がぐちゃぐちゃになって来たはずだ。

先日八ヶ岳山麓のネパール料理店で食べた料理を真似る。



これ(↑)がその料理店で撮った画像。

カレー粉を中心に相当たくさんのスパイスを追加。



塩コショウして、スパイスをなじませる。



英国製エールを飲む。これ、香ばしくて安くておいしい。西友なら500ccで298円だ。



さて、イタリアン焼そばに戻ろう。オリーブオイル + ニンニク + 唐辛子。まったくイタリアン。



皿を出しておく。



アスパラとマッシュルームを炒める。ちょっとだけ醤油を散らして炒める。



で、塩焼そばをザザザッとやって終了。



また砂肝に戻る。スパイスまみれの砂肝を炒める。



できた! ガッツリ系ランチ。イタリアン焼そば&ネパール的砂肝。



香ばしいぞ。ビールがほしいぞ。



これがまた不思議な魅力。ニンニクとオリーブオイル。マッシュルームとアスパラ。でもね・・・塩、コショウ、醤油の効いた焼きそば。



楽しい休日の簡単ランチ。いつもの食材で変わりダネの調理。

神奈川県は県全体で恋チュン♪を歌うのだ。黒岩知事まで歌い踊って、参加する。



神奈川県は、楽しいところ!
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「青天のへきれき」とジョニー・マチスの関係@七里ガ浜 When You Wish Upon A Star♪

2013-12-02 00:00:36 | 本/音楽/映画
到着したばかりのアルバム。まだ封も切られていない。



古典的ハリウッド音楽。歌うのはいつもとっても上品なジョニー・マチス。アレンジは映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニによるもので、彼のオーケストラが伴奏してくれる豪華版。1986年に発売されたアルバムで、当時私はこれをカセット・テープで購入したが、テープそのものはもうとっくになくなっている。

私にとっては思い出のアルバムなので再び聴きたいと思ったが、日本ではすでに廃番でAMAZONで探したら新品CDが7,000円ほどもした。米国だと12ドルくらいで今も売られているので、送料を加えても2,000円くらいで買えた。私は今も音楽はすべてCDを購入して聴いている。



貼り付けたYoutubeはこのアルバムの中の1曲だ。ジョニー・マチスはこの名曲を、確か2度録音している。1980年代のこれは新しい方で、私はこのヘンリー・マンシーニのアレンジの方が好きだ。ヘンリー・マンシーニは古い米国製インストルメンタル音楽(あるいは映画音楽)のど真ん中を聴かせてくれる。
ウォルト・ディズ二ー映画「ピノキオ」の主題歌 When You Wish Upon A Star♪



歌詞は歌手により細部が若干異なるが、ジョニー・マチスの場合はこの曲をこう歌っている。

When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires will come to you

If your heart is in a dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do

Fate is kind
She brings to those who love
The sweet fulfillment of this secret longing

Like a bolt out of the blue 
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dream comes true

問題は赤い字のところだ。このアルバムが1986年に発売された当時、私は英国に住んでいた。当時英国で購入したカセット・テープは歌詞カードなどついていなかった(27年後、米国から買ったこのCDアルバムもそうだ)。ジョニー・マチスはとっても聴きとりやすく歌ってくれる歌手だが、86年当時の私には、赤い字の部分の「bolt」を彼が何と言っているのかさっぱりわからなかった。

Youtubeで開始から2:06のあたりだ。繰り返し聞いても「bolt」があたかも「boat」のように聞こえ、意味が通じなかった。そうなった原因のひとつは、その後に続く「out of the blue」の意味が、当時の私にはわからなかったからである。暗い部屋の中で(外は曇天ばかりで室内照明も暗い家を英国では借りていたので)手元灯をつけ、あれこれ本を調べてやっとわかった。「blue」とは「blue sky」の意味で、つまり赤字部分の全体は「青天のへきれき」を意味するのだ。インターネットなんてない時代は何かと大変だったのである。



私は得意になった。「なんだ、そうなんだ。青天のへきれきって言葉のオリジナルは英語で、その和訳を日本人が明治以来使っているわけだ。夏目漱石あたりが最初にそれを訳したのだろう」と私は考えた。

自分の恥をさらすようだが、その時から四半世紀以上ずっと私はそう信じて来た。ところが! 真実は異なるのであった。日本語で言う「青天のへきれき」は中国の故事から来ているらしい。一方英語のそれはローマの故事から来ている。

どちらか一方が他方の訳というわけではなく、まったく別々に発生して現代に至る。そうした事実を、私はごく最近になって知ったのだった。



という長ぁ~いお話つきの古いアルバム。様々な年代の記憶は音楽とともに。

そんなわけでジョニー・マチスと言えば、私はいつも反射的に「青天のへきれき」を思い出してしまうのである。
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